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クラスメイトが使い魔になりまして2 /鶴城東


クラスメイトが使い魔になりまして 2 (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年9月刊。
険悪主従の強制同棲密着学園ラブコメ第2弾。
1巻にも増してケンカップルの良さみが際立っていました。最高かよ。
でも怖い女子も増えた・・・のはさておき、2巻は修行回です。

関係が険悪を超えて冷えだしてきた想太と千影。
そんな二人は試練を乗り越えて信頼関係を築けるのか。

この本を読んでると口元がゆるみっぱなしになるから困ります。もぉ、ニヤニヤが止まらん!
てかね表紙の小指!小指見て!!!

☆あらすじ☆
スキなんて嘘――キライも、たぶん嘘。
落ちこぼれの俺、芦屋想太には藤原千影という分不相応な使い魔がいる。
紆余曲折はあったが一応主従関係は継続中。
そんななか、藤原本家に呼び出された俺は、売り言葉に買い言葉で千影との婚約を認めることに。
おまけに俺たちが婚前交渉しないか、監視役まで付くときた。いや、全裸で懇願されたってしねーよ……一方で、『新魔術』を狙う連中に対抗するため、俺は師匠に特訓を申し込む。
だけどまずは千影と信頼関係を結べ?
なんでこのゴリラ女と、ってうそ暴力はやめ――ごふっ。
喧嘩ップル好きに贈る、険悪主従ラブコメ第2弾!

あらすじの一行目、エモすぎない・・・?

以下、ネタバレありの感想です。

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クラスメイトが使い魔になりまして /鶴城東


クラスメイトが使い魔になりまして (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年5月刊。
第13回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞・審査員特別賞受賞作。
アクシデントにより主従関係となった険悪男女を描いた魔術学園ファンタジーです。

これはケンカップル好きにはたまりませんね・・・!

反りが合わない二人による猛烈な罵詈雑言の応酬と、それでも傍に居なければいけない恥辱。
二人の間に隠された事情も相まって、一体どんな関係へ進んでいくのかニヤニヤしながら読みました。超楽しかった。

魔術師の学園ものとしても設定が面白く、スピード感とギリギリ感でもみくちゃにされるバトルは読み応えあり。
一応は召喚バトルなんだけど、使い魔はヒロインなのでバディものっぽい雰囲気があるかな?

すごく好みな作品でした。2巻も続けて読みます。

☆あらすじ☆
「その貧乳で使い魔は無理だろ」「死ね!」
クラスの美少女を侍らせてみたい。
誰もが一度くらいは考えるんじゃなかろうか。でもまあ、正直オススメしない。
落ちこぼれ魔術師の俺、芦屋想太には藤原千影という使い魔がいる。彼女は魔術師の名門出身で、ついでに誰もが憧れる学年一の美少女だ。
え、羨ましい? まじか、じゃあ譲ってやるよ。
まず、こいつはご主人様に求める理想が高い。負けん気が強く、中々反抗的で、絶望的に貧乳だ。
それでもいいならぜひ引き取って……あ、うそ! 許して、藤原さ―――
この物語は主従関係からはじまる、ふたりの恋(?)のヒストリー……らしい。

以下、ネタバレありの感想です。

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14 /渡航


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (14) (ガガガ文庫 わ 3-24)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★★
2019年11月刊。
俺ガイル完結巻です。
ついに終わった・・・・・・終わってしまったよ。本当に終わったのか?
最終巻、溜めに溜めた鬱憤を爆散させ、もはや最高だったとしか言えません。
俺ガイル最高!とても面白かったです!

☆あらすじ☆
まちがい続ける青春模様、シリーズ完結。
季節はまた春を迎えようとしていた。
同じ日々を繰り返しても、常に今日は新しい。悩み、答えに窮し、間違えを繰り返しても、常に飽きもせず問い直すしかない――新しい答えを知るために。
言葉にしなければ伝わらないのに、言葉では足りなくて。いつだって出した答えはまちがっていて、取り返しがつかないほど歪んでしまった関係は、どうしようもない偽物で。
――だからせめて、この模造品に、壊れるほどの傷をつけ、たった一つの本物に。故意にまちがう俺の青春を、終わらせるのだ――。
過ぎ去った季節と、これから来る新しい季節。
まちがい続ける物語が終わり……そしてきっとまだ青春は続いていく。シリーズ完結巻。

以下、ネタバレありの感想です。

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13 /渡航


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13 (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年11月刊。
まもなく「俺ガイル」最終巻が発売されます。
ということで、1年積みっぱなしだった13巻に手を付けました。

☆あらすじ☆
エンドロールが流れる前に。
暦は雪解けの季節を迎えるが、新しい希望の芽吹きはまだ遠く感じられる3月。
それぞれの想いを言葉にし、行動しようとする雪乃、結衣、八幡。そして、それは今のままの関係でいることを終わらせることでもあって――。
雪ノ下雪乃は、最後まで見届けて欲しいと願った。由比ヶ浜結衣は、このままずっと一緒にいられたらと祈った。美しい夕日に時が止まればと願っても、落日を迎えなければ新しい日はやってこない。前に進むために諦めること、終止符を打つこと。悩むまもなく、巻き戻すことも出来ず、エンドロールは流れ始める……。

以下、ネタバレありの感想です。

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プロペラオペラ /犬村小六


プロペラオペラ (ガガガ文庫)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年9月刊。
面白かった!
飛空士シリーズの犬村小六先生による、新たな恋と空戦の物語。
空に浮かぶ巨大艦隊同士が激突する迫力の空戦と、国を背負う幼馴染2人のツンデレな恋模様を楽しめる新作です。
太平洋戦争時の日本がモデルになっているところは『とある飛空士への夜想曲』を思い出すのだけど、あちらよりも物語に閉塞感は(現時点で)(そこまで)ないし、キャラが若々しく、コメディ色強め。
大言壮語を吐きつつ比類なき才能を発揮する主人公の活躍も痛快で、最後まで高揚感をもって楽しむことができました。
とはいえ、人がたくさん死ぬ「戦争」の物語ではあるし、先行きは暗いんですけどね・・・・・・
犬村作品には毎度心を○されるので続きを読むのが怖いけれど、それ以上に楽しみで仕方ありません。2巻も期待!

☆あらすじ☆
美少女艦長+天才参謀、天空の艦隊決戦へ!
極東の島国・日之雄。その皇家第一王女イザヤ18歳。
彼女はしかし同時に、重雷装飛行駆逐艦「井吹」の艦長である。イザヤのためなら命を投げ出す乗組員達は、全員彼女の大ファン!
そんな「井吹」に、突然イザヤの部下として乗り込んできたのは、主人公クロト。皇族傍系黒之家の息子であったクロトはイザヤとは幼なじみであったが、ある日、イザヤに対し最っ低の事件を起こして皇籍剥奪となり、家族もろとも敵国ガメリア合衆国へと逃亡したのであった。そのクロトが(どのつら下げて)なぜ今ここに!?
クロトは言い切る、「俺はガメリアを牛耳る怪物から日之雄を守るために帰ってきた」!おりしも我が国日之雄は、カネと武力で日之雄を我が物とせんとするガメリアと開戦に踏み切った。イザヤとクロトは「井吹」を駆り、超大国ガメリアの世界最強飛行艦隊に対し決戦を挑む!!
自信満々、超傲慢、頭が切れるのに加えてバカがつく努力家クロトの大驀進人生の絢爛舞台、ファン待望の犬村小六真骨頂「空戦ファンタジー戦記」が堂々開幕!!!

以下、ネタバレありの感想です。

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妹さえいればいい。13 /平坂読


妹さえいればいい。13 (ガガガ文庫)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年9月刊。
とても綺麗に終わったので完結巻かと思ってしまいました。次が最終巻とのこと。
伊月と並ぶ「もうひとりの主人公」として、京がフィナーレへ連れて行ってくれるようです。

☆あらすじ☆
そして、新しい日常が始まる。
冬が終わり、季節は春。主人公達はそれぞれ、新しい一歩を踏み出していた。新シリーズを発表した不破春斗。出版社ブランチヒルに入社し、ついにプロの編集者となった白川京。大学のTRPGサークルでオタサーの姫と化した羽島千尋。そして10万文字のラブレターによって何かを掴んだ伊月は、今度こそ本物の主人公になるべく精力的に小説を書き続けていた。ゲームして旅行して酒を飲み、仕事して、恋をする。同じようで変わりゆく、新しい日常が幕を開けた。大人気青春ラブコメ群像劇、いよいよ最終章――前編!!

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月とライカと吸血姫5 /牧野圭祐


月とライカと吸血姫 (5) (ガガガ文庫 ま 5-8)【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年8月刊。
新章スタートの宇宙飛行士たちの物語第5弾。
いよいよ月面着陸を目指すのだけど、問題は山積み、フラグも山積みで、本当にどうなっていくのやら。
続きがとても楽しみです。

☆あらすじ☆
誰がために、月を目指すのか。
共和国の宇宙開発が停滞するなか、それまで後手に喫していた連合王国は資金力と組織力を武器に目覚しい成果を上げ続けていた。一方、焦りを募らせる共和国政府上層部は、人命を軽視した無理難題を現場に押し付ける。
〈ライカ44〉の訓練センターの副長官に昇進したレフは、同じく教官を務めるイリナと後進の育成に励みつつ、自らも月への飛行のため訓練を続けていた。
そんな中、レフの同期であるミハイルとローザが結婚するというニュースが飛び込む。しかしそれは、停滞気味の宇宙開発を隠蔽したい政府によって仕組まれた強制結婚。憤るレフとイリナだが、さらなる理不尽が彼らを待ち受けていて……。
宇宙飛行士は、技術者は「人類の夢」のため、いつだって命がけだ。しかし、国家の威信という名の下に、政府の駒であり続けるのは本当に正しいことなのだろうか。
これは、世界が東西に二分され、月を目指し争っていた時代の物語。その光と陰、表と裏の歴史に、宙に焦がれた人と吸血鬼がいた。
宙と青春のコスモノーツグラフィティ、新章「月面着陸計画編」ここに始動!

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むしめづる姫宮さん /手代木正太郎


むしめづる姫宮さん (ガガガ文庫 て 2-11)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年8月刊。
面白かった!
「悪い虫」に憑かれてしまった少年がお節介に奔走する、ちょっと不思議な青春物語。
「虫」の正体を探るなかで思春期の少年少女が自分の心に向き合う話で、土壇場で見せる主人公の頑張りがとても良かった。
普段はとても卑屈で矮小な少年なんだけどね。でも、誰かのために戦える人って格好いいですよね。

テーマが「昆虫と青春」ということで昆虫の話もたくさん出てきます。
虫が苦手な私ですら「虫って実は面白いのでは?」と思えてくる薀蓄の数々が楽しかったです。

解説役の虫オタクなヒロインがまた可愛いんですよ〜。
好きな分野の話になると饒舌早口になるタイプのオタクです。
主人公と揃って妙に小物っぽいカップルなんだけど、そこに愛嬌があってとても好き。

シリーズ化してほしいなぁ。楽しみに待っています!

☆あらすじ☆
一寸の虫にも五分の魂。それはヒトも同じ。
――宮城県宮城郡浦上町。そこは虫の魂が漂う不思議な町。時に虫の魂は未熟な思春期の若者の魂にひきよせられ、憑いてしまう。そんなとき、町の老人たちは、そっと若者に告げるのだ。「悪い虫に憑かれたら山の上の姫宮さんの所に行きなさい」と。
身も心も小さい有吉羽汰は、ある日突然、身の丈にあわない「おせっかい」をしてしまうようになってしまう。そのことを祖母に相談すると「……悪い虫さ憑かれたんだな」と姫宮さんのところへ行くように勧められるのだった。
だが、そこにいたのは昆虫のことが大好きなだけの、引っ込み思案の女の子で――?
セミの魂に憑かれ、五日おきにしか家を出られなくなった幼馴染み。
バッタの魂で集団化し、学校を支配し始めた女子ダンス部たち。
虫の魂による奇妙な騒動を、羽汰は虫好き少女姫宮さんとともに解決してゆくことになるのであった。
虫と人間、五分と五分の魂が巻き起こす、ちょっと不思議な青春物語。

以下、ネタバレありの感想です。

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夏へのトンネル、さよならの出口/八目迷


夏へのトンネル、さよならの出口 (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年7月刊。
失った妹のことを心に抱え続ける少年。
彼が偶然見つけたのは「欲しいものがなんでも手に入る」という噂がある不思議なトンネルだったーー

夏の暑さがつれてくる、過去に残してきた後悔の記憶。
それを覆せるかもしれないハイリスクな希望。
そして、過去と今と未来を繋ぐ、ひと夏のボーイミーツガール。

この時期になると、夏に読みたくなるノスタルジックで良い青春小説が登場しますね。本作もとても面白かったです。

☆あらすじ☆
「ウラシマトンネルって、知ってる? そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入るの」
「なんでも?」
「なんでも。でもね、ウラシマトンネルはただでは帰してくれなくて――」
海に面する田舎町・香崎。
夏の日のある朝、高二の塔野カオルは、『ウラシマトンネル』という都市伝説を耳にした。
それは、中に入れば年を取る代わりに欲しいものがなんでも手に入るというお伽噺のようなトンネルだった。
その日の夜、カオルは偶然にも『ウラシマトンネル』らしきトンネルを発見する。
最愛の妹・カレンを五年前に事故で亡くした彼は、トンネルを前に、あることを思いつく。
――『ウラシマトンネル』に入れば、カレンを取り戻せるかもしれない。
放課後に一人でトンネルの検証を開始したカオルだったが、そんな彼の後をこっそりとつける人物がいた。
転校生の花城あんず。クラスでは浮いた存在になっている彼女は、カオルに興味を持つ。
二人は互いの欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶのだが……。
優しさと切なさに満ちたひと夏の青春を繊細な筆致で描き、第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たした話題作。

以下、ネタバレありの感想です。

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筺底のエルピス6 四百億の昼と夜 /オキシタケヒコ

筺底のエルピス 6 -四百億の昼と夜- (ガガガ文庫 お 5-6)
筺底のエルピス 6 -四百億の昼と夜- (ガガガ文庫 お 5-6)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★★
2019年1月刊。
面白かったー!!!
待望の、待ッッッッッ望のエルピス最新刊。
凄かったです。興奮しすぎて眼球から血が出るかと思いました。こんな凄い作品を読めていいのか。

だって伏線回収がすごすぎる。
歴史の裏側が紐解かれるなかで、「えっ、(歴史上の)その事件に(エルピス独自の)その設定がはまっちゃうの??」と動揺しまくりでした。
その先にあるのはパズルが美しく完成した時のような快感と達成感と、どうしようもない不安感。
こんな歴史ドラマを作り上げるなんて、オキシタケヒコ神の脳内はどうなってるんだ。

ちなみに今回で私の「筺底のエルピス」最推しキャラが決まりました。猊下かわいいよ猊下。どうしてこんな可愛いの猊下。もはや猊下のことしか考えられない。これが愛・・・・・

☆あらすじ☆
ゲート組織の過去に広がる、巨大な真相――。
殺戮因果連鎖憑依体――
古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。未来を閉ざすその脅威に立ち向かうためには、衝突や非干渉を続けてきた鬼狩りの派閥――三つのゲート組織を和解させる必要があった。
バチカンの《ゲオルギウス会》との同盟が締結された今、日本の《門部》と敵対するゲート組織は不死者の軍勢《I》のみ。組織の裁定権を握る式務の一員となった百刈圭は、和解交渉の特使として、世界を牛耳る巨大な秘密結社のもとに赴くこととなる。
一方その頃、鬼狩りの訓練生となった若者たちも、各ゲート組織に君臨する異星知性体の目的を独自に考察しようとしていた。海を隔てた二つの場所で、真実に肉薄していく彼らが目の当たりにする、星界の影に覆われた、この世の真の様相とは。
不死者の首魁《プロフェッサー》と対峙し、夜空を見上げ、すべての真相にたどり着いたその先で、若き狩人たちが足を踏み出すことになる標なき道は、果たして、いかなる荒野へと続くのか――。
人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。終わりが始まる、継続の第6弾。

以下、ネタバレありの感想というていの猊下語りです。嘘です(嘘じゃない)

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