彼と彼らと《m》神々の日常

『彼と彼らと《m》神々の日常』(汐見まゆき著/ビーズログ文庫)★☆☆☆☆

彼と彼らと《m》神々の日常 (ビーズログ文庫)
彼と彼らと《m》神々の日常 (ビーズログ文庫)

表紙に釣られて買ったのですが、正直、私には合わない作品でした。
日本の神さまたちが出てくる作品は結構好きなものが多いので、残念です。

☆あらすじ☆
憑いてる主人公、部活はじめるってよ!男子高校生の“非”日常系ラノベ登場!
後ろ向き男子高生の土門チヒロは、転校先で出会った美少年・鷺ノ宮郁から“やお部”に入らないかと誘われる。
『厄病神』に取り憑かれ、生まれながらに「祟り」と遭遇してきたチヒロは、全力で人と関わりたくない。
そもそも“やお部”って何だ。だがその部には、祟りにまつわる曰くがあり……!?
チヒロを愉しげにおちょくる厄病神と、変人部員揃いの男子高校生を描く“非”日常系ラノベ登場!

以下、ネタバレありの感想です。ネガティブ注意。

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なりゆき斎王の入内1 この婚姻、陰謀なりけり

『なりゆき斎王の入内 この婚姻、陰謀なりけり』(小田菜摘著/ビーズログ文庫)★★★☆☆

なりゆき斎王の入内 ~この婚姻、陰謀なりけり~ (ビーズログ文庫)
なりゆき斎王の入内 ~この婚姻、陰謀なりけり~ (ビーズログ文庫)

東宮妃として入内することになったお姫様が、そのきっかけとなった呪詛事件の真相を探る、という平安ミステリーもの。
もと斎王という立場が活かされていたのかはちょっと疑問ですが、神話に見立ててキャラ造形されていたのは面白かったです。神話ネタ的蘊蓄も多かったし。
もうちょい糖分あれば文句なかったんですけどね。

☆あらすじ☆
血筋だけは皇族の塔子は、熊野育ちの元気いっぱいの少女。しかし突然父・左大臣の命で伊勢の斎王に就任させられ、なりゆきで神に仕える日々を送っていた――のだが、父が東宮に呪詛事件を起こしたことが発覚!これで斎王の任が解けると喜ぶ塔子だったが、事態は急転。政敵であり、男色の噂もある東宮への塔子の入内が決定したのだ!!この婚姻には、裏がある――!?
胸騒ぎの平安恋絵巻開宴!

以下、ネタバレありの感想です。

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東京レイヴンズ11 change:unchange

『東京レイヴンズ11  change:unchange』(あざの耕平著/富士見ファンタジア文庫)★★★★★

東京レイヴンズ11change:unchange (富士見ファンタジア文庫)
東京レイヴンズ11change:unchange (富士見ファンタジア文庫)

いよいよ第2部本格始動。
あれから1年半が経ち、何が変わり何が変わらないのか。
あの人もこの人も出てきますが、肝心のあの人は出てきません。
目まぐるしく視点が移動し情報も大量に出されるのに、どうしてここまで分かりやすいんだろう。ほんとに素晴らしい。
そしてラストの展開に鳥肌がたちました。仲間って、いいですね。

☆あらすじ☆
新年、東京。春虎を追い続ける夏目は、久しぶりにこの街に帰ってきた。呪術界を揺るがしたあの夜から一年半。かつての仲間たちの現状が気になりながらも、会えば迷惑をかけると己を律する夏目に、秋乃の素朴な言葉が突き刺さる。
「夏目はいいの?友達に会えなくていいの?」
一方、夜の東京の片隅で、陰陽庁の仕掛けた「餌」に大きな獲物が食いついた。始まる激しい呪術戦。出動した『十二神将』と対峙するのは―。
変わりゆくもの、変わらないもの。呪術と陰謀渦巻く東京で、再び運命が動き出す!

以下、ネタバレありの感想です。興奮のまま書いているので長くなるのはご容赦ください。

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嘘つき姫と竜の騎士2 大舞台の後始末

『嘘つき姫と竜の騎士 大舞台の後始末』(風羽洸海著/ビーズログ文庫)★★★★☆

嘘つき姫と竜の騎士 ~大舞台の後始末~ (ビーズログ文庫)
嘘つき姫と竜の騎士 ~大舞台の後始末~ (ビーズログ文庫)

面白かったです!
「灰と王国」次世代編の第2巻なわけですが、今回は本編とほぼ関係はなく(ネタバレ要素皆無)とても楽しく読めました。
キャラの掘り下げも十分に行われたし、なんといっても主役ふたりがラブい! 甘くてニヤニヤします。意地っ張りなニアナが可愛くて仕方なかったです。
1巻の後日談というサブタイトル通りのストーリーで、1冊で綺麗に完結しています。
あとがきを読む感じだと、続きは出ないかもしれません。もう本編とは別にシリーズ化してほしいくらいなのですが。

☆あらすじ☆
王家総出で、いざ……偽・結婚式!?
人と半竜、2人の想いの行方は――?書き下ろしの続編登場☆
革命騒ぎ後、ネイシスと別れたニアナは離れていても繋がる心の絆に戸惑いながらも平和な日々を過ごしていた……が、ある日謎の連続失踪事件が発生!
どうやら王都には不穏な影が――。
王子兄弟、そして駆けつけたネイシスと共に解決に乗り出したニアナは、犯人を誘い出すため、偽・結婚式を提案し!?人と半竜2人の想いの結末は?
演技派乙女が未来を選ぶ、書き下ろしの続編登場!

以下、ネタバレありの感想です。

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嘘つき姫と竜の騎士1

『嘘つき姫と竜の騎士』(風羽洸海著/ビーズログ文庫)★★★★☆

嘘つき姫と竜の騎士 (ビーズログ文庫)
嘘つき姫と竜の騎士 (ビーズログ文庫)

「灰と王国」の子ども世代の話ということで、本編を1巻しか読んでないにもかかわらずその後日談を読んでみました。
ネタバレ食らうかなぁ、と怖々と読んでた結果、「灰と王国」の主人公フィンが最終的にどうなっちゃうのか、という最大級のネタバレを食らいました(ただし大きなネタバレはこれだけ)。
まぁ、子ども世代の話なんで当然なんですけど。予想してたし。だから別に後悔してないし。

・・・・・・・・・。

ビーズログ文庫さん、やっぱり刊行順おかしいと思うんですよ。いくら本編はweb版で完結済みといっても、ねぇ。
とはいえ、「嘘つき姫と竜の騎士」自体は単独でもとても楽しく読めます。
勝ち気で演技派なヒロインと無表情にとぼけたヒーローの掛け合いがなかなか楽しいです。
ただ、世界観にちょっと入りづらいかもしれないので、「灰と王国」の1巻だけでも読んでからこちらを読むことをおすすめします。

☆あらすじ☆
わけあって放浪中のニアナは、隣国の<文化委員>なる青年ネイシスと出会う。
美術品の収集をしているという彼は、煌めく金髪で極度の味覚音痴、自称“精霊の加護を受けている”変わり者。
興味を持ったニアナは、得意のおしゃべりで買取交渉の助手をすることに!そんな2人が王宮に乗り込み「亡国の王女と騎士」のふりをして、大芝居を打つことになり……!?
演技派乙女の革命劇、開幕!

以下、ネタバレありの感想です(「灰と王国」のネタバレもあるかも・・・注意喚起)

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グラウスタンディア皇国物語2

『グラウスタンディア皇国物語2』(内堀優一著/HJ文庫)★★★★☆

グラウスタンディア皇国物語2 (HJ文庫)
グラウスタンディア皇国物語2 (HJ文庫)

万能軍師が主人公のファンタジー戦記第2巻。
今回は、様々な国の様々な立場の人物達にスポットを当てて物語が展開されていきます。前回の海賊騒動をきっかけに、グラウスタンディア皇国は軍事国家リジアとの戦争に突入しました。この巻ではジリジリと本格的な戦闘の前の小競り合いが描かれています。次巻が本番かな。ファンタジーな伏線もちらほら出てきて気になります。
この作品は、私みたいな普段戦記物を読まない人間でも丁度良く燃えて楽しめているので、戦記に苦手意識がある方にもおすすめできそうです。

☆あらすじ☆
軍事大国リジアとの全面戦争、突入。
海賊に扮して罠を張っていた四千のリジア海軍を相手に、少数の軍勢で勝利を収めた《皇国七聖》の軍師クロム。
その際に得た800名余りの捕虜を交渉材料とし、クロムは皇女ユースティナのお付きとして開戦の緊張高まるリジアとの会談に臨むことに。
しかし会談の直前、クロムは皇太子ダカットから急遽、不可能とも思える敵情視察を命じられてしまい!?

以下、ネタバレありの感想です。

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グラウスタンディア皇国物語1

『グラウスタンディア皇国物語1』(内堀優一著/HJ文庫)★★★★☆

グラウスタンディア皇国物語1 (HJ文庫)
グラウスタンディア皇国物語1 (HJ文庫)

いやぁ面白かった!
ファンタジー戦記ものなのですが、この巻ではファンタジー要素は思っていたよりは控えめに感じました。ただ、世界観や問題の根本にしっかりファンタジーが食い込んでいるので、次巻以降いろいろ表に出てくるんだと思います。今回は、主人公である青年軍師の知略を堪能するのがメインです。
この1巻は、これから繰り広げられる領土争奪戦の幕開けとなるお話なのでプロローグ。登場人物のキャラづけに少し不満があるものの、世界観は良かったし、気になる伏線もめいっぱい出されているので続きに期待大です。

☆あらすじ☆
皇国最強の切り札は――双剣使いの英雄軍師!
超王道カタルシスで刻むファンタジー戦記、始動!!
五年前、隣国リジアとの大戦を終結させた七人の英雄――《皇国七聖》。
その一人である双剣使いの青年軍師クロムは、主たる姫君ユースティナとの誓いを守り、再び開戦が迫った皇国の切り札として戦場の最前線へ舞い戻る!武力と知略の両面で卓越した才能を発揮し、絶望的な戦況さえも鮮やかに覆す英雄軍師の活躍を描いたファンタジー戦記、開幕!!

以下、ネタバレありの感想です。

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乙女☆コレクション2 怪盗レディ・キャンディと狙われたキス

『乙女☆コレクション 怪盗レディ・キャンディと狙われたキス』(かたやま和華著/コバルト文庫)★★★☆☆

怪盗レディ・キャンディと狙われたキス 乙女・コレクション (乙女・コレクションシリーズ) (コバルト文庫)
怪盗レディ・キャンディと狙われたキス 乙女・コレクション (乙女・コレクションシリーズ) (コバルト文庫)

ノリが00年代前半の少女小説。とても2010年に刊行されていたとは思えない(良い意味で)
今回も軽く笑えて楽しめました。主役カップルに砂糖吐きます。公園でいちゃいちゃしてんじゃねぇ!!w
なんでこれですれ違ってるのか・・・・・・

☆あらすじ☆
昼は女学生、夜は禁忌の宝物を追う怪盗レディ・キャンディの二つの顔を持つ柊スズメ。
ある日表れた新聞記者・成宮鉄平にとある秘密を握られてしまい、仕方なく記者見習として成宮と共に行動することに。でもスズメの婚約者・結人が二人の関係を誤解して・・・!?
一方その頃、「人食い犬」が街を騒がせていた。スズメたちの追う宝物と何か関係が!?
恋に事件に大さわぎの怪盗ラブコメ第2弾!

以下、ネタバレありの感想です。

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乙女☆コレクション1 怪盗レディ・キャンディと恋するワルツ

『乙女☆コレクション 怪盗レディ・キャンディと恋するワルツ』(かたやま和華著/コバルト文庫)★★★☆☆

怪盗レディ・キャンディと恋するワルツ 乙女・コレクション (乙女・コレクションシリーズ) (コバルト文庫)
怪盗レディ・キャンディと恋するワルツ 乙女・コレクション (乙女・コレクションシリーズ) (コバルト文庫)

「紫陽花茶房へようこそ」のかたやま和華先生が以前コバルトで刊行していたシリーズ(完結済み)。紫陽花が素敵すぎたのでこちらも買ってみることにしました。
紫陽花より甘かったです。糖度90%という感じ(笑)。かたやま先生の文体は結構好きです。紫陽花よりもこちらはさらにライトなんですが、文章がとても可愛いんですよね。そしてノリが楽しくて笑えます。
内容はひたすら軽くて甘いキャッツ・アイ。幼馴染みで許嫁の少尉さんがアホ可愛くてツボでした。

☆あらすじ☆
帝都の夜を翔る可憐な大盗賊、登場
モダン時代を謳歌する女学生・柊スズメ16歳。一見、普通の少女だけど、夜の姿は可憐な怪盗レディ・キャンディ!歴史の裏で人々を不幸に陥れてきた〈呪われ死宝物〉を回収して封印すべく、執事の蛍と共に夜ごと飛び回っている。幼馴染の結人さんに恋しているけれど、彼は怪盗を追う軍部の一員で…。
華の帝都を舞台に、ハイカラ少女が恋に使命に大さわぎ!

以下、ネタバレありの感想です。

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英国マザーグース物語6 花咲けるきみと永久の歌

『英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌』(久賀理世著/コバルト文庫)★★★★★

英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌 (コバルト文庫)
英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌 (コバルト文庫)

英国ライトミステリ最終巻。
本当にとても良いシリーズでした。最後の事件らしく派手で緊張感あふれるお話でした。初期の雰囲気をうまく取り入れているところも素敵。
私は【電子特別版】を読んだのですが、紙の本でしか読んでいないという方にはぜひ電子版をおすすめします。
本編のエピローグとなる中編が2本収録されていて(雑誌で掲載されたもので文庫未収録)、糖度の高さがやばいです。

☆あらすじ☆
【電子特別版】セシルが自分自身に向けて銃を撃った、そのとき――救出に駆けつけたジュリアンの従者の機転により、セシルの身は守られ、女王の暗殺も未遂に終わる。だが、クリストファーは「ロンドンで最後のゲームをする」と宣言し、闇に消えてしまう。やがて、ロンドンの街で、ある“特徴”が刻まれた遺体が発見されて…!? ふたたびパートナーとなったセシルとジュリアンの想いが交錯する、衝撃と涙の完結巻!! 電子版限定!! 文庫未収録SS「寄り道は危険の香り」「My sweet tea time」「幸せへの脅迫状」&セシルとジュリアン達のその後を描いた長編「Coming back to you」「Beautiful May flowers」を同時収録!!

以下、ネタバレ込みの感想です。

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少女小説・ライトノベル率高めの読書感想ブログ