ぼくたちのリメイク 4 「いってらっしゃい」(MF文庫J)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
前巻の感想はこちらから
評価:★★★★☆
2018年4月刊。
3巻ラストからどう続くんだろうと思って読んだら、世にも奇妙な物語が始まった感じ。
ぽいっと差し出されたインスタントな幸福。
それに包み込まれた欺瞞と罪悪感の苦しみ。
読んでいてゾワゾワしました。こういう展開いいね!
☆あらすじ☆
いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー、第4弾!
貫之は筆を折り、大学を去った。
僕、橋場恭也の誰かのための行動は誰かの進むべき道を捻じ曲げた。
そして僕は、今度は十一年の時を飛ぶ。
シノアキは絵を描くことを辞めていた。
ナナコの夢が叶うことはなかった。
再び元の年齢へと強制的に戻された僕には、存在しなかったはずの幸せな人生だけが残された。
これが、僕が作り直した人生だった。
再びゲームディレクターとして働く日々が始まった。
同僚の河瀬川や仲間たちと共に毎日のように起きるトラブルを解決する。
きっとこれで良いのだろうと呑み込んだ。
そして彼女は、微笑み言った。
「いってらっしゃい」
以下、ネタバレありの感想です。