前巻の感想はこちらから
評価:★★★★☆
2017年1月刊。
人生なげやり悪辣執事と引きこもり伯爵の主従ラブコメ完結巻。
主従のジレジレ感で楽しませつつ、王道ラブロマンス的に物語が盛り上がった最終巻でした。最後まですごく面白かったです。
やっぱりこのシリーズはアルベルタの優しくて図太いところが本当に魅力的。アルベルタに振り回されつつも彼女を愛する伯爵家の人たちもキュートで可愛いかったです。
特に終盤の展開は、ヴィクターがんばった!と褒めてやりたくなりましたw
☆あらすじ☆
複雑なお家事情のある伯爵家で、女だてらに執事を務める、田舎令嬢のアルベルタ。自身の素性を少し偽り、ややなげやりに働いていた。そんな中、主人一家に変化の兆しが!癖のある面々がなぜだかアルベルタに信頼を寄せ、旦那様との結婚話が持ち上がったのだ。あれこれ悩んだ彼女だったが、ついに一大決心!…しようとしたところで、最後の事件が巻き起こってしまい―大胆不敵な女執事、なげやり人生に終止符を打つ!?異色のラブファンタジー、華麗なる最終章!
以下、ネタバレありの感想です。