「角川スニーカー文庫」カテゴリーアーカイブ

ヴぁんぷちゃんとゾンビくん 吸血姫は恋したい/空伏空人

ヴぁんぷちゃんとゾンビくん 吸血姫は恋したい (角川スニーカー文庫)
ヴぁんぷちゃんとゾンビくん 吸血姫は恋したい (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2017年12月刊。
面白かったー!
吸血鬼とゾンビの出会いから始まる現代ファンタジー。
孤独な少女と名前のない少年のズレた掛け合いが可愛く、互いを通して「自分」を知っていく物語としても面白かったです。
人外恋愛譚として私好みな作品。ぜひシリーズ化してほしいなー!

☆あらすじ☆
ひとりぼっちの吸血姫と心を持たない死人青年の、ガール・ミーツ・ボーイ
魅了の魔眼を持つせいで、心を通わせる相手が作れない吸血鬼の少女・ルーミア。だからこそ、誰よりも“恋愛”に憧れていて──。そんな彼女が出会ったのは、心がないゆえに対等になれるゾンビだった!?

以下、ネタバレありの感想です。

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6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。/大澤めぐみ

6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。 (角川スニーカー文庫)
6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★★
2017年11月刊。
「おにぎりスタッバー」の大澤めぐみさんの新作は、4人の男女の高校3年間を描く青春群像劇。
身体も心もすごく忙しくて、あっという間に時間が流れていく高校時代。
あの頃は未熟なりに色々なことを一生懸命考えてたんだよなぁ、という感傷を呼び起こす青春小説でした。
色々と刺さりすぎて心がしんどくなる部分もあったけれど、とてもとても素晴らしかったです。こういうのホント好き。

☆あらすじ☆
この“ありふれた別れ”に涙が止まらない――『おにぎりスタッバー』の鬼才による、渾身の青春群像。
やりたいことが見つからず、漠然と都会を夢見る優等生の香衣。サッカー部のエースで香衣の彼氏のはずの隆生。香衣に一目惚れする学内唯一の不良・龍輝。ある秘密を隠すため、香衣の親友を演じるセリカ。4人が互いに抱く、劣等感。憧れ。恋心。後悔。あの駅で思いはすれ違い、一度きりの高校生活はとどまることなく進んでいく。「どうしてすべて手遅れになってからでないと、一番大事なことも言えないんだろう」これは、交錯する別れの物語。

以下、ネタバレありの感想です。

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終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?5/枯野瑛

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05 (角川スニーカー文庫)
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年10月刊。
引き続き第四エピソード・コリナディルーチェ編。
今回は意外な人物に対して見方が大きく変わる巻でした。
こういうの本当にズルいと思うけど、まんまと好感度高めてしまうから私はちょろい。

☆あらすじ☆
――その日、2番浮遊島は完全に沈黙した。
遺跡兵装(ダグウェポン)モウルネンの真実を知るべく、護翼軍(ごよくぐん)司令本部に忍び込んだ元四位武官フェオドール。彼の前に立ちはだかったのは、かつての妖精兵ノフト・カロ・オラシオンだった。
昏倒して目覚めない堕鬼種(インプ)を前に、自分の存在がある限り、彼は永遠に救われないのだと知るラキシュ。
「わかってるんでしょう? あなたがそばにいるだけで、あの子は死に近づいていく」
別れを告げた妖精兵の思考を埋めるのは数多の言葉の断片――あの夜の記憶。
アニメで話題騒然!! 涙と希望を受け継いだ、次代妖精による第2部!

以下、ネタバレありの感想です。

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ウォーター&ビスケットのテーマ1 コンビニを巡る戦争/河野裕・河端ジュン一

ウォーター&ビスケットのテーマ1 コンビニを巡る戦争 (角川スニーカー文庫)
ウォーター&ビスケットのテーマ1 コンビニを巡る戦争 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年9月刊。
「サクラダリセット」「階段島」シリーズの河野裕さんの新作ラノベ(共著?)。
崩壊した世界に放り込まれた少年が、生き残りをかけて他プレイヤーと戦う物語です。
もしも「サクラダリセット」がデスゲームだったらこんな感じかなぁという雰囲気。
込み入ったルールと心理的駆け引きが面白かったし(個人的には理解するのが少し大変だったけれど)、震えながらも生きることに執着する臆病者主人公も好みでした。
まだまだ序章という感じだし、ラストが「ここで終わるのかよ!」っていう悶える切り方だったので次巻が待ち遠しいです。

☆あらすじ☆
『サクラダリセット』コンビが贈る、新たなる青春ファンタジー。
「ヒーローになるつもりですか?」「違う。僕はお姫様になりたい」闘うより、護られたい――臆病であることを誇る高校生・香屋歩と幼なじみの秋穂栞が迷い込んだのは、8月がループする街【架見崎】だった。ここを訪れた人々は任意の特殊能力を与えられ、乏しい物資を巡る戦争を繰り広げていた。だが、ふたりが希望した能力は戦闘の役に立たないもので……。生存戦略に反則はない。ルールブックの穴をつく、臆病者の戦いが始まる。

以下、ネタバレありの感想です。

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死にたがりビバップ -Take The Curry Train !-/うさぎやすぽん

死にたがりビバップ -Take The Curry Train !- (角川スニーカー文庫)
死にたがりビバップ -Take The Curry Train !- (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年8月刊。
第22回スニーカー大賞「特別賞」受賞作。
自殺志願者が集まる寝台特急を舞台に、変人どもが酒を飲んでは管を巻き、カレーを食べては舌鼓を打ち、ピンチが起これば大騒ぎ!という群像劇コメディ。
熱いカレー推しラノベでした。カレー食べたい。
全体的にシュールを突き進む感じで、とっちらかった内容を勢いでまとめてフワッと仕上げたみたいな印象でした。
もう少し詰めて描いてほしかった・・・という点は多々あるのだけど、会話劇のノリが好みで読んでる間は楽しかったから満足です。

☆あらすじ☆
「生きる意味がない」と嘆く完璧主義者は、納得いく死に場所を求め〈寝台特急ボンディ〉に乗車する。
それは余生を謳歌する、穏やかな旅になる――はずだった。
酔いどれの旧友、メイドに扮した麻薬捜査官、ギャングの可憐な跡取り娘、爆弾をまとう元恋人……旅は道連れ、ギャングも乗り込み銃弾飛び交うバカ騒ぎへと突入する!!
不器用な自殺志願者たちの奏でる、熱烈な群像劇を召し上がれ。

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君と四度目の学園祭/天音マサキ

君と四度目の学園祭 (角川スニーカー文庫)
君と四度目の学園祭 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年6月刊。
学園祭が迫るなか何度も死の危険に遭遇していく主人公と、彼を助けようとする幼なじみのヒロイン。
仲良しで両片思いのふたりがすれ違いに苦しみながら想いを伝えようとするタイムループ青春小説でした。
構成が好みじゃなかったり終盤のご都合主義が気になったものの、幼なじみ特有の至近距離恋愛が堪能できたところは良し。
綺麗に終わっているから単巻ものかな。次回作に期待します。

☆あらすじ☆
このままの関係が続けばいい。そう思ってた――。
高2の秋。5日後に迫った学園祭の練習の帰り道、刻谷結羽太はトラック事故に遭いかける。傍らにいた幼馴染の少女・新都久遠がわがままを言って引き留めなければ、大事故になっていたかもしれない。九死に一生を得た結羽太だったが、その後も何かとトラブルに見舞われるように。そんな折り、久遠が学園祭で誰かに「告白」するという噂を聞く。はっきりと彼女への想いを認識した結羽太は久遠に想いを伝える決意をするが……。今日の「告白」を忘れてしまっても、明日君が「思い出」から消えても、必ず伝えにいくから。だから、どうか学園祭で待っていて――。恋と焦燥と疾走が胸を焦がす、青春エンターテイメント!

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かりゆしブルー・ブルー 空と神様の八月/カミツキレイニー

かりゆしブルー・ブルー 空と神様の八月 (角川スニーカー文庫)
かりゆしブルー・ブルー 空と神様の八月 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2017年6月刊。
面白かったー!
とある呪いをかけられた高校生が助けを求めて訪れたのは沖縄にある「神々の住む島」。
そこで出会った「花人」の少女と共に行動することになった主人公の目を通して、人と神の繋がりから生まれるトラブルや、異国情緒あふれる沖縄の鮮やかな風景が描かれていく物語です。
カミツキレイニーさんらしいズシッとくる人間ドラマも読み応えあり。
明るくコメディタッチな前半と様々な真実が明らかになるシリアスな後半の落差が激しいのだけど、後半からの流れが好きすぎて思わず物語に引き込まれてしまいました。
担当絵師の白狼さんのキャラありきで始まった企画ものらしいのだけど、単体で十分に楽しめる作品だと思います。
あー!沖縄行きたい!!

☆あらすじ☆
悪童〈ヤナワラバー〉が切り結ぶ、神様とのちょっと不思議な“縁”の話。
「人間の上でもなく、下でもなく。私たちのすぐそばにいるもの。それが沖縄の神々さ」
怪異を祓うため神々の住む島・白結木島を訪れた春秋の前に現れたのは、地元の少女、空。天真爛漫で島想い、どこまでもフリーダムな彼女に呆れる春秋だったが、空は神様との縁を切ることで怪異を祓う“花人”の後継者――春秋が島を訪れた理由そのものだった。未熟ながらも、島の人々とともに怪異解決に挑む少年少女の、沖縄青春ファンタジー!

以下、ネタバレありの感想です。

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この素晴らしい世界に祝福を!11 大魔法使いの妹/暁なつめ

この素晴らしい世界に祝福を!11 大魔法使いの妹 (角川スニーカー文庫)
この素晴らしい世界に祝福を!11 大魔法使いの妹 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年5月刊。
今回も安定のクズ・・・面白さでした!
めぐみんこんなに可愛いのに男の趣味がそれでいいのか本当にいいのか笑ってしまう。

☆あらすじ☆
めぐみんの妹がアクセル中を振り回す!? こめっこ注意報発令の第11巻!
無事アイリス護衛の任務をやり遂げたカズマたちの元へ、めぐみんの妹こめっこが訪ねてくる。無邪気な妹の尊敬目線にカズマやアクア、ダクネスまで良い気分に。さらなる勇姿を見せようと珍しくクエストに出かけるが?
電子版特典として、電子限定書き下ろし短編『そのスキル、危険につき』を特別収録!

以下、ネタバレありの感想です。

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終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?4/枯野瑛

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#04 (角川スニーカー文庫)
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#04 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年4月刊。
新展開。ここから第4エピソードの始まりとのこと。
そういうわけで内容も序章的ではあるのだけど、色々と不穏な話が出てきて盛り上がってまいりました・・・!

☆あらすじ☆
「フェオドール。わたし、やっと決めたよ。──きみの、邪魔をしてやる」
妖精兵ティアットと堕鬼種(インプ)の対峙は、ラキシュの振るう《聖剣(カリヨン)》セニオリスの一撃で決された。手負いの堕鬼種が目指すのは――かつての戦場、コリナディルーチェ市。バロニ=マキシ一位憲兵武官の計らいで彼の地へ向かったティアットは、朱髪の先輩妖精兵らと邂逅を果たす。一方その頃、妖精倉庫の管理人喰人鬼(トロール)もまた、旧き知人を訪ねてその地を訪れていた……。

以下、ネタバレありの感想です。

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ひとくいマンイーター/大澤めぐみ

ひとくいマンイーター (角川スニーカー文庫)
ひとくいマンイーター (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年3月刊。
「おにぎりスタッバー」の前日譚であり、魔法少女サワメグが主人公の物語。
今回も面白かったです。文章は前巻よりもマトモ(?)になっているのだけど、それは全てサワメグのおかげ。しかし前巻とは打って変わって哲学的というか形而上学的というか、考えれば考えるほどに深みにはまっていきそうな雰囲気をこじらせてるのもサワメグのおかげ。
歪で凄惨でわけわからん物語が繰り広げられていくのは相変わらずで、それが爽やかな青春ストーリーとして綺麗に着地するのも相変わらず。お見事でした。

☆あらすじ☆
「わたしは魔法少女。敵は連続殺人鬼」――世界と戦う、孤高の青春エンタメ。
「あ、目が覚めたんだ」見知らぬ天井。咽せるような血の臭い。「こんな場所で何してたの?」思い出せない。ここはどこだ。なぜわたしは倒れている。「とにかく気を付けなよ、人食いマンに」巷で噂の美少女専門の連続殺人鬼?「攫われて殺されてバラバラにされて食べられちゃうんだよー」そうだ、わたしはそいつを必ず見つけて
――「この手で殺さないといけないんだった」
サワメグとアズの出会いを語る「おにぎりスタッバー」前日譚。

以下、ネタバレありの感想です。ネタバレ強めなので未読の方は要注意です。

続きを読む ひとくいマンイーター/大澤めぐみ