「角川ビーンズ文庫」カテゴリーアーカイブ

悪役令嬢、セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした。/秋桜ヒロロ


悪役令嬢、セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした。 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年8月刊。
乙女ゲーム悪役令嬢転生+ナイショの男装学園生活。
色々とベタなんだけど、「こういうの好き!」っていうところを丁寧に描いてくれるから好き。
表紙の3人の関係が楽しくて、Wヒーローの恋の鞘当てにニヤニヤしちゃいました。
ちなみに私は毒舌苦労人な義弟推し(現時点)
主人公と義弟は二人三脚で運命に立ち向かうのだけど、その相棒っぽさも楽しかったです。
でも天然で不憫属性の婚約者も可愛くて好きなんだよな〜。イイ人なんだけど報われなさそう感がすごくて良い。
しかしこれ、とある人物のキャラクターが一番面白かったりして。
喜々として乙女ゲームをぶっ壊しにいってる。驚きの自由さ。
彼らの運命の結末を見届けたいし、シリーズ化に期待します。

☆あらすじ☆
WEB発! フラグ回避で【男装】したら<学院の王子様>になりました!?
どのルートでも死ぬ悪役令嬢に転生したセシリア。ヒロインは女性だけが選ばれる神子候補となり、自分はライバルとして死ぬ。とにかく死ぬ。それなら【男】になってフラグ回避しようと、セシリアは男装することに。ところがイベントを間違えて、義弟・ギルバートの代わりに神子を守る騎士になっちゃった!! しかも将来自分を断罪する王太子・オスカーにやたらと絡まれて……!? 女バレ=即死亡!? 目指せ、平和なのほほん生活!
【電子特典短編】
セシリアたちが試験勉強中、気分転換に始まったのは……“王様ゲーム”!? 書き下ろし短編「キケンがいっぱい! 王様ゲーム」を収録!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 悪役令嬢、セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした。/秋桜ヒロロ

アルバート家の令嬢は没落をご所望です6 /さき


アルバート家の令嬢は没落をご所望です 6 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年8月刊。
家督を巡りバチバチと対立するメアリとお兄ちゃんズの仲良し国外旅行編。
兄の妹愛が重くて良いし、メアリとアディの絆も素敵でした。
でも個人的にはもう少しハラハラさせてほしかったかなぁ。

☆あらすじ☆
本格化する次期当主争い、メアリを待ち受けるのは「秘密を知る男」!?
次期当主を決めるため、双子の兄たちと国外視察に出たメアリ。一風変わった訪問先の国・フェイデラで「貴女の秘密を知っています」と話しかける男が現れて……? メアリ史上、最大のピンチに仲間との絆が試される!
電子書籍限定特典として「アルバート家の小さな令嬢のピクニックは、残念ながら中止のようです」を収録!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む アルバート家の令嬢は没落をご所望です6 /さき

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました5 /永瀬さらさ


悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました5 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年7月刊。
舅襲来!そしてクロードに貞操の危機!というシリーズ第5弾。
初の前後編です。良いところで終わってるー!

☆あらすじ☆
魔神登場で嫁舅問題が発生!! 悪役令嬢、妻の立場に悩む……!?
「お父さんだよ、会いたかった!」そう言って微笑む、クロードそっくりの美形・ルシェル。魔の神と名乗り、魔界での魔王の父だという彼は、アイリーンを嫁と認めず、クロードを魔界に連れ帰るというのだが……!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました5 /永瀬さらさ

悪役令嬢らしく、攻略対象を服従させます 推しがダメになっていて解釈違いなんですけど!? /時田とおる

悪役令嬢らしく、攻略対象を服従させます 推しがダメになっていて解釈違いなんですけど!? (角川ビーンズ文庫)
悪役令嬢らしく、攻略対象を服従させます 推しがダメになっていて解釈違いなんですけど!? (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年3月刊。
大好きな乙女ゲームの世界に召喚されたオタク女子高生。
しかしそこは彼女がまだプレイしていない「続編」の世界だった。
混乱する彼女の前に現れた男は、彼女に推しキャラとの敵対を唆してくる—— という異世界召喚ファンタジーです。
いわゆる「悪役令嬢もの」で、ゲームの推しキャラの更生を図るお話です。
オタクムーブ激しい主人公のクセの強さを堪能しましたw
どんなに怖くても推しのために頑張るけれど、推しを前にすると平常心でいられない。このオタク女子、昂ぶりすぎである。

☆あらすじ☆
続編で『推し』がキャラ改悪!? こんなシナリオ、絶対変えてみせます!
「星の力を奪い、彼ら全員を倒しましょう」プレイ直前、乙女ゲーム『星の聖騎士2』の世界に召喚された女子高生のサヤカ。執事のジルが言うには、攻略対象を倒す悪役令嬢ポジションらしい。断固拒否しようとするが、ジルに連れて行かれた先には最推しキャラの聖騎士レオが。「同じ次元に推しが!?」と喜ぶも、彼はすっかり落ちぶれてしまっていて……!? こんなシナリオ認めない! 推しキャラ更生のため、悪役令嬢が立ち上がる!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 悪役令嬢らしく、攻略対象を服従させます 推しがダメになっていて解釈違いなんですけど!? /時田とおる

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました4 /永瀬さらさ

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました4 (角川ビーンズ文庫)
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました4 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年3月刊。
夫を飼い慣らす(はずだった)悪役令嬢と、妻を泣かせたいラスボス魔王の恋と波乱を描くファンタジー第4弾。
前巻で夫婦になった二人の第一歩は「アイリーンの後宮入り」という、えっ、やば・・・な展開からスタートです。これはやばい。具体的に言うと魔王様がやばい。
今回も怒濤の展開で面白かったです。女子4人組の微妙で絶妙な距離感も最高でした。

☆あらすじ☆
聖王の後宮入りしたので、神剣を奪い魔王の元へ帰る事にしました
外交に出たはずが、聖王・バアルの後宮に納められたアイリーン。バアルは3作目のラスボスで、クロードの魔力が効かない相手。こうなったら魔王を倒せるアイテムである神剣を奪うため、聖王を攻略するしかない!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました4 /永瀬さらさ

5分後に立場逆転の恋 /恋する実行委員会 編

5分後に立場逆転の恋 (角川ビーンズ文庫)
5分後に立場逆転の恋 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年2月刊。
エブリスタ×角川ビーンズ文庫「恋」短編コンテスト第5回「立場逆転」の入賞作を収録したショートアンソロジー。
5分後シリーズって色んなレーベルから出ていて本屋でもよく見かけるのですが、読んだのはこれが初めてでした。
様々な作者による同一テーマの短いお話。パッと読めてサラッと楽しむ感じかな。隙間読書に最適化されているなー(これが意外と便利だった)
正直微妙に思うものも多いのだけど、何本か「おっ」と思えるものもあって予想より楽しめた1冊でした。

☆あらすじ☆
5分で恋する、爽快胸キュンショートストーリーが盛りだくさん!
しっかりしているのが『先輩』、頼りないのが『後輩』。かっこつけるのが『彼氏』、守られるのが『彼女』――それって本当? キミが大切だからこそ、色々考えてしまうけど……本気で“恋”がしたいなら、“立場”なんてひっくり返しちゃえ!5分で読めて、最後に心ときめく――そんな恋の小説ばかり! 恋にまつわるテーマごとに集めた、読み切りの胸キュン・ショートストーリーを14編収録。「5分後に恋」シリーズ、第5弾!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 5分後に立場逆転の恋 /恋する実行委員会 編

ローランシアの秘宝を継ぎし者 往け、世界はこの手の中に /橘むつみ


ローランシアの秘宝を継ぎし者 往け、世界はこの手の中に (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2018年12月刊。
異能者だけで閉じこもった島国を舞台に、開国派と鎖国派の政争に巻き込まれた盗賊の少女が、自分を襲った悲劇の真相を知っていく――というファンタジー。
設定は好きな部類です。色々と粗い部分はあるものの、心に傷を抱えながら弟を盲愛するヒロインと彼女を利用しつつ理解を示す大人なヒーローの関係性も良かった。糖度は薄いのだけど、少しずつ信頼が芽生えていく雰囲気が素敵でした。
ただ、ちょっとネーミングに理解できない点が多いかな。うーむ、こういうのって一度気になると読んでてすごく引っかかるんですよねぇ。

☆あらすじ☆
運命に牙を剥け。贖罪と希望へ至る、第16回小説大賞奨励賞・受賞作!!
魔導結界(アルス・マグナ)により国交を断絶する島国・ローランシア。アルメリアは弟と二人、盗賊として隠れ生きてきた。だが忍び込んだ屋敷の主・イーディスに捕まってしまう。弟を人質に「第一王子を盗み出せ」と命じられ、王宮へ潜入するアルメリア。それは、五年前に殺された両親の事件と国を巡る陰謀に繋がっていて!?
「今は殺されてやらねえよ」
運命の船出へ誘う男・イーディス。彼は敵か、それとも……? 

⚠以下の感想では物語の展開や結末に言及する場合があります。ご注意ください。

続きを読む ローランシアの秘宝を継ぎし者 往け、世界はこの手の中に /橘むつみ

剣影に誓う未熟な革命 令嬢だって騎士になりたい! /夏樹りょう

剣影に誓う未熟な革命 令嬢だって騎士になりたい! (角川ビーンズ文庫)
剣影に誓う未熟な革命 令嬢だって騎士になりたい! (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2018年12月刊。
かつて助けてくれた騎士に憧れ、自分も女性初の騎士になろうと奮闘する令嬢の物語。
読みやすい文章で構成もキャラも悪くはないし、丁寧な心情描写へ良いと思います。ただ、個人的にはもう少しインパクトのある何かがあれば更に良かったかな、とも思う。王道設定・王道ストーリーをそのまま綺麗にまとめた感じというか・・・・・・
掘り下げると面白くなりそうな設定が残っているので次巻以降に期待します。

☆あらすじ☆
伝説の“剣影の騎士”に憧れ女人禁制の騎士を目指す男爵令嬢のリシュア。
でも幼馴染みでお目付け役の騎士・ジュリアスは大反対。
「どんなときでも、心だけは共にある」幼い頃にそう約束したのに、本心を明かさないジュリアスに反発したリシュアは、怪しい事件に首をつっこみ大ピンチに!
貴方の心も、未来も守る。私の剣にかけて――!!
第16回角川ビーンズ小説大賞<読者賞>&<奨励賞>W受賞の王道ラブ・ファンタジー!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 剣影に誓う未熟な革命 令嬢だって騎士になりたい! /夏樹りょう

元の世界に帰るための奮闘を描く異世界トリップ 『帰れない聖女は絶対にあきらめない! 異世界でムリヤリ結婚させられそうなので逃げ切ります』/真弓りの

帰れない聖女は絶対にあきらめない! 異世界でムリヤリ結婚させられそうなので逃げ切ります【電子特典付き】 (角川ビーンズ文庫)
帰れない聖女は絶対にあきらめない! 異世界でムリヤリ結婚させられそうなので逃げ切ります【電子特典付き】 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2018年11月刊。
異世界から召喚され、お役目も全うしたのに、「帰れないからこの世界で結婚しろ」と理不尽を突きつけられた元OLな聖女の物語。
とても胸クソな設定ですが、「帰してくれないなら自分で帰るわ!」とキレながら帰還方法を探す旅にでるヒロインの不屈の精神のおかげで楽しく読めました。
ちなみに1冊で綺麗に終わっています。ただ、色々と駆け足でキャラも掘り下げきれていない感じが気になりました。

☆あらすじ☆
聖女としての役目を終えたら絶対結婚――!? そんなのムリです!
光の聖女として異世界にトリップしたキッカ。魔を浄化する長い旅を終え、やっと元の世界に帰れると思ったのに、待ち受けていたのは旅をともにしたパーティのうちの誰かと結婚しろという命令で……!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 元の世界に帰るための奮闘を描く異世界トリップ 『帰れない聖女は絶対にあきらめない! 異世界でムリヤリ結婚させられそうなので逃げ切ります』/真弓りの

神に食を捧げる美味宮候補となった少年の成長を描く和風ファンタジー 『双花斎宮料理帖』/三川みり

双花斎宮料理帖 (角川ビーンズ文庫)
双花斎宮料理帖 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2018年10月刊。
「一華後宮料理帖」のスピンオフ作品であり、同作を知らずとも楽しめる新作です。
時系列は「一華」の1年前。そして舞台は「一華」主人公の母国である和国。
神と斎王に食事を作る「美味宮」の候補に選ばれながらも出世の足がかりとしか考えていなかった少年が、修行で失敗したり食を通して人との関わりを見つめ直すうちに、やがて自分の居場所を見つけ出す成長物語となっています。
連作短編形式で綴られており、主人公や斎宮寮の優しい人々が織りなす人間ドラマがみどころ。
決して派手なお話ではないのだけど、じんわりと心に残るような丁寧な作品だったと思います。
これもシリーズ化するといいな。期待しています!

☆あらすじ☆
「食」を通じて少年たちは結び合う。「一華後宮料理帖」に連なる新作登場!
「おいしい」と笑ってくれたら――それが、私の居場所。
父が流罪となり、元服できずにいた真佐智。ある日、当代が異国に嫁ぐため一年後に空位となる、美味宮候補に選ばれる。神に食事を捧げるだけの閑職と知って都へ戻る決意をするも、料理経験のない真佐智は失敗ばかり。そんな中、世話係となった炊部の少年・奈津から「なぜ、美味宮になりたいんだ」と覚悟を問われ……!?
「食」で結び合う少年たちの和風ファンタジー!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 神に食を捧げる美味宮候補となった少年の成長を描く和風ファンタジー 『双花斎宮料理帖』/三川みり