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レベル98少女の傾向と対策 出屋敷市子シリーズ2 /汀こるもの


レベル98少女の傾向と対策 (講談社ノベルス)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2014年10月刊。
謎多き魔法少女(!?)のオカルトな日常を描く現代伝奇第2弾。
1巻に続き、内容的にも視覚的にも圧倒される薀蓄の量でした。
たまに勢いで目を通してしまうときもあるけど(情報量に酔いそうで)、とても面白いです。わけわかんねぇ!って思うことも多々あるけど、それも含めて好き。
そして市子は俗世から超絶した最強の美少女だけど、あまりにもピュアすぎて愛さずにいられません。あと心配なんだよ、色々と・・・!

☆あらすじ☆
国を護るため生まれ、能力を磨いてきた出屋敷市子。しかし中学生になり、その役目を終えた彼女は、護法である妖怪たちと共に父親の元へ。魔法力は、衰えつつあっても並のものではない彼女に持ち込まれるのは、難題ばかり。世間知らずの市子は、友人たちに呆れられながらも事件を通し、少しずつ成長していく。

以下、ネタバレありの感想です。

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浅草鬼嫁日記7 あやかし夫婦は御伽噺とともに眠れ。 /友麻碧


浅草鬼嫁日記 七 あやかし夫婦は御伽噺とともに眠れ。 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年9月刊。
最強鬼夫婦の転生ファンタジー第7弾。
馨の里帰り回です。
真紀に馨にしてあげられること、してあげられないこと。その両方を通して「真紀は本当に良い嫁だな・・・」と感動してしまうお話でした。
馨には真紀しかいなくて、真紀にも馨しかいなくて。
でも、それじゃあ、あの人の想いはどこにいくのかな・・・・・・
今後の展開がちょっと怖くなってきました。楽しみです。

☆あらすじ☆
そこは御伽噺の隠れ里。「最強の鬼嫁」夫婦を、幾つもの想いが待ち受ける。
狩人たちとの騒動を退け、無事に新学期を迎えた少し後。馨の祖父の訃報を受けて、真紀は法事へついていくことになる。訪れた九州の実家で、二人は地域にまつわる伝承と、夜毎屋敷をさまよう不穏な存在に遭遇し……?

以下、ネタバレありの感想です。

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むしめづる姫宮さん /手代木正太郎


むしめづる姫宮さん (ガガガ文庫 て 2-11)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年8月刊。
面白かった!
「悪い虫」に憑かれてしまった少年がお節介に奔走する、ちょっと不思議な青春物語。
「虫」の正体を探るなかで思春期の少年少女が自分の心に向き合う話で、土壇場で見せる主人公の頑張りがとても良かった。
普段はとても卑屈で矮小な少年なんだけどね。でも、誰かのために戦える人って格好いいですよね。

テーマが「昆虫と青春」ということで昆虫の話もたくさん出てきます。
虫が苦手な私ですら「虫って実は面白いのでは?」と思えてくる薀蓄の数々が楽しかったです。

解説役の虫オタクなヒロインがまた可愛いんですよ〜。
好きな分野の話になると饒舌早口になるタイプのオタクです。
主人公と揃って妙に小物っぽいカップルなんだけど、そこに愛嬌があってとても好き。

シリーズ化してほしいなぁ。楽しみに待っています!

☆あらすじ☆
一寸の虫にも五分の魂。それはヒトも同じ。
――宮城県宮城郡浦上町。そこは虫の魂が漂う不思議な町。時に虫の魂は未熟な思春期の若者の魂にひきよせられ、憑いてしまう。そんなとき、町の老人たちは、そっと若者に告げるのだ。「悪い虫に憑かれたら山の上の姫宮さんの所に行きなさい」と。
身も心も小さい有吉羽汰は、ある日突然、身の丈にあわない「おせっかい」をしてしまうようになってしまう。そのことを祖母に相談すると「……悪い虫さ憑かれたんだな」と姫宮さんのところへ行くように勧められるのだった。
だが、そこにいたのは昆虫のことが大好きなだけの、引っ込み思案の女の子で――?
セミの魂に憑かれ、五日おきにしか家を出られなくなった幼馴染み。
バッタの魂で集団化し、学校を支配し始めた女子ダンス部たち。
虫の魂による奇妙な騒動を、羽汰は虫好き少女姫宮さんとともに解決してゆくことになるのであった。
虫と人間、五分と五分の魂が巻き起こす、ちょっと不思議な青春物語。

以下、ネタバレありの感想です。

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