僕は婚約破棄なんてしませんからね (一迅社ノベルス)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
評価:★★★☆☆
2020年4月刊。
悪役令嬢を婚約破棄して追放する「予定」の王子様が主人公の悪役令嬢ラブコメ。
婚約者を悲しませないために、彼女と一緒にゲームの強制力と戦う少年の物語です(という体の、ショタとロリがイチャイチャする話ですね!)
大人顔負けの活躍で自分たちの地盤を築きつつ、来る運命と戦おうとする子どもたちが頼もしくて可愛い。
ゲーム開始時点に辿り着かずに終わったけれど、ゲームヒロイン側の不気味さが良かったし面白くなりそうです。
あと、序盤は10歳児の語り口が慣れなかったんだけど(ひらがなが・・・)、成長に応じて地の文も読みやすくなっていくので、次巻からは戸惑うことなく楽しめるはず?
☆あらすじ☆
「き……、きゃああああ――――!」第一王子の僕の婚約者になる、公爵令嬢のセレアさん。十歳の初顔合わせで、悲鳴を上げて倒れちゃいました! ええええ!? なになに、思い出した? 君が悪役令嬢? 僕の浮気のせいで君が破滅する? ひどいなその設定の僕。でもね、そんな『イベント』とか『設定』なんて関係ないって。一緒にいるうちに、控えめで優しい君が、どんどん好きになってきているんだから! でも、ヒロインだという女の子に会ったとき、強烈な胸のドキドキと、運命の鐘が頭で鳴り響いて……。これが”強制力”? それでも僕は、絶対に婚約破棄なんてしませんからね!!
これは、乙女ゲーのストーリーという過酷な運命にラブラブしながら抗い、ゲームの強制力とイチャイチャしながら戦う、十歳から始まる王子と悪役令嬢の物語。
以下、ネタバレありの感想です。