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終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?6/枯野瑛

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#06 (角川スニーカー文庫)

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#06 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年6月刊。
あ、あ、つらい・・・・・・
なんで、どいつも、こいつも、あああ・・・・・・

☆あらすじ☆
「ごめんよ。あの時……約束、守れなくてさ」戦場に刻む、最後の嘘。
フェオドールは鏡の向こう、黒髪の青年に語りかける。君の力を貸してくれないか――浮遊大陸群を墜とすために。夜が明け、モウルネンが燦めく戦場に刻む、最後の嘘。これが、みんなが幸せになれる唯一の方法だと。

以下、ネタバレありの感想です。

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真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました/ざっぽん

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました (角川スニーカー文庫)
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2018年6月刊。
RPGに登場する「途中で離脱する仲間」を主人公としたスローライフ・ファンタジー。
勇者パーティーを追い出され辺境にやってきた主人公が、元ツンデレお姫様と一緒に薬屋を開業する物語です。

もうね、この作品の主人公とヒロインの関係が好きすぎて好きすぎて好きすぎて・・・!(震)
ツン期の終わった元ツンデレヒロインが可愛すぎました。
押しの強さがツンではなく素直なデレ方向に発揮されると愛しさしか生まれない(拝)
このカップルの「互いの気持ちを理解した上で、あえて遠回しな表現で今の距離感を楽しんでいる」雰囲気に、私はどこまでも転がり続けるのであった・・・・・・

幕間で描かれる「勇者パーティで戦っていた頃」のエピソードも面白かったです。
スローライフものってあまり読んだことがなかったのだけど、この幕間のおかげで予想以上に物語に緩急があったんですよね。楽しかった〜
ほのぼのした日常の影に描かれる殺伐とした世界観も気になるところ。
今後も期待したいシリーズです!

☆あらすじ☆
追い出されたから辺境でスローライフを始めよう!
「君は真の仲間ではない――」
最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦力外を言い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。
「はぁ、あんときは辛かったなぁ」
レッドが抜けた事で賢者達が大パニックになってるとは露知らず、当の本人は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが……
「私もこのお店で働いていいかな? 住み込みで!」
突如かつての仲間であるお姫様が自宅まで訪ねてきて!?
追い出された英雄は第2の人生で報われる――。お姫様との幸せいっぱいな辺境スローライフ開幕!!
レッドとリットの出会い、そして二人の新たなスローライフを描いた大ボリューム45000字の【書き下ろしエピソード】を新規収録!
「小説家になろう」四半期累計総合1位の超ヒット本命作が、大幅加筆にて遂に文庫化!!

以下、ネタバレありの感想です。

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好きって言えない彼女じゃダメですか? 帆影さんはライトノベルを合理的に読みすぎる/玩具堂

好きって言えない彼女じゃダメですか? 帆影さんはライトノベルを合理的に読みすぎる (角川スニーカー文庫)
好きって言えない彼女じゃダメですか? 帆影さんはライトノベルを合理的に読みすぎる (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2018年6月刊。
普段は無口な帆影さんがブッ飛んだラノベ論を展開していくディスカッション・ラブコメ。
キャッチコピーの「無言の『好き』に萌え死に必至!?」には途中まで首を傾げていたのだけど、最後まで読んで無事に死にました。
ところでこのあらすじ、正しいっちゃ正しいんだけど何か違う気がするんだよなぁ。
WEB作家の友達と喧嘩した妹のために、「ライトノベルって何が面白いの?」を追究する物語なので。
今回のテーマは「表紙」「ハーレム」「異世界転生」などなど。全てに渡ってぶっ飛んでます。
続刊すればロボ回も予定されているらしく、超気になるのでシリーズ化に期待します!

☆あらすじ☆
「恋人同士、ですか? よく解りませんが、それでよければ」
僕の彼女、帆影歩は少し変わっている。無口で無表情が基本な上に「人=哺乳類=おっぱい大好き」と、平然とトンデモ理論を語ってくる。さらに僕の足の甲を愛撫してきたり、入浴中の裸の画像を送ってきたり――って帆影?当初は清純派文学少女だったよね!? おかげでなぜか妹の映が心配?してきて、言葉責めに合うようになったのですが!?(妹よ、お前は何なんだ)
そんな帆影も“普通彼女”を目指してはいるらしく、参考にしているのは……ら、ラノベらしい?(なんか期待しちゃう)
彼女と妹と僕。ラノベを通じた不思議な三角ラブコメ開幕!!

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それでも異能兵器はラブコメがしたい/カミツキレイニー

それでも異能兵器はラブコメがしたい (角川スニーカー文庫)
それでも異能兵器はラブコメがしたい (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2018年4月刊。
面白かった〜!
長年想い続け、ようやく再会できた初恋の少女のために身体を張って張って張りまくる少年の物語です。
異能兵器となった彼女のために他の異能兵器と戦う話なのだけど、ジャンル的には「ラブコメ」・・・なのか・・・?
どちらかと言えばこれは「ラブコメがしたい」というお話だと思います。私はその気持ちにこそ胸がキュンとしました。
ああもう、カミツキレイニーさんの描く少年少女の恋心って、なんで毎回こうエモいのか!

☆あらすじ☆
滅んじゃえばいいと思っていたこの世界で―最近、気になる人ができたかも。
俺・辰巳千樫は、クラスメートの市ヶ谷すずが好きだ。ラブコメに憧れる、引っ込み思案な不思議系女子。
そんなかわいい彼女との、待ちに待ったデート当日――この関係は始まった。
突然ビルは崩れ、降り注ぐ銃弾の中で、無傷のままの少女。
「……怖がらせてごめんね。私は、異能兵器だよ」
すずを狙ったテロに巻き込まれ死んだ俺は、復興庁終末局によって生き返り、“異能兵器(カノジョ)”が願う“ラブコメのような学園生活”を演出する《お友だち係》に任命され!?
たとえ何度死んでも、世界を敵に回しても――大好きなこの子とデートする。
新世代学園アクションラブコメ、開幕!!

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ヴぁんぷちゃんとゾンビくん 吸血姫は恋したい/空伏空人

ヴぁんぷちゃんとゾンビくん 吸血姫は恋したい (角川スニーカー文庫)
ヴぁんぷちゃんとゾンビくん 吸血姫は恋したい (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2017年12月刊。
面白かったー!
吸血鬼とゾンビの出会いから始まる現代ファンタジー。
孤独な少女と名前のない少年のズレた掛け合いが可愛く、互いを通して「自分」を知っていく物語としても面白かったです。
人外恋愛譚として私好みな作品。ぜひシリーズ化してほしいなー!

☆あらすじ☆
ひとりぼっちの吸血姫と心を持たない死人青年の、ガール・ミーツ・ボーイ
魅了の魔眼を持つせいで、心を通わせる相手が作れない吸血鬼の少女・ルーミア。だからこそ、誰よりも“恋愛”に憧れていて──。そんな彼女が出会ったのは、心がないゆえに対等になれるゾンビだった!?

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6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。/大澤めぐみ

6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。 (角川スニーカー文庫)
6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★★
2017年11月刊。
「おにぎりスタッバー」の大澤めぐみさんの新作は、4人の男女の高校3年間を描く青春群像劇。
身体も心もすごく忙しくて、あっという間に時間が流れていく高校時代。
あの頃は未熟なりに色々なことを一生懸命考えてたんだよなぁ、という感傷を呼び起こす青春小説でした。
色々と刺さりすぎて心がしんどくなる部分もあったけれど、とてもとても素晴らしかったです。こういうのホント好き。

☆あらすじ☆
この“ありふれた別れ”に涙が止まらない――『おにぎりスタッバー』の鬼才による、渾身の青春群像。
やりたいことが見つからず、漠然と都会を夢見る優等生の香衣。サッカー部のエースで香衣の彼氏のはずの隆生。香衣に一目惚れする学内唯一の不良・龍輝。ある秘密を隠すため、香衣の親友を演じるセリカ。4人が互いに抱く、劣等感。憧れ。恋心。後悔。あの駅で思いはすれ違い、一度きりの高校生活はとどまることなく進んでいく。「どうしてすべて手遅れになってからでないと、一番大事なことも言えないんだろう」これは、交錯する別れの物語。

以下、ネタバレありの感想です。

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終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?5/枯野瑛

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05 (角川スニーカー文庫)
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2017年10月刊。
引き続き第四エピソード・コリナディルーチェ編。
今回は意外な人物に対して見方が大きく変わる巻でした。
こういうの本当にズルいと思うけど、まんまと好感度高めてしまうから私はちょろい。

☆あらすじ☆
――その日、2番浮遊島は完全に沈黙した。
遺跡兵装(ダグウェポン)モウルネンの真実を知るべく、護翼軍(ごよくぐん)司令本部に忍び込んだ元四位武官フェオドール。彼の前に立ちはだかったのは、かつての妖精兵ノフト・カロ・オラシオンだった。
昏倒して目覚めない堕鬼種(インプ)を前に、自分の存在がある限り、彼は永遠に救われないのだと知るラキシュ。
「わかってるんでしょう? あなたがそばにいるだけで、あの子は死に近づいていく」
別れを告げた妖精兵の思考を埋めるのは数多の言葉の断片――あの夜の記憶。
アニメで話題騒然!! 涙と希望を受け継いだ、次代妖精による第2部!

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ウォーター&ビスケットのテーマ1 コンビニを巡る戦争/河野裕・河端ジュン一

ウォーター&ビスケットのテーマ1 コンビニを巡る戦争 (角川スニーカー文庫)
ウォーター&ビスケットのテーマ1 コンビニを巡る戦争 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年9月刊。
「サクラダリセット」「階段島」シリーズの河野裕さんの新作ラノベ(共著?)。
崩壊した世界に放り込まれた少年が、生き残りをかけて他プレイヤーと戦う物語です。
もしも「サクラダリセット」がデスゲームだったらこんな感じかなぁという雰囲気。
込み入ったルールと心理的駆け引きが面白かったし(個人的には理解するのが少し大変だったけれど)、震えながらも生きることに執着する臆病者主人公も好みでした。
まだまだ序章という感じだし、ラストが「ここで終わるのかよ!」っていう悶える切り方だったので次巻が待ち遠しいです。

☆あらすじ☆
『サクラダリセット』コンビが贈る、新たなる青春ファンタジー。
「ヒーローになるつもりですか?」「違う。僕はお姫様になりたい」闘うより、護られたい――臆病であることを誇る高校生・香屋歩と幼なじみの秋穂栞が迷い込んだのは、8月がループする街【架見崎】だった。ここを訪れた人々は任意の特殊能力を与えられ、乏しい物資を巡る戦争を繰り広げていた。だが、ふたりが希望した能力は戦闘の役に立たないもので……。生存戦略に反則はない。ルールブックの穴をつく、臆病者の戦いが始まる。

以下、ネタバレありの感想です。

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死にたがりビバップ -Take The Curry Train !-/うさぎやすぽん

死にたがりビバップ -Take The Curry Train !- (角川スニーカー文庫)
死にたがりビバップ -Take The Curry Train !- (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年8月刊。
第22回スニーカー大賞「特別賞」受賞作。
自殺志願者が集まる寝台特急を舞台に、変人どもが酒を飲んでは管を巻き、カレーを食べては舌鼓を打ち、ピンチが起これば大騒ぎ!という群像劇コメディ。
熱いカレー推しラノベでした。カレー食べたい。
全体的にシュールを突き進む感じで、とっちらかった内容を勢いでまとめてフワッと仕上げたみたいな印象でした。
もう少し詰めて描いてほしかった・・・という点は多々あるのだけど、会話劇のノリが好みで読んでる間は楽しかったから満足です。

☆あらすじ☆
「生きる意味がない」と嘆く完璧主義者は、納得いく死に場所を求め〈寝台特急ボンディ〉に乗車する。
それは余生を謳歌する、穏やかな旅になる――はずだった。
酔いどれの旧友、メイドに扮した麻薬捜査官、ギャングの可憐な跡取り娘、爆弾をまとう元恋人……旅は道連れ、ギャングも乗り込み銃弾飛び交うバカ騒ぎへと突入する!!
不器用な自殺志願者たちの奏でる、熱烈な群像劇を召し上がれ。

以下、ネタバレありの感想です。

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君と四度目の学園祭/天音マサキ

君と四度目の学園祭 (角川スニーカー文庫)
君と四度目の学園祭 (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2017年6月刊。
学園祭が迫るなか何度も死の危険に遭遇していく主人公と、彼を助けようとする幼なじみのヒロイン。
仲良しで両片思いのふたりがすれ違いに苦しみながら想いを伝えようとするタイムループ青春小説でした。
構成が好みじゃなかったり終盤のご都合主義が気になったものの、幼なじみ特有の至近距離恋愛が堪能できたところは良し。
綺麗に終わっているから単巻ものかな。次回作に期待します。

☆あらすじ☆
このままの関係が続けばいい。そう思ってた――。
高2の秋。5日後に迫った学園祭の練習の帰り道、刻谷結羽太はトラック事故に遭いかける。傍らにいた幼馴染の少女・新都久遠がわがままを言って引き留めなければ、大事故になっていたかもしれない。九死に一生を得た結羽太だったが、その後も何かとトラブルに見舞われるように。そんな折り、久遠が学園祭で誰かに「告白」するという噂を聞く。はっきりと彼女への想いを認識した結羽太は久遠に想いを伝える決意をするが……。今日の「告白」を忘れてしまっても、明日君が「思い出」から消えても、必ず伝えにいくから。だから、どうか学園祭で待っていて――。恋と焦燥と疾走が胸を焦がす、青春エンターテイメント!

以下、ネタバレありの感想です。

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