「★★★☆☆」タグアーカイブ

エルフ公爵は呪われ令嬢をイヤイヤ娶る /江本マシメサ


エルフ公爵は呪われ令嬢をイヤイヤ娶る【特典SS付】 (アイリスNEO)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年9月刊。
猫好きエルフと猫化する令嬢の契約結婚を描いたラブファンタジー。
このカップル、需要と供給がハマりすぎでは?
割と珍しい男性主人公の女性向けラノベで、次第に猫が好きなのか嫁が好きなのか混乱していくエルフ公爵の懊悩が楽しい作品でした。
ヒロインの抱える事情をミステリーっぽく暴いていくストーリーも面白かったです。
が、途中で終わってる・・・!続きはいつですか!

☆あらすじ☆
大の女性嫌いである美貌のエルフ公爵ハイドランジア。数ある縁組みの話を回避するため、彼は十年前に「娘との婚約を引き換えに、禁書を読ませてほしい」という取引をした魔法使いの娘を名前だけの妻とすることに決めた。ところが、娘――ヴィオレットは異性に触れられると猫の姿となってしまうことが判明。生意気で気が強い妻は気に食わないが、金の毛並みの美猫姿はもだえるほどに愛らしいなんて!
大の猫好き公爵の苦悩の日々が今、始まる!! エルフ公爵と呪われ令嬢の新婚ラブ。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む エルフ公爵は呪われ令嬢をイヤイヤ娶る /江本マシメサ

彼女が俺を暗殺しようとしている /大平しおり


彼女が俺を暗殺しようとしている (電撃文庫)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年9月刊。
高校入学直後に出会った女の子に一目惚れ。彼女も自分を好きだという。
しかし彼女の手にはカッターナイフ。そうして次から次に襲いくる命の危機。
いったい何が起こっているのか。彼女の殺意はどこに向かうのか。
そういうサスペンスな青春小説でした。デッド・オア・ラブな話って好き。
コワモテゆえに誤解されやすい主人公の語り口も元気がよく、読んでいて楽しかったです。
ただ、オチは途中で察してしまうし、終盤の展開が一部ちょっと雑だったことも惜しいかなぁ。

☆あらすじ☆
待ちに待った初デートの日、俺は——彼女の愛は殺意だと知った。
「あのね。私とつきあってくれる?」
美少女に告白された。ヤンキーに絡まれがちな日常から抜け出すため、元お嬢様校である杏子ヶ丘学園高等部に進学した俺は、ついに初彼女をゲットしたのだ。
これで夢にまでみた幸せな高校生活が送れる、そう思っていたのに——
「ハルくんのことが好きだから。永遠に自分のものでいてほしいって、思うでしょ?」
なぜ、俺は初デートで彼女に殺されかけているのだろう?
衝撃の結末から目が離せない。これは、不器用なふたりの愛と殺意の物語。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 彼女が俺を暗殺しようとしている /大平しおり

いつか仮面を脱ぐ為に 嗤う鬼神と夢見る奴隷 /榊一郎


いつか仮面を脱ぐ為に ~嗤う鬼神と夢見る奴隷~ (角川スニーカー文庫)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年9月刊。
「昏い眼をした奴隷のエルフ少女を引き取って、いちゃいちゃする話」が流行ってるから乗ってみよう、という感じで企画がスタートしたらしい榊一郎さんの新作(あとがき談)
私が大好きなシリーズにもそういう話があるけど(つい最近新刊の感想記事を書いたばかり)、あの設定って流行ってるのか。
というわけで、そういう設定のお話です。
でもラブコメの方はあまりピンと来なかったかな。ちょっと私の好みからは外れてました。
どちらかと言えば、巨大武者ロボの躍動感あるアクションと予想外にエグい設定が印象に残る作品でした。

☆あらすじ☆
戦場で出会う二人が互いに被る『仮面』越しに始める、不器用な恋の物語。
《鬼神》レオ・アラモゴードは王国を護る最強の戦士。いつもの如く敵を殲滅するはずが、彼は敵国の特攻奴隷に一目惚れしてしまい——戦場で出会う二人が互いに被る『仮面』越しに始める、不器用な恋の物語。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む いつか仮面を脱ぐ為に 嗤う鬼神と夢見る奴隷 /榊一郎

花琳仙女伝 引きこもり仙女は、それでも家から出たくない /桜川ヒロ


花琳仙女伝 引きこもり仙女は、それでも家から出たくない (SKYHIGH文庫)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年8月刊。
仙女の末裔が宝剣盗難事件の謎に迫る中華ファンタジー。
物の意思を具現化する能力を駆使し、嫌々ながらも有能さを発揮する引きこもりヒロインが可愛いお話でした。お付きの幼女たちはもっと可愛かった。
無骨な武官との恋愛要素もほんのりあって楽しかったです。
綺麗に終わっているけれど、1冊で楽しめるというより話が進むにつれて面白くなるタイプの作品かな?
シリーズ化に期待します。

☆あらすじ☆
瑾国(じんこく)に住む楚花琳(ソ・カリン)は仙女の末裔で、付喪を具現化できる『顕現の力』を持つ。ある理由から引きこもっていたが、父親の借金の形に結婚を迫られる。逃げ出そうとした矢先、今度は豪族・江(コウ)家から『覇者の剣』の盗難を疑われている三男・
俊賢の嫌疑を晴らしてほしいと頼まれる。結婚の白紙を条件に引き受けた花琳は、付喪の椿と牡丹、江家の長男・智星(チセイ)と次男・飛耀(ヒヨウ)と共に都へと向かう。だが、出会いが最悪な飛耀は花琳に厳しく、前途多難。しかも調査のため、宝物庫に忍び込むことに!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 花琳仙女伝 引きこもり仙女は、それでも家から出たくない /桜川ヒロ

世界は愛を救わない /海老名龍人


世界は愛を救わない (講談社ラノベ文庫 え 1-2-1)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年9月刊。
ある目的のために、ちょっとした能力を使って「世界征服」を目指す幼馴染3人組の物語。
恋愛観のお話ですね。
迷走する少年少女の心の変化と、そのきっかけを与える特殊能力の使い方が面白くて良かったと思います。
ただ、うーん、序盤が一番面白かった感じはある。ネタがバレバレだからかな・・・・・・

☆あらすじ☆
壇上貫地と石野美香、そして僕、阿久津吾郎は、幼なじみで文芸部に所属していて――ちょっと特殊な力を持っている。超能力と呼ぶにはおこがましく、マジックと呼ぶにはつたない、その程度の特殊能力だ。ゲームで言うバグのようなその力を、僕らは“グリッチ”と呼んでいる。その力を使って、僕らは世界征服を目指している。冗談に聞こえるかもしれないが本気だ。僕たちが抱えているそれぞれの事情を考えると、世界を征服しないと救われないのだから――。
新たな愛の形を描いたちょっと不思議な新感覚ラブコメが登場!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 世界は愛を救わない /海老名龍人

わたしの知らない、先輩の100コのこと1 /兎谷あおい


わたしの知らない、先輩の100コのこと1 (MF文庫J)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年8月刊。
真面目な先輩と小悪魔な後輩の一問一答な日々を描く青春ラブコメディ。
二人のなにげない日々の積み重ねが描かれていくのだけど、1冊の小説としては盛り上がりに欠けるかな。
ただ、質問を交わして互いを少しずつ知っていく、その「過程」を楽しむ二人のイチャイチャは可愛くて良かったと思います。

☆あらすじ☆
わたし、せんぱいのこと知りたいです。1日1問ずつ――教えてくれますか?
“最寄り駅が同じ”以外接点がなく、毎朝顔を合わせるだけだった先輩と後輩。そんな二人がある日、約束を交わしました。その内容は『1日1問だけ、どんな質問にも絶対正直に答える』というもの。
「わたしはせんぱいのことが知りたいですし、せんぱいも知らないことを知るのが好き。だからお互い、1日1問ずつ──100コの質問をできることにしましょう」
これは、1日1問ずつお互いの距離を縮めていく、二人のお話――早く付き合っちゃえよ!と思わず言いたくなる、Web発のイチャイチャ青春ラブコメ、待望の書籍化でお届けしちゃいます!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む わたしの知らない、先輩の100コのこと1 /兎谷あおい

鬼人幻鐙抄 葛野編 水泡の日々 /中西モトオ


鬼人幻燈抄 葛野編 水泡の日々【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年6月刊。
妹を守るために家を飛び出し、製鉄の里の者に拾われた主人公。
里の巫女に想いを寄せ、その護衛となった彼は、想像もしていなかった過酷な運命に落ちていくことになるのです。
天保の世を舞台に、人と鬼の衝突と切ない恋の行方を描いた和風伝奇ものでした。
この巻だけだと、なんだかシリーズの途中で満を持して語られる主人公の過去話っぽい雰囲気。
途方もない道のりを歩む主人公の「始まり」を描いたお話でした。
面白かったけれど、まさに戦いはこれからだ!なノリなので今後に注目しようと思います。

☆あらすじ☆
江戸時代、山間の集落葛野には「いつきひめ」と呼ばれる巫女がいた。よそ者ながら巫女の護衛役を務める青年・甚太は、討伐に赴いた森で、遥か未来を語る不思議な鬼に出会う――江戸から平成へ。刀を振るう意味を問い続けながら途方もない時間を旅する鬼人を描いた、和風ファンタジー巨編の第一巻。
「何度読んでも号泣必至」「人生観が変わった」と絶賛の嵐だったWEB小説シリーズが、待望の書籍化! 全編改稿のうえ、書籍版番外編も収録。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 鬼人幻鐙抄 葛野編 水泡の日々 /中西モトオ

託児処の巫師さま 奥宮妖記帳 /霜月りつ


託児処の巫師さま 奥宮妖記帳 (ポルタ文庫)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年8月刊。
男子禁制の奥宮を舞台に、腕利きの青年巫師と真面目な女性武官があやかし相手に奮闘する中華ファンタジー。
ミステリ風の連作短編でさくさく楽しく読めました。
特に主役ふたりの掛け合いが好き。それぞれの能力や性格が真逆な凸凹コンビなのだけど、かっちりと噛み合う活躍ぶりが良かった。
シリーズ化するなら続きも読みたいです。

☆あらすじ☆
かつて皇宮巫師として名声を博した青年、昴。理由あって皇宮を離れた今は、街で託児処を営み子どもたちの世話をしている。貧しくとも楽しい日々を送っていたある日、突然現れた兵士にさらわれた昴。兵長の翠珠から「奥宮の妖怪騒ぎを巫師の力で解決してほしい」と言われ、昴は報酬を目的に仕事を引き受けることに。だが、妃たちが暮らす奥宮は男子禁制。昴は男であることを隠し、女装姿で事件の捜査を進めるはめに。しかし、妖怪騒動には意外な事実が隠されていた――。
子ども好きな美貌の巫師と堅物女性兵長のコンビが、妖怪事件の謎を解く!中華あやかしミステリー!!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 託児処の巫師さま 奥宮妖記帳 /霜月りつ

後宮の花シリーズ2 後宮の花は偽りを散らす /天城智尋


後宮の花は偽りを散らす (双葉文庫)

評価:★★★☆☆
2019年7月刊。
皇帝と皇妃のW身代わりから始まる中華後宮ファンタジー第2弾。
1巻の感想は書き忘れてました。しまった・・・
今回はバリキャリ女官吏が官吏としてバリバリ働きつつ、またも皇族の面倒事に巻き込まれていくというお話。
主役カップルの距離が甘く近づく一方で、不穏な気配を撒き散らすお兄ちゃんから目が離せません。
続きも期待!

☆あらすじ☆
こんな国、滅んでしまえばいい――
空(から)の花轎(かきょう)の“秘密”が明らかになる時、過去の亡霊が国を揺るがす――
国の危機を救おうと、新皇帝の双子の弟・郭郭央と共に偽りの夫婦を演じた秘密をもつ相国の女官、陶蓮珠。無事に帰ってきた本物の皇帝夫婦のため、立后式を成功を目指すが、厄介事ばかりが舞い込んで……。
過去と現在の陰謀が絡み合い、秘めた恋は無情な選択を迫られる。
バリキャリ女官と皇帝の弟の、W身代わりの契約結婚、再び――!!
大反響の圧倒的中華ファンタジー待望の第2弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 後宮の花シリーズ2 後宮の花は偽りを散らす /天城智尋

龍のいとし子 /戌島百花


龍のいとし子 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年8月刊。
ああ、これ、評価に迷う・・・!
設定も展開も好きだし、異種恋愛譚としての美しさもあったし、序盤からアクセル全開なテンポの良さも大変良かったです。
ただ、あまりにも感情面の進みが早い。
妖怪に命を狙われる逃避行のなか、高い場所から為す術もなく落ちていくように、急速に少年に惹かれていく主人公の恋。
心情描写は丁寧なんだけど、あまりにも変化が早すぎて「えっ、もう!?」という気持ちがあって。
なんかこう、あと100ページほしかった感。
一方で、お相手の想いの方は満点あげたいレベルだし(だから評価に迷う)、物語全体を流れる切なくも優しい雰囲気が素敵な作品でした。

☆あらすじ☆
美しき人外と少女の、禁忌の恋の物語——。
平凡な大学生の柚葉の前に、突然、清冽な美貌の男子高校生が現れる。「貴女を、守りに来ました」そう言って異形に襲われた柚葉を助け、二人の逃避行が始まる——美しき人外と少女の禁断の恋愛ファンタジー。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 龍のいとし子 /戌島百花