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灰と幻想のグリムガル4 導き導かれし者たち

『灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち』(十文字青著/オーバーラップ文庫)★★★★☆

灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)
灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2014年7月刊。
必死にどこまでも足掻く人間っていうのをここまで執拗に描くシリーズは他にないんじゃないだろうか。
このシリーズは毎回、読んでいる間じゅう息苦しさを感じるんですが今回も凄まじかったです。あぁ苦しかった・・・・・・。

☆あらすじ☆
「驚かすなって、モグゾー」「ごめん、ごめん」
モグゾーは、あはは、と笑って頭を掻いた。でも、ものすごい血だ。血まみれで、表情もよくわからない。だけどまあ、なんとか平気そうだ。
大きな戦いを乗り越えたハルヒロたちだが、助けられなかった仲間もいて、喜んでばかりもいられなかった。そんな中、予想外の活躍をしたことで、他のチームから引き抜きの誘いを受けるメンバーも。リーダーとして悩むハルヒロは、改めて自分たちがどうしたいのかという想いと向き合ってゆく。
灰の中から生まれた冒険譚は、いま新たなステージを迎える!

以下、ネタバレありの感想です。

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ハーフ・クラウン1 秘め公爵といばらの輪舞

『ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞』(御永真幸著/コバルト文庫)★★★★☆

ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞 (コバルト文庫)
ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞 (コバルト文庫)

面白かったです!
事情があって男装する公爵と、彼女に恋する公爵。王位を賭けて争う立場にあるものの、彼らが友情(一方的だけどw)を育む姿がとても良かった。 雰囲気がベル薔薇というかヅカっぽかったんですが、こういう男性よりの凜々しさを持つヒロインは最近見かけなかったので新鮮でした。
タイトルでオチがばれてるようにも思ったのですが、予想以上にヒロインが往生際悪くて楽しかったです。ヒーローが不憫すぎるww

☆あらすじ☆
シエラ公爵家の跡取り男子として育てられたユフィは、誰よりも強く賢く凛々しい美青年。突然の王太子出奔により、彼女は次期王の候補者として挙げられる。そこに現れたのがもうひとりの候補、クロヴナー公爵家の貴公子ヴィンセント。そして彼は、ユフィの真実を知っており、彼女をひそかに愛していた…。無二の親友として絆を深める2人だったが、ヴィンセントの一途な想いは止められなくて!?

以下、ネタバレありの感想です。

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終わりのセラフ3 一瀬グレン、16歳の破滅/鏡貴也

終わりのセラフ3 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)
終わりのセラフ3 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2014年1月刊。
最近、やっと漫画版を購入しました(以前はレンタルで読んでた)。
小説版も漫画版もどちらもほんと面白いですね。おすすめです。
クリスマスに起こると予言され、実際成就されてしまう 破滅までの過程を描いた物語。
2巻までも展開が早かったのですが、3巻もまた一気に物語が動きました。グレンと真昼の関係も動きがあったものの、とても切ないです。何気に相棒っぽくなってきた深夜とグレンが良い感じですw

☆あらすじ☆
世界が破滅に向かうそのさなかの、物語―。身分の低い分家出身で、侮蔑の対象であったはずの一瀬グレン。だが、柊家の、さらには『帝ノ鬼』の次期当主候補でもある柊暮人に強制的に部下にさせられた結果、周囲の扱いが大きく変わったことに戸惑っていた。そんな中、グレンと深夜は、上野公園で対峙したキメラ―ヨハネの四騎士についての情報を得るべく、“百夜教”との接触を決断する。極秘であったはずの会談の場に現れたのは―!さらに翌日、暮人に呼び出されたグレンが見たものは、幼い少女の―!?
鏡貴也×山本ヤマトの最強タッグが描く大人気学園呪術ファンタジー、世界の終わりが加速する、運命の第3巻!

以下、ネタバレありの感想です。

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精霊歌士と夢見る野菜3 金色の約束

『精霊歌士と夢見る野菜 金色の約束』(永瀬さらさ著/角川ビーンズ文庫)★★★★☆

精霊歌士と夢見る野菜 金色の約束 (角川ビーンズ文庫)
精霊歌士と夢見る野菜 金色の約束 (角川ビーンズ文庫)

完結巻です。
3巻で話をまとめられるのかと不安だったものの、予想より綺麗に着地させてくれました。3巻そのものもとても面白かったです。
なんでこんなに主人公を叩きのめすんだ、とか、このまま夜の蝶になってしまうのかとドキドキしましたが(笑)、主人公の夢も恋も良い形でまとまったハッピーエンドでした。
正直、3巻で終わらせてしまうのがもったいないシリーズでした。もうちょっとゆっくりじっくり進んでくれても良かったんだけどな。
次回作にも期待したいです。

☆あらすじ☆
自分の心を奪った天才、エイディの隣に並び立つ。『精霊歌士』として―。
野菜しか作れない落第生のメロウは、“砂漠の王子様”と呼ばれる問題児のシャーディー、臆病すぎるリーリという個性的な補講仲間と力を合わせ、数々の課題を乗り越えてきた。だが、最大の難関が。なんと、精霊歌士になるための最終試験を審査するのは、幼いメロウを捨てた母親、王国の女王その人で…!?
王道ラブ・ファンタジー、感動のフィナーレ!!

以下、ネタバレありの感想です。

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マージナル・オペレーション2

『マージナル・オペレーション02』(芝村裕吏著/星海社FICTIONS)★★★★☆

マージナル・オペレーション 02 (星海社FICTIONS)
マージナル・オペレーション 02 (星海社FICTIONS)

軍事的才能に目覚めた元ニート・アラタの次なるオペレーションの舞台は日本。
1巻から1年もの間傭兵稼業を続け、「子供使い」という異名を持つに至ったアラタですが、実質は子供に振り回されています。なんだか前巻よりも少し人間らしくなったような。たくさんの子供を愛するお父さんなアラタと、その子供を死地に送り込むオペレーターとしてのアラタの矛盾がとても苦しそうでした。
その子供も思春期ですし。大変だ。でもそんな思春期地雷娘のジブリールも可愛かったです。

☆あらすじ☆
中央アジアでの戦いを経て、一年ぶりに日本に降り立ったアラタと2ダースの“子供たち”。彼らを待ち受けていたのは、空港での通り魔事件と、日本の国家組織を名乗る謎の女性“イトウさん”だった―。通り魔事件、イトウさん、新興宗教、そしてかつての上司と同僚…全てが結びついたその時、アラタは東京の市街での作戦遂行を決意する―。
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が奏でる“現代の神話”、堂々の第二楽章開幕。

以下、ネタバレありの感想です。

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亜夜子と時計塔のガーディアン1 秘密のお茶会

『亜夜子と時計塔のガーディアン 秘密のお茶会』(喜多みどり著/角川ビーンズ文庫)★★★★☆

亜夜子と時計塔のガーディアン 秘密のお茶会 (角川ビーンズ文庫)
亜夜子と時計塔のガーディアン 秘密のお茶会 (角川ビーンズ文庫)

面白かった!!待ちに待った喜多みどりさんの新作は、19世紀末のイギリスを舞台とするミステリーでした。
主人公は日本からやってきた留学生の亜夜子と彼女が通うパブリックスクールの監督生レイ。物語は、亜夜子とレイが、学校で起こった女学生死亡事件の謎を追うというもの。
女学生はなぜ死んだのか、殺人なのか、事故なのか?誰が事件に関係しているのか?という謎が展開されていく一方で、ファグとファグマスターの関係になった亜夜子とレイが信頼関係を築いていく過程が描かれます。
亜夜子もレイも魅力的なキャラクターだったのですが、レイの可愛いツンデレが個人的にとてもツボでした(*゚∀゚)っ

☆あらすじ☆
19世紀末。憧れの英国へ留学した桜桃院亜夜子は、到着早々誘拐されそうになったところを、鋭い美貌の青年紳士―レイに助けられる。しかし彼は、留学先の学校で“切り裂きジャック”と噂される超変人監督生だった!問答無用で「僕の下僕になりたまえ」と主従契約を交わさせられた亜夜子は、彼の下、学内で起きた事件解決に奔走することになって!?
切り裂きジャックと大和撫子―凸凹コンビの英国事件譚、開幕!!

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棺姫のチャイカ8

『棺姫のチャイカⅧ』(榊一郎著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆

棺姫のチャイカVIII (富士見ファンタジア文庫)
棺姫のチャイカVIII (富士見ファンタジア文庫)

どんどんエログロ方面に・・・・・・。
黒チャイカ出てきました。表紙の双子です。そしてまたもやビッチャイカw
今回も上下巻なのか、話は終わりません。どんどん核心に近づいているような謎が深まるばかりのような。

☆あらすじ☆
禁断皇帝アルトゥール・ガズを討ち滅ぼした『八英雄』のひとり―シュテファン・ハルトゲン公王。彼が統べるハルトゲン公国で開催される武闘大会の賞品は、なんと『皇帝の遺体』そのものであるという。しかも公王の傍らには、双子のようにそっくりな二人の“黒き”チャイカが付き従っていた―。優勝して『遺体』を手に入れるために、大会への参加を企図するトールたちは、それぞれ同じ目的で集った紅チャイカとダウィード、そしてジレット隊のヴィヴィとニコライと、因業深き再会を果たす。三者三様の想いと、仄暗き策謀が渦巻く武闘大会の“戦場”で、命を賭した争闘の幕が切って落とされた!

以下、ネタバレありの感想です。
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マージナル・オペレーション1

『マージナル・オペレーション01』(芝村裕吏著/星海社FICTIONS)★★★★☆

マージナル・オペレーション 01 (星海社FICTIONS)
マージナル・オペレーション 01 (星海社FICTIONS)

無職の30代日本人男性が外資の民間軍事会社に就職したらオペレーターとしての才能が開花した、という話。主人公の一人称視点で、ドライで事務的な報告をされているかのように話が進んでいきます。悲惨な現実と熱のない主人公の視点のギャップが不気味でした。そして、そこになぜか惹き込まれてしまい、一体これからどうなるのかとページを繰る手が止まらず一気に読みました。面白かったです。

☆あらすじ☆
三〇歳のニート、アラタが選んだ新しい仕事、それは民間軍事会社―つまり、傭兵だった。住み慣れたTOKYOを遠く離れた中央アジアの地で、秘められていた軍事的才能を開花させていくアラタ。しかし、点数稼ぎを優先させた判断で、ひとつの村を滅ぼしてしまう。モニターの向こう側で生身の人間が血を流す本物の戦場で、傷を乗り越えたアラタが下した決断とは―?
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が贈る、新たな戦いの歴史が、今はじまる。

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棺姫のチャイカ7

『棺姫のチャイカⅦ』(榊一郎著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆

棺姫のチャイカVII (富士見ファンタジア文庫)
棺姫のチャイカVII (富士見ファンタジア文庫)

濃かった・・・・・・っ!
物語の大きなターニングポイント。それに相応しい面白さでした。というか、ここ数巻の面白さが読む前の予想以上でとても満足しています。
ここまで意味深におかれてきた伏線が一旦回収され、また新たに伏線がおかれた今回。なんだかんだで謎は深まるばかりですが。
あと、ヴィヴィが・・・ヴィヴィが・・・っ!!!

☆あらすじ☆
…チャイカとは、何か―?
航天要塞と運命を共にした蒼のチャイカは、自ら“も”また『本物』だと、驚くべき真実を白きチャイカに告げた…。何故、記憶が欠落しているのか?首筋の傷跡は何なのか?無数の謎を抱えたまま、トールたちは皇帝の遺体が眠る海を目指すことに。そこで、紅のチャイカと思わぬ再会をした彼らは、突如として正体不明の亜人兵と大海魔の強襲を受ける!!激闘の果て、流れ着いた先は絶海の孤島。一行は島内の牢獄で、金銀妖眼の少女と出会う。彼女はラーケ語で、こう言った。
「待っていた―チャイカ…」

以下、ネタバレありの感想です。
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乙女☆コレクション9 怪盗レディ・キャンディと永遠のロマンス

『乙女☆コレクション 怪盗レディ・キャンディと永遠のロマンス』(かたやま和華著/コバルト文庫)★★★★☆

怪盗レディ・キャンディと永遠のロマンス 乙女・コレクション (コバルト文庫)
怪盗レディ・キャンディと永遠のロマンス 乙女・コレクション (コバルト文庫)

まさに大団円の最終巻。
ゆるゆるとした甘さに癒やされるシリーズでした。そして最後の蛍さんにほろりとしてしまいました。

☆あらすじ☆
ついに政府への謀反の意志を明らかにした初瀬宮中佐。賛同できずに兵舎内に幽閉された恋人・結人の身を案じるスズメ。そんな中、スズメの前に春海中尉が現れ、“呪われ死宝物”の目録と引き替えに結人を解放すると取引を持ちかけてきた。スズメと結人は、呪われし力でキョウト遷都を画策する初瀬宮を阻止して、結ばれることが出来るのか!?
和風モダン怪盗ロマンス、ついに完結で大団円―

以下、ネタバレありの感想です。

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