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呪われ陰陽師 賀茂斎の千年越しの憂鬱 /藤崎都


呪われ陰陽師 賀茂斎の千年越しの憂鬱 (富士見L文庫)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2020年1月刊。
非モテ陰キャ陰陽師(ただしイケメン)という、なんだそれ???なヒーローのキャラが楽しい現代ファンタジーでした。
前世で結ばれなかった元恋人が現世で再会する話でもあるんだけど、本人たちは転生の事実は知っていてもあくまで別人格の扱い。
ただし振られた女が男にかけた呪いだけは持ち越しているので、なんだか他人の修羅場の尻拭いをしているような雰囲気が。
その前世の話は期待していたほど掘り下げられなかったので、微妙に消化不良ではありました。
陰陽師ならぬ「まじない師」のお仕事ものとしては結構面白かったので、続刊での掘り下げに期待したいです。

☆あらすじ☆
前世の呪いで陰キャになった陰陽師。「大事なもの」を代償に望み叶えます!
毎夜悪夢にうなされていた女子大生・楓。十二単の姫が「憎らしい……」とさめざめ泣く夢だった。
あるとき友人の恋愛相談で、変わり者だが腕利きと噂のまじない屋を訪れると、出迎えたイケメン陰陽師・斎から「今度はどんな呪いを掛けるつもりだ!?」と追い返されてしまう。初対面でそれってどういうこと!? それは連日のあの夢が関係しているようで——?
前世の呪いで陰キャになった残念陰陽師が、大事なものを「代償」に望みを叶えてくれるとしたら!?非モテ陰陽師と呪いをかけた張本人(?)の奇妙なまじない事件帖!!

以下、ネタバレありの感想です。

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絶対城先輩の妖怪学講座12 /峰守ひろかず


絶対城先輩の妖怪学講座 十二 (メディアワークス文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年12月刊。
古今東西の妖怪の正体を、独自の視点から新たに描き出す妖怪学シリーズ第12弾。
まるでシリーズの軌跡を振り返るような展開で、最終巻にふさわしい内容だと思います。
派手に盛り上がっていた前巻ではなく、身近な存在である「猫」をテーマにした話がラストだったのは、『妖怪』という存在に向き合ってきた本作らしいなと思ったりして。

☆あらすじ☆
傍若無人な黒衣の妖怪博士・絶対城の活躍を描く伝奇譚、第12弾!
『真怪秘録』をまとめる中で、妖怪学の限界を感じたという絶対城。熱意を失った彼は、文学部の非常勤講師として妖怪学を教えてくれないか、という織口からの誘いも断ってしまう。
そんな中、礼音が何者かに狙われていることが発覚。大切な人を守るため、事件の調査に乗り出す絶対城だったが、一方で、その一件の解決をもって妖怪学徒を廃業するとも宣言し——。
猫また、猫ばば、五徳猫。事件の鍵を握るのは『猫』!?
絶対城阿頼耶、最後の事件!

以下、ネタバレありの感想です。

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おとぎ草子、よろずお届け処 従となるは美しき犬神 /仲村つばき


おとぎ草子、よろずお届け処 従となるは美しき犬神 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年12月刊。
激重感情をぶつけてくる病的な男子が好きな人、読もう?

父の失踪によりあやかし専門運送会社を引き継ぐことになった女子大生が、父を探しつつ、アヤカシたちに届け物をしていくお仕事ファンタジー。
様々なおとぎ話がモチーフとなっていて、お仕事を通して自分を見つめ直す主人公の変化と成長を描くお話です。

そしてこれ主従モノなんですが、従者となる犬神くんがネガティブ方向に面倒くさい人(ぶっちゃけメンヘラ)だったので、そういうのお好きな人にはぴったりだと思います。私はお好きなので大変楽しかったです。

思わず変な勧め方してしまったけれど、あやかし系お仕事ものとしても面白かったよ!シリーズ化してほしいなぁ。

☆あらすじ☆
「今日から僕は、あなたの従者です」犬神が押しかけ従者になりまして。
父が失踪し、母は倒れ、どん底の年末を迎えた桃華。さらに父の経営する「よろずお届け処」は、あやかし相手の運送会社だった。残務処理を手伝う桃華はあやかしに襲われて、成り行きで犬神と契約することに!?

以下、ネタバレありの感想です。

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聖女の、妹 〜尽くし系王子様と私のへんてこライフ〜 /六つ花えいこ


聖女の、妹 ~尽くし系王子様と私のへんてこライフ~ (アリアンローズ)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2017年3月刊。
『どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。』が面白かったとブログに書いたら、こちらもどうぞとオススメされたので読んでみました。
こちらも面白かったです!

姉を失った心の傷を抱える女子大生と、彼女の部屋に飛び込んできた異世界の王子様。
二人の奇妙な同棲生活を描く、1DKの異世界交流で魔王討伐な日常物語です。

逆異世界召喚ラブコメとしても楽しませてくれるくせに、人の心の弱さやズルさの描き方が絶妙に上手くて何度も心を刺されました。
減らず口を叩きまくる主人公も、一見従順にみえる年下王子様も、どちらも良キャラすぎる。
話が進むにつれてどんどん切なくなるんだけど、同じくらいニヤニヤしちゃった!楽しかったです。

☆あらすじ☆
ある日ごくフツーの大学生・翠の前に、奇抜な服装の美少年が現れた!
アルフォンスと名乗った彼は、なんと異世界の王子様。魔王を倒す力を求め、聖女を探しにやってきたという。
「貴女様が聖女様であらせられますか?」「はぁ? ただの女子大生デスケド」
行く宛のないアルフォンスに押し切られ、料理・洗濯・掃除をこなすことを条件に、期間限定の同居を許した翠。彼が元の世界に戻るためには『魔王の倒し方』を手に入れるしかない。そんなものあるはずが……と頭を抱えた矢先、発売されたばかりのゲームの主人公が「アルフォンス」だと知って――!?
ずぼら女子と尽くし系王子様のへんてこ同居ライフ・コメディが登場!

以下、ネタバレありの感想です。

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誰も死なないミステリーを君に2 /井上悠宇


誰も死なないミステリーを君に 2 (ハヤカワ文庫JA)【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年8月刊。
死の予兆から謎を推理し、誰も死なせないために奔走する男女二人を描く青春ミステリー第2弾。
今回も面白かったです。
横溝正史オマージュが多く、遺産相続と「神隠し」を巡る骨肉の争いにワクワクしてしまいました笑

☆あらすじ☆
人が死ぬ予兆がみえてしまう志緒のため、僕は、その死を防いできた。高校生の時から大学生になった今も――
志緒の友人、獅加観飛鳥に“死線”が現われた。幼少期に故郷で“鬼”に追われて神隠しにあった経験を持つという飛鳥には、いまの莫大な財産の相続話が。そして獅加観家の一族――言動不可解な芸術家、軽薄な私立探偵、狐面をかぶる医者にも死線が……僕は死を止めるため、策略を発動する。優しい嘘をつきながら…。
青春ミステリ・シリーズ第2作"サトシオ"、悪魔的な華麗なる一族に挑む!

以下、ネタバレありの感想です。

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誰も死なないミステリーを君に /井上悠宇


誰も死なないミステリーを君に (ハヤカワ文庫JA)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2018年2月刊。
「回避可能な死の未来が見える」という不思議な能力を足がかりにして、誰も死なないように奔走する男女を描いた青春ミステリー。
「死」という結果を防ぐために仕掛けられる逆転のアプローチが面白い作品でした。“安全なクローズド・サークル”とかね。
誰も死なせない。誰も殺させない。そうすれば、きっと全てを救うことができるはず。
そんな、主役コンビの徹底した優しさがとても好きです。ふたりを繋ぐ信頼の絆も素敵だった。
2巻もすぐに読みたいと思います。

☆あらすじ☆
自殺、他殺、事故死など、寿命以外の“死”が見える志緒。彼女が悲しまぬよう、そんな死を回避させるのが僕の役目だった。
ある日、志緒は秀桜高校文芸部の卒業生4人に同時に“死”の予兆を見た。“そして誰もいなくならない”ため、僕は4人を無人島に招待、安全なクローズド・サークルをつくった。だが、そこに高校時代の墜死事件が影を投げかけ、一人、また一人と―
これは、二人にしかできない優しい世界の救い方。

以下、ネタバレありの感想です。

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