「双葉社/双葉文庫」カテゴリーアーカイブ

神様の名前探し/山本風碧

神様の名前探し (双葉文庫)
神様の名前探し (双葉文庫)

評価:★★★☆☆
2017年10月刊。
記憶喪失の神様に取り憑かれた幼馴染を助けるため、2人で神様の名前を探して神社巡りをする高校生の物語。
神社巡りってあまり興味なかったのだけど、こういう作品を読むと旅に出たい欲求を刺激されます。特に京都。あ、でも京都は常に行きたい行きたい言ってる気もする。
神社巡りのお話も良かったけれど幼馴染の2人の関係性にも注目。
幼い頃から続く距離感に複雑な想いを抱える思春期特有のセンチメンタルさが良かったです。これぞ幼馴染モノの醍醐味。
特にヒーローの方はすごく面倒くさい奴なのだけど、そういう人間になっちゃった理由もわかるというか・・・・・・
思春期の繊細な男の子の心が無慈悲に虐殺されるのを見た・・・・・・

☆あらすじ☆
高校生の立花薫は、清掃ボランティアで行った家の裏庭の小さな社を、誤って壊してしまう。直後、銀色の目の美青年が現れる。《神様》と自称する彼は、その場にいた薫の幼なじみ・二宮瑛太に憑依した。《神様》は瑛太が寝ている間に現れては、お小遣いを無駄遣い。「祭神がわからないと天界に戻れない」という《神様》のために、瑛太と薫は《神様》の名前を探す旅に出ることになった!

以下、ネタバレありの感想です。

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君の膵臓をたべたい/住野よる

君の膵臓をたべたい
君の膵臓をたべたい【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2015年6月刊。
余命幾ばくもない病気の少女と、彼女の秘密を知ったクラスメイト。
そんな2人が限られた時間を一緒に過ごすことになる、という青春ストーリーです。
病気モノだけにもっと湿度高い感じで雰囲気なのかと思いきや、病気をネタにした不謹慎トークが炸裂し逆にこちらが焦ってしまうような作品でした。まぁそのやり取りにはちゃんと意味があって、そういう構成が秀逸だったりするのですが。
差し迫った死を前にした少年と少女の気の置けない関係から、生きるということの意味を描き出す物語だと思います。繊細な心理描写にひきこまれる良い青春小説でした。

☆あらすじ☆
ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。まるで自分とは正反対の彼女に、僕は徐々にひかれていった。だが、世界は病を患った彼女にさえ、平等に残酷な現実をつきつける――。全ての予想を裏切る結末まで、一気読み必至!

以下、ネタバレありの感想です。

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京都寺町三条のホームズ2〜6/望月麻衣

真贋事件簿-京都寺町三条のホームズ(2) (双葉文庫)
真贋事件簿-京都寺町三条のホームズ(2) (双葉文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

1巻の感想はこちらから


総評:★★★★☆
京都の骨董品店で働く京男子・ホームズさんと、アルバイトの女子高生葵ちゃんが、日常の中に持ち込まれる様々な謎を解き明かしていくライトミステリー・シリーズ。
とりあえず現在の既刊は全て読了しました。毎巻とても面白くて、すごく楽しい時間でした。
読んでみてしみじみと感じたけれど、ライトミステリのお手本のように構成が整っていて、人気があるのも頷ける。
読みやすくて適度な分量の骨董・鑑定の薀蓄、それをうまく絡めた謎解き、探偵役と助手役の間のほのかに甘いロマンス。
少なくとも私の好みにピタリと当てはまる感じで、こういうの読みたいんだよなぁ〜、って要素をまんべんなく抑えてくるシリーズでした。

☆2巻あらすじ☆
京都の寺町三条商店街の骨董品店『蔵』でアルバイトを始めた女子高生の真城葵。店主の息子・家頭清貴は、物腰は柔らかいが恐ろしく勘が鋭い、ちょっと“いけずな”京男子。ある日、『蔵』に茶碗が持ち込まれる。清貴は、それが贋作だとあっさり見抜くが、やがて清貴の前に稀代の贋作師が現れ――エブリスタ発、大ヒットキャラミスの第2弾!

以下、各巻のメモ的な感想です。

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よるのばけもの/住野よる

よるのばけもの
よるのばけもの【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年12月刊。
夜になるとバケモノに変身する少年が、ひとりぼっちの少女と夜の学校で出会うところから始まる青春小説。
いじめが存在する昼の学校と、他には誰もいない夜の学校。自分が過ごす日常を、非日常の世界から見つめ直したときに、少年は何を知って何を思うのか。
思春期の少年少女が押し込められる学校の中で、自分らしく生きていくことがどれだけ難しいのかを、思わず考え込んでしまう物語でした。

☆あらすじ☆
夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。誰もいない、と思っていた夜の教室。だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて――。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』に続く、住野よる待望の最新作!!

以下、ネタバレありの感想です。

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京都寺町三条のホームズ1/望月麻衣

京都寺町三条のホームズ (双葉文庫)
京都寺町三条のホームズ (双葉文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2015年4月刊。
面白かった!
京都を舞台に、骨董品にまつわる謎をいけずで格好いい京男子「ホームズさん」が解き明かしていくライトミステリー。
謎と真相が予想以上に読み応えがあり、それでいてサクサクと楽しめる良い作品でした。
主人公の失恋女子高生と、彼女をからかう大人なホームズさんのコンビも可愛くて良かったし、続きがとても楽しみです。
それにしても京都行きたさが高まるなぁ・・・・・・!

☆あらすじ☆
京都の寺町三条商店街に、ポツリとたたずむ骨董品店『蔵』。女子高生の真城葵は、ひょんなことから、そこの店主の息子の家頭清貴と知り合い、アルバイトを始めることになる。清貴は物腰や柔らかいが恐ろしく感が鋭く、『寺町のホームズ』と呼ばれていた。葵は清貴とともに、様々な客から持ち込まれる奇妙な依頼を受けるが――エブリスタ発、人気No.1キャラミス!

以下、ネタバレありの感想です。

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