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ダンジョン・ザ・ステーション /大泉貴


ダンジョン・ザ・ステーション (LINE文庫エッジ)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年10月刊。
怪物はびこる迷宮と化した新宿駅。
行方不明になった妹を探すため、迷宮へと乗り込んだ少年の冒険を描くファンタジーです。
変質した新宿駅構内の描写が面白かったし、主人公を取り囲むメンバーも個性豊かで魅力的だったと思います。
続刊予定のシリーズらしく、まさに冒険の始まりを描いた第1巻という趣。
今後に期待したいと思います。

☆あらすじ☆
迷宮と化した新宿駅で繰り広げられるダンジョンファンタジー、ここに開幕!!
迷宮主(イニシエーター)を名乗る謎の人物の宣言により、突如新宿駅は、底の見えない巨大迷宮と化した。
そこには駅員(ガーディアン)と呼ばれる危険な怪物も出現。
国は迷宮駅攻略のために探索員制度を制定するが、どうにも個性的な強者ばかりが集うように。
最強の殺し屋聖女、常に眠い魔法使い幼女、元救世主のステゴロヤクザ、謎多きアイテムコレクター。
そしていま、行方不明になった妹を探す少年が一人、混沌とした物語に足を踏み入れる。
迷宮駅の大いなる秘密をその手に携えて。
新宿駅で繰り広げられる果てしなき冒険譚が––ここに始まる。

以下、ネタバレありの感想です。

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友人キャラは大変ですか?/伊達康

友人キャラは大変ですか? (ガガガ文庫)
友人キャラは大変ですか? (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年12月刊。
「主人公」の「友人キャラ」であることを生きがいとし、そのポジションを涙ぐましい努力で守ろうとする「普通の」男子高校生の物語。普通ってなんだろう。
最初から最後までメタ満載で、お約束を守らなかったりキャラ立ちが甘かったりする他のキャラ達に主人公が内心でダメ出ししまくるラブコメでした。鋭いツッコミに笑うしかない。
せっかく「理想の主人公」と出会えたのに期待とは違う方向に転がっていくわけだけど、この作品自体がすごく「お約束」を守っている感じ。テンポの良さがとても楽しい作品でした。

☆あらすじ☆
出会っちまったぜ、俺の理想の主人公に!
俺の友達、火乃森龍牙。高校に入ってできた、気の置けない親友。龍牙の第一印象は、「アニメとかに出てくる主人公っぽい奴」だった。そしてその思いは、すぐに確信に変わった。まず、こいつは過去をほとんど話さない。で、よく授業を抜け出す。帰ってきたかと思えば、唇から血を流してたり、制服のあちこちが破けてたりする。そして龍牙の周りには常に美少女がいる。学園のアイドル、雪宮汐莉。剣の達人であるクールビューティー、蒼ヶ崎怜。謎の転校生、エルミーラ・マッカートニー。こいつらが龍牙の前に現れると、俺は非常に疲れる。それぞれが龍牙と絡むたび、「お、おいリューガ! どうしてお前が雪宮さんと知り合いなんだよ!」とか、「う、麗しの剣士である蒼ヶ崎さんが、わざわざ教室までリューガに会いに!?」とか、「エ、エ、エルミーラさん! リューガなんかのドコがいいんスかぁ!」とか、必死に騒ぎ立てる羽目になるからだ。……じゃあ何でやるのかって? それは俺、小林一郎が友人のプロだからだ。主人公の中の主人公、火乃森龍牙を支える親友キャラこそが、俺の生き様だからだ。
――ベストフレンダー小林が贈る名助演ラブコメ、開幕!

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勇者だった俺は幼なじみの執事になりました。/立座翔大

勇者だった俺は幼なじみの執事になりました。 (ファミ通文庫)
勇者だった俺は幼なじみの執事になりました。 (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年4月刊。
第16回えんため大賞東放学園特別賞受賞の作者による書き下ろしデビュー作。
タイトルそのままの主人公が、大事な幼なじみのために慣れない家事に奮闘したり、トラブル処理に奔走したりするラブコメファンタジーです。
ちょっと色々と粗い部分が気になったものの、主従な幼なじみカップルの可愛さを楽しめる作品でした。

☆あらすじ☆
魔族との戦争に終止符を打った勇者シリュウ。終戦から一年後――「すまんお嬢さま! また失敗した!」彼はキストリア家のダメ執事となっていた。当主は幼なじみの少女ソノハ。街で医者として働く忙しい彼女のため、またキストリア家唯一の使用人として、シリュウは執事仕事だけでなく家事全般を請け負うことになるが……戦いの能力ばかり特化したシリュウにとって家事は魔王を倒すことより難しいことだった――! 最強執事のファンタジーコメディ開幕!

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