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平安後宮の薄紅姫 物語愛でる女房と晴明の孫 /遠藤遼


平安後宮の薄紅姫 物語愛でる女房と晴明の孫 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2020年4月刊。
本の虫の女房が探偵役となり、青年陰陽師が持ち込む事件の謎を解く平安ミステリー。
平安京で起こる不思議な事件と源氏物語の共通項を見出し、興奮してオタク語りをしてしまうヒロインが良い。
日々のお勤めが聖地巡礼になるオタクは強いですね。

☆あらすじ☆
「平穏に読書したいだけなのに!」読書中毒の女房が宮廷の怪異と謎に挑む
怪異や難事件の最後の駆け込み寺・薄紅の姫。彼女に依頼が成立するのは、物語にまつわる品が差し出されたときだけ。薄紅は重度の物語中毒で、特に『源氏物語』には目がないというのだ。
——この異名が広がったのは、晴明の孫である若き陰陽師・奉親のせい。訪ねて来た彼に早く帰ってほしい一心で、物語知識を駆使し怪異の謎を解いたのが悪かった。薄紅を使えると判断した奉親は、言葉巧みにたびたび彼女をモノで釣っては謎解きにかり出すことに。
「また相談ですか? 私は読書に集中したいのでございます!」

以下、ネタバレありの感想です。

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呪われ陰陽師 賀茂斎の千年越しの憂鬱 /藤崎都


呪われ陰陽師 賀茂斎の千年越しの憂鬱 (富士見L文庫)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2020年1月刊。
非モテ陰キャ陰陽師(ただしイケメン)という、なんだそれ???なヒーローのキャラが楽しい現代ファンタジーでした。
前世で結ばれなかった元恋人が現世で再会する話でもあるんだけど、本人たちは転生の事実は知っていてもあくまで別人格の扱い。
ただし振られた女が男にかけた呪いだけは持ち越しているので、なんだか他人の修羅場の尻拭いをしているような雰囲気が。
その前世の話は期待していたほど掘り下げられなかったので、微妙に消化不良ではありました。
陰陽師ならぬ「まじない師」のお仕事ものとしては結構面白かったので、続刊での掘り下げに期待したいです。

☆あらすじ☆
前世の呪いで陰キャになった陰陽師。「大事なもの」を代償に望み叶えます!
毎夜悪夢にうなされていた女子大生・楓。十二単の姫が「憎らしい……」とさめざめ泣く夢だった。
あるとき友人の恋愛相談で、変わり者だが腕利きと噂のまじない屋を訪れると、出迎えたイケメン陰陽師・斎から「今度はどんな呪いを掛けるつもりだ!?」と追い返されてしまう。初対面でそれってどういうこと!? それは連日のあの夢が関係しているようで——?
前世の呪いで陰キャになった残念陰陽師が、大事なものを「代償」に望みを叶えてくれるとしたら!?非モテ陰陽師と呪いをかけた張本人(?)の奇妙なまじない事件帖!!

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陰陽花伝 天雲に翼打ちつけて飛ぶ鶴の /秋月忍


陰陽花伝 天雲に翼打ちつけて飛ぶ鶴の (富士見L文庫)【BOOK☆WALKER】

評価:★★☆☆☆
2019年10月刊。
男装陰陽師と検非違使がバディを組んで怪異に挑む平安風ファンタジー。
暗い感情に澱む人の心に切り込んでいく二人の活躍を描いた物語です。
主役二人の心情描写が少し粗く感じたかな?
1冊できちんと終わっているけれど、いまひとつ楽しみ方が掴めない作品でした。

☆あらすじ☆
あやかしがはびこる都を守るのは、凄腕の男装の陰陽師——
幼い頃に呪いをかけられた鶴丸は、男と偽り、陰陽師となる。出向先の検非違使庁で、鶴丸は少将の孝行を相棒にあやかしの事件に挑むことに! 女に戻れば死。陰陽師として競り負けても死。平安風陰陽伝記、開幕!

以下、ネタバレありの感想です。

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