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茉莉花官吏伝11 其の才、花と共に発くを争うことなかれ /石田リンネ


茉莉花官吏伝 十一 其の才、花と共に発くを争うことなかれ (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

シリーズ第1巻の感想はこちらから

評価:★★★★
2021年11月刊。
新章スタート!
活躍しすぎて「絶対に失敗する任務」を与えられた茉莉花。
異国の傭兵学校への潜入調査という、聞くだけでワクワクする展開が始まりました。とても面白かったです!

☆あらすじ☆
絶対に失敗する仕事を成功させろ――。難関の傭兵学校に茉莉花が潜入!?
破竹の勢いで手柄を立てる茉莉花が、嫉妬という名の“やっかいごと”に巻き込まれないよう珀陽が次に出した課題は――山に囲まれたバシュルク国への潜入捜査!!
その首都は難攻不落な要塞都市として知られており、どんな間諜でも手に入れられなかった機密情報を掴むという任務を与えられた茉莉花は、傭兵学校に生徒として潜り込むことになるが!?

以下、ネタバレありの感想です。

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蟲愛づる姫君 後宮の魔女は笑う /宮野美嘉


蟲愛づる姫君 後宮の魔女は笑う (小学館文庫キャラブン!)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

1巻の感想はこちらから

評価:★★★★
2021年5月刊。
蟲と毒を愛する姫君と壊れた王様の日常を描く中華ファンタジー第七弾。
今回から新章スタート。
主人公夫妻の子ども達が本格的に動きはじめました。色んな意味でばっちり二人の血を引いてますね。

☆あらすじ☆
オトナになった姫と子供たちの新章スタート。
 毒蟲と蠱毒をこよなく愛する変わり者の「蟲愛づる姫君」こと玲琳。彼女と魁の国王・鍠牙が結婚しておよそ八年の月日が流れた。ふたりの間に生まれた双子の王子と王女の五歳の誕生祝いの宴席に、玲琳の姉である斎帝国の女帝から様々な贈り物が贈られ、中には人の未来を予言できる占い師の紅玉という女性もいた。
 紅玉は様々なことを言い当て、すっかり双子のお気に入りに。しかしその直後、魁の都では謎の獣に人を喰う怪事件が頻発し、玲琳は事件解決に乗りだすのだった。調べてみれば被害者は全員犯罪者で、玲琳は何者かが明確な意図をもって特定の人物を殺害しているのではないかと疑う。一方、占い師の紅玉は、次の被害者が玲琳の双子たちだと予言し、王子王女を救いたければ自分の言うとおりにせよと王宮の人々を脅すのだった。
 子供たちを溺愛する鍠牙は、敵を捕らえるために後宮に兵士を配して警戒する。しかし玲琳はといえば、我が子なら災厄程度は自力で退けられるはずだと、子供たちに護身術を教えるマイペースぶりで……。
 世にも奇妙な夫婦の物語が、個性最強な家族の物語にパワーアップ! 極上中華風ファンタジー、新章突入!

以下、ネタバレありの感想です。

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茉莉花官吏伝10 中原の鹿を逐わず /石田リンネ


茉莉花官吏伝 十 中原の鹿を逐わず (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

1巻の感想はこちらから

評価:★★★★
2021年5月刊。
白楼国から仕掛ける侵略戦争が始まるのか否か。
岐路に立たされた茉莉花が、また一つ変化を迎える第10巻でした。安定して面白い!

☆あらすじ☆
珀陽の次なる課題は――北国をひっかきまわすこと!? 立身出世物語第十弾
茉莉花の度重なる活躍で、本人の意思に反し白楼国には侵略戦争への機運が高まっていた。
そんななか、大逆罪で囚われていた珀陽の叔父・仁耀が脱獄。
茉莉花の師、子星にまで手引きの容疑がかかる。
かつて仁耀と共謀し、珀陽の命を狙っていた黒槐国が関わっている可能性を考えた珀陽は、茉莉花へ黒槐国に行き仁耀がいるか確かめてほしいと命を出し!?

以下、ネタバレありの感想です。

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茉莉花官吏伝9 虎穴に入らずんば同盟を得ず /石田リンネ


茉莉花官吏伝 九 虎穴に入らずんば同盟を得ず (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK⭐︎WALKER】

1巻の感想はこちらから

評価:★★★★
2020年11月刊。
叉羅国編クライマックス。
ラーナシュの訪問から始まった一連の騒動の最後を飾る茉莉花の活躍がとても良かったです。
Izumiさんのイラストもどんどん魅力的になっていくなぁ。

☆あらすじ☆
茉莉花vs珀陽!? コミカライズも絶好調! 立身出世物語第9弾!
分裂の危機にある叉羅国が他国に攻め込まれた!
急ぎ帰国命令の出た茉莉花に、ラーナシュは白楼国の皇帝・珀陽の力を借りたいと頼む。
だが、旨みのない同盟は結べないと珀陽はきっぱり拒否。
文官と個人の間で揺れ動く茉莉花の心を見抜いた珀陽は『ラーナシュと暁月の違い』の話を茉莉花にしたあと「私を、文官として負かしてみてくれ」と告げ!?

以下、ネタバレありの感想です。

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蟲愛づる姫君シリーズ4〜6巻 /宮野美嘉


蟲愛づる姫君の純潔 (小学館文庫キャラブン!)【Amazon】【BOOK⭐︎WALKER】

1巻の感想はこちらから

評価:★★★★
『蟲愛づる姫君の純潔』2020年8月刊。
『蟲愛づる姫君の永遠』2021年1月刊。
『蟲愛づる姫君の宝匣』2021年2月刊。

毒蟲を愛する姫君と、彼女を愛する壊れた王様。
そんな変テコ夫婦の奇妙な日々を描く中華ファンタジーの続刊です。
丸1年積んでいたら続きが大量に刊行されていて驚きました。宮野先生の筆の速さが凄すぎる。
慌てて追いかけている途中なのですが、これだけ早い刊行でもクオリティが維持されていて更に凄い。
毒々しくて禍々しくて歪みきっていて耽美で素敵な夫婦の物語。とても面白かったです。

☆あらすじ(『蟲愛づる姫君の純潔』)☆
毒蟲マニア・玲琳王妃またトラブルの予感!
新興国である魁の若き王・楊鍠牙と、その妃である李玲琳。不幸体質の鍠牙は愛する妻にいつか殺されることを夢見ており、玲琳は玲琳で相変わらず毒蟲を愛し、蠱毒の魅力に囚われつづける毎日だが、完全なる政略結婚から始まったこの婚姻関係は、当人たちにしかわからない謎の絆で、どうやらうまくいっているようだった。
そんなある日、王宮に大きな衝撃が! 牙の妹である累姫が帰還したというのだ。実はこの累姫、玲琳が嫁いでくるよりも以前――かれこれ一年ほど前に、旅の途中で盗賊に襲われ、馬車ごと谷底に落ちて死んだはずが戻ってきたのだ。しかし心身ともに深く傷ついた累姫は、どんな医師の治療も受け入れないらしく、万策尽きた臣下たちは玲琳に姫の問診を願い出る。つまり玲琳の王妃という高い地位と、毒とはいえ薬の類いによく通じる知識、そしてなにより空気を読まない傍若無人な性格をもってすれば、誰もなしえない累姫の診療ができるに違いないというのだ。ところが、兄である鍠牙は玲琳が妹に接することを、なぜか快く思っていないようで……? 変わり者の最強王妃と、妻にしか興味がない不幸体質国王の、奇妙奇天烈な結婚生活の明日はどっちだ!?

以下、各巻のネタバレありの感想です。

 

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十三歳の誕生日、皇后になりました。5 /石田リンネ


十三歳の誕生日、皇后になりました。5 (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK⭐︎WALKER】

評価:★★★★☆
2021年7月刊。
暁月の嫁自慢が止まりません。
それだけ莉杏の皇后としての成長が著しい。
夫婦二人で国を統治する姿は、まさに比翼連理。
終盤の奮闘は二人の絆を強く感じさせました。まぁこれは自慢しちゃうよね!!

☆あらすじ☆
――見ろよ!これがおれの皇后だ! 夜毎に夫婦の絆が深まる恋愛物語第5弾
後宮のお手紙箱に、新たな『謎』が投函された。
真相を探るべく河川の街を訪れた莉杏は、異国の青年が“生贄”にされかけていたところを助ける。
実はその青年は、叉羅国のヴァルマ家当主ラーナシュだった!
莉杏はラーナシュと交流を図りながら、生贄騒動の真実、そして自ら見つけた新しい問題『民が安心を得るための方法』に暁月と共に向き合うが!?

以下、ネタバレありの感想です。

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十三歳の誕生日、皇后になりました。3 /石田リンネ


十三歳の誕生日、皇后になりました。3 (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2020年6月刊。
『茉莉花官吏伝』のスピンオフとしてスタートした本作。
これまでは単独で楽しめる内容になっていたけれど、この3巻は『茉莉花』の4巻まで読んだ後に読んでほしいやつだな、と思いました。
今回は『茉莉花』3・4巻の赤奏国編を、赤の皇帝夫妻サイドから描いたストーリー。
いよいよ茉莉花が登場しました。この時を待ってたぜ!

☆あらすじ☆
「ご褒美は、くちづけよりもっとすごいものでもいいですか?」第三弾!
暁月の理想の皇后になるべく日々がんばる莉杏だが、幼い身でできることは少ない。
それでも、暁月の深夜の外出の謎を探ったり、宛名のない手紙の落とし主を探したり、白楼国からやってきた聡明な女性文官・茉莉花と交流を重ねるうち、皇后としての役割を学んでいく。
そんな莉杏に、若手文官の海成から「内乱を止めるため人質になってほしい」とお願いされ……!?

以下、ネタバレありの感想です。

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宮廷のまじない師 白妃、後宮の闇夜に舞う /顎木あくみ


宮廷のまじない師 白妃、後宮の闇夜に舞う (ポプラ文庫ピュアフル)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2020年5月刊。
『わたしの幸せな結婚』の顎木あくみさんの新作中華後宮ファンタジー。

後宮で起こる怪異現象を解決するため、平民のまじない師の少女が「偽りの妃」として悪戦苦闘する物語です。
劣等感を抱えた主人公と、自信満々な皇帝陛下の掛け合いが良かった。
正反対に見えて通じ合う部分を持つカップルは好きです。

この大変な時期に発売されたにも関わらず、速攻で重版を決めたようだし、これはシリーズ化するんじゃないか?
身分差のある二人の関係の行方が気になるので続きが楽しみです。

☆あらすじ☆
白髪と赤い瞳の外見から鬼子と蔑まれてきた、まじない師・珠華。 皇帝陛下からの依頼を受け、偽りの妃として後宮へ――。 彼自身にかけられた呪いと、宮廷で起きた怪異事件の謎を解くために、愛憎渦巻く闇へと足を踏み入れる……!

以下、ネタバレありの感想です。

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仙文閣の稀書目録 /三川みり


仙文閣の稀書目録 (角川文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
『シュガーアップル・フェアリーテイル』『一華後宮料理帖』の三川みりさんの新作中華ファンタジー。
師が遺した本を守るために、命をかけて伝説の巨大書庫を訪ねた少女。
全てを失った少女は、そこで何を見て、何を知り、何を学ぶのか。
「仙文閣」という不思議な場所を舞台に、少女の救済と再生を描く、切なくも優しい物語でした。
「本」とは、人にとってどんな存在なのか。
それを思ううちに、なんだか図書館に行きたくなりました。
本当に良い作品だった。ぜひシリーズ化してほしいです。

☆あらすじ☆
命より大切な本を守りたい少女とツンデレ司書青年の新感覚中華ファンタジー
巨大書庫・仙文閣(せんぶんかく)。そこに干渉した王朝は程なく滅びるという伝説の場所。
帝国・春(しゅん)の少女、文杏(ぶんきょう)は、一冊の本をそこに届けるべく必死だった。
危険思想の持主として粛清された恩師が遺した、唯一の書物。
けれど仙文閣の典書(司書)だという黒髪碧眼の青年・徐麗考(じょれいこう)に、蔵書になったとしても、本が永遠に残るわけではないと言われ、心配のあまり仙文閣に住み込むことに……。
少女小説の手練、三川みりが贈る、命がけで本を護る少女と天才司書青年の新感覚中華ファンタジー!

以下、ネタバレありの感想です。

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後宮の烏4 /白川紺子


後宮の烏 4 (集英社オレンジ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2020年4月刊。
後宮に閉じ込められた神秘の妃を描く中華ファンタジー第4弾。
寿雪の変化が更なる変化を呼び、物語が大きなうねりをみせてきたように感じます。
「烏妃」という存在の問題が浮き彫りになり、彼女の運命がどうなるのか目が離せません。

☆あらすじ☆
今宵も夜明宮には訪いが絶えない。泊鶴宮の蚕室で、大切な繭がなくなったという宮女……。一方、花娘を通じ城内での謎多き失せ物探しも舞い込んで!? 烏妃を頼る者は日に日に増え、守るもののできた寿雪の変化に言いようのない感情を抱く高峻。やがて二人は真実眠る歴史の深部へ。鍵を握るのは名もなき幽鬼か、あるいは――。
圧倒的中華幻想譚、待望の第四弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

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