みかこ のすべての投稿

九州在住のラノベ好き。少女小説を含むライトノベル全般を読みます。伯爵と妖精、東京レイヴンズ、薔薇のマリアが特に好き。

斯くして歌姫はかたる2 恋うる愚者に贖罪を

『斯くして歌姫はかたる 恋うる愚者に贖罪を』(朝前みちる著/ビーズログ文庫)★★★★☆

斯くして歌姫はかたる 恋うる愚者に贖罪を (ビーズログ文庫)
斯くして歌姫はかたる 恋うる愚者に贖罪を (ビーズログ文庫)

新人賞受賞作の第2巻。楽院ファンタジー詐欺(あとがき談)なお話でした。
1巻時点では影が薄くてイマイチな印象だったヒーローのキャラが立ってきました。初々しい少年ぽさが良い具合に出てる。ツンデレなイヴリーンの明後日方向な高笑いも前回よりもクセになります。
何よりこのふたりのケンカップルぶりがとても萌える!
良い感じに脇役たちも光ってきたので、ぜひ息の長いシリーズになってほしいです。
あと、表紙の気になる彼は想像通りのキャラクターで「ふふっ」となりました。

☆あらすじ☆
再び“楽師(カンタンテ)”になるため、音痴の矯正に励む元・歌姫のイヴリーン。
最近の日課はカタブツ優等生・オリヴィエからの逃亡!
「俺が嫌いなのか?」――違う。彼の声を聴くだけで、全身が痺れておかしくなるのだ。
そんな折、消えたはずの精霊・ひばりと自分の偽者の噂を聞いたイヴは楽院を抜け出すが、なぜかオリヴィエに見つかって!?
逃亡どころか二人旅決定!
えんため大賞受賞作、待望の第2弾!!

以下、ネタバレありの感想です。
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悪魔交渉人1 ファウスト機関

『悪魔交渉人 1.ファウスト機関』(栗原ちひろ著/富士見L文庫)★★★☆☆

悪魔交渉人 1.ファウスト機関 (富士見L文庫)
悪魔交渉人 1.ファウスト機関 (富士見L文庫)

6月創刊の富士見L文庫。「オトナになった文学少女に捧ぐ」ということで(あなたが好きなのはどのタイプ?「富士見L文庫」創刊!) 、女性向けメディアワークス文庫的レーベルを目指している様子。
その第1弾ラインナップの先頭にあったのが、この「悪魔交渉人」です。他のラインナップはMW文庫ぽいのにこれだけなんか雰囲気違うくない?と逆に気になった作品です。
内容は、悪魔対策機関に所属する主人公が、彼に執着する悪魔と共に悪魔絡みの怪事件の調査をする、というもの。謎とそれに対する解答はあるのですが、ミステリーではないですね。ミステリー風味のゴシックファンタジーといったところ。
主人公と悪魔の関係が、ドライなのかウェットなのかよくわからない何とも言えない関係で、それが逆に魅力的ではありました。
主人公の過去がややこしく絡んでくるので、前半はかなり読み進めづらかったのですが、終盤は割と面白かったです。「1」とナンバリングされているので続き物前提なのでしょうし、序章としてはこんなものかな、といった感じの話だったと思います。

☆あらすじ☆
横浜の外れに佇む寂れた建物、WMUA・NITTOH美術館。
ここに勤める怠惰な学芸員・鷹栖晶には、もうひとつの顔があった。それは、存在証明不可能生命体―通称・悪魔を視認できる唯一の人間であること。そのため晶は、エジプトで事故死した親友・音井遊江の肉体に憑依した謎の悪魔と不本意ながらコンビを組み、他の悪魔と交渉して彼らにまつわる事件を解決する任務を負っていた。ある日、美術館に持ち込まれた謎の壺の調査を続けるうち、晶と遊江は、『F機関』を巡る陰謀に巻き込まれる―。

以下、ネタバレありの感想です。
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか1

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(大森藤ノ著/GA文庫)★★★★☆

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)

前々から気になっていた作品だったのですが、思った通り面白かったです!
駆け出し冒険者の少年と、彼を見守る幼女姿の女神さまの物語。ダンジョンものらしく読んでいる間はRPGをプレイしているようなワクワクがあるのはもちろん、甘酸っぱい青春的要素もあるのがいいですね。知ってる名前の神様がぞろぞろ出てくるところなんかも非常に好みな世界観でした。なによりロリ巨乳の女神様が可愛くてたまらなかったです。

☆あらすじ☆
迷宮都市オラリオ―『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。
「よし、ベル君、付いてくるんだ!“ファミリア”入団の儀式をやるぞ!」「はいっ!僕は強くなります!」
どの“ファミリア”にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの真様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、眷族の物語。
第4回GA文庫大賞、初の大賞受賞作。

以下、ネタバレありの感想です。

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絶対ナル孤独者1 咀嚼者 The Biter

『絶対ナル孤独者1 —咀嚼者 The Biter—』(川原礫著/電撃文庫)★★★☆☆

絶対ナル孤独者 (1) ―咀嚼者 The Biter― (電撃文庫)
絶対ナル孤独者 (1) ―咀嚼者 The Biter― (電撃文庫)

そういえばSAOは3巻まで買って本棚に飾られたままです・・・あれも早く読まなきゃ。
その著者の新作。異能バトルものです。
過去のトラウマから「孤独」を求め、他人の記憶に残ることも、自分の記憶に刻み込まれることすらも怯える少年が、宇宙から降ってきた謎の何かによって異能に目覚め、事件に巻き込まれるというある意味王道ともいえる物語。面白かったです。

☆あらすじ☆
二〇一九年八月。地球上の、いくつかの都市部に、人類が初めて接触する地球外有機生命体が複数落下した。のちに《サードアイ》と呼ばれるその球体は、接触した人間たちに、現代科学では解明できない《力》を与えた。ある者には、音さえ追い越す《速さ》を。ある者には、鋼さえ断ち切る《刃》を。そしてある者には、万物を噛み千切る《歯》を。
十七歳の少年、空木ミノルもその中の一人だった。彼がただ一つ望み、そして得た能力。それは《孤独》。絶対的な孤独を実現するその≪力≫は、しかしミノルを望まぬ戦いに巻き込んでいく。平凡だが平穏な義姉との暮らし。そのひとときが壊されるとき、ミノルは絶対なる≪孤独者(アイソレータ)≫として覚醒する――!

以下、ネタバレありの感想です。

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乙女☆コレクション6 怪盗レディ・キャンディと誘惑のマドンナ

『乙女☆コレクション 怪盗レディ・キャンディと誘惑のマドンナ』(かたやま和華著/コバルト文庫)★★★☆☆

怪盗レディ・キャンディと誘惑のマドンナ 乙女・コレクション (コバルト文庫)
怪盗レディ・キャンディと誘惑のマドンナ 乙女・コレクション (コバルト文庫)

少女小説らしい可愛さを敷き詰めているような本シリーズの中で、 割と本気で引くレベルのダメ男がスズメのパパだったりします。
そのパパが本格参入の第6巻。
ダメ男だけどなんか可愛くて憎めないパパは、なんかいやにリアルなだめんずですね。

☆あらすじ☆
女学生と怪盗の二足のワラジで大忙しのスズメ。
ある日父親が再婚相手として、女占い師を連れてきた。妖しい雰囲気にスズメは警戒するが、父は聞く耳を持たず、挙げ句に怪盗のお役目を軽んじる発言まで飛び出す始末。あまりの無責任な言葉に怒り心頭のスズメは「怪盗レディ・キャンディを辞めます」という書き置きを残して家出してしまった。ところが、そこには呪われ死宝物の罠が…。

以下、ネタバレありの感想です。
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デスニードラウンド ラウンド1/アサウラ

デスニードラウンド ラウンド1 (オーバーラップ文庫)
デスニードラウンド ラウンド1 (オーバーラップ文庫)

評価:★★★☆☆
これはまた色々とギリギリな感じですね。
傭兵稼業をすることになった女子高生の所属するチームが、某ハンバーガー屋の人気キャラクターをもじったピエロの抹殺以来を引き受ける、というお話。傭兵のお話なので銃器火気が盛りだくさんで展開もシビアです。ホラーテイストもあったりして、マッドピエロがかなりグロく蠢いちゃったりしています。私、昔からあそこのピエロ怖くて苦手だったんですが、こいつよりはマシですね。マッドピエロ怖すぎる。
そして、食事シーンにめちゃくちゃお腹鳴りました。

☆あらすじ☆
多額の借金を背負う女子高生のユリは返済のために銃を持ち、己の命をリスクに晒す…そんな危険な傭兵稼業に手を出した。彼女は合法・非合法を問わず危険な仕事を請け負う「死に損ない」ばかりの松倉チームで仕事を始めるが、なぜか連れて行かれたのは都内のバーガーショップ。「こ、これ、ヤバくないですか!?超ヤバイですよね!?」ユリの初仕事は、なんとバーガーショップのマスコットキャラクターを襲撃することだった…!不可思議な仕事依頼を切っ掛けに、銃弾と血と笑い声が飛び交う常軌を逸した夜が始まる―ユリは未来を切り開くために戦い抜けるのか!?
『ベン・トー』のアサウラが描く衝撃の新シリーズ。

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身代わり伯爵といばら姫の憂鬱

『身代わり伯爵といばら姫の憂鬱』(清家未森著/角川ビーンズ文庫)★★★☆☆

身代わり伯爵といばら姫の憂鬱 (角川ビーンズ文庫)
身代わり伯爵といばら姫の憂鬱 (角川ビーンズ文庫)

短編集です。
今回はいろいろと懐かしい時間軸の短編が入っていたりして、「この話、待ってたんだよ!!」というのもあって個人的にびっくりしました。具体的には2巻のあのふたり。

☆あらすじ☆
幼いリヒャルトと第五師団団長ジャックがかわした約束を描いた「身代わり伯爵と遠い日の約束」や、ミレーユの計らいで実現した、リヒャルトとキリル兄弟の絆を描く「身代わり伯爵とはじまりの旋律」をはじめ、ミレーユの第五師団時代の奮闘を描く「身代わり伯爵と開かずの間の謎」、シルフレイアの結婚を描いた表題作「身代わり伯爵といばら姫の憂鬱」など、超豪華書き下ろし100ページ以上!
ファン必読、珠玉の短編集!!

以下、各話の感想です。

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斯くして歌姫はかたる1

『斯くして歌姫はかたる』(朝前みちる著/ビーズログ文庫)★★★☆☆

斯くして歌姫はかたる (ビーズログ文庫)
斯くして歌姫はかたる (ビーズログ文庫)

なかなか良かったです。
2巻表紙のイイ笑顔の男性キャラに心を奪われて気になったので、読みそびれていた1巻を読んでみました。
魔物に歌声を奪われ音痴になってしまった歌姫が主人公。思いっきり高飛車キャラですが、彼女の誇り高さと反骨精神、努力を惜しまない姿勢は嫌いじゃないです。むしろ好印象でした。
ストーリーそのものも悪くなかったです。少しラストの急展開な感じが微妙でしたが、新人賞受賞作品だし、荒削りな感じは許容範囲です。2巻も楽しみ。

☆あらすじ☆
歌で自然を操り魔物から人々を護る“楽師”。中でもエルネスティーヌは誉れ高き“歌姫”として君臨していた。しかしある日、魔物に歌声を奪われてしまった上に反逆の疑いをかけられた彼女は、事件解決まで聖フィデール楽院に身を隠すことに!なのに、超堅物優等生のオリヴィエに「音痴は今すぐ退楽しろ」と脅されて―!?
不協和音が奇跡を起こす?第15回えんため大賞特別賞受賞作登場!

以下、ネタバレありの感想です。
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妖精国の恋人3 恋せよレディ!もふもふの城は大騒ぎ

『妖精国の恋人 恋せよレディ!もふもふの城は大騒ぎ』(山本瑤著/コバルト文庫)★★★★☆

恋せよレディ! もふもふの城は大騒ぎ 妖精国の恋人 (コバルト文庫 や 6-42)
恋せよレディ! もふもふの城は大騒ぎ 妖精国の恋人 (コバルト文庫 や 6-42)

もうほんと可愛いなこのシリーズ!
今回はエリスの祖母である女王からの使者にレディとして認められなきゃいけない一方で、妖精王のちょっかいにも対応しなきゃいけないという慌ただしいお話でした。少しとっちらかってる印象もなきにしもあらずなのですが、そんなことどうでもいいくらいエリスとケイトリンが可愛くてたまらなかったです。

☆あらすじ☆
妖精の棲むネイヴァロンでロウランド王国の王子・エリスとケンカしつつも甘い新婚生活を送るケイトリンは、妖精リャナンシーの血をひく自由すぎる女の子!
エリスが愛しすぎるあまり、愛に貪欲なリャナンシーのチカラが目覚めてしまい!?
二人の仲を裂こうとする厄介なお客様が現れるわ、妖精王が罠を仕掛けるわ・・・二人の仲は一体どうなっちゃうの!?
ときめきのもふもふファンタジー!!

あらすじ、なんか色々違う気がするんですが・・・・・・
以下、ネタバレありの感想です。

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キスと帝国 漂流王女ヴァージニア・ナイトの結婚

『キスと帝国 漂流王女ヴァージニア・ナイトの結婚』(松田志乃ぶ著/コバルト文庫)★★★☆☆

キスと帝国 漂流王女ヴァージニア・ナイトの結婚 (コバルト文庫 ま 10-26)
キスと帝国 漂流王女ヴァージニア・ナイトの結婚 (コバルト文庫 ま 10-26)

「悪魔のような花婿」の松田志乃ぶさんの新作。
異母姉から逃げるために各国を流れてきた王女が、互いの利害の一致から王様の求婚を受け入れるお話なのですが、割とミステリー風味かな。
ヒーローもヒロインも知的キャラという珍しい組み合わせ。ちょろすぎず、じれすぎないふたりの関係の深め方がとても良かったです。シリーズ化してほしいなぁ。

☆あらすじ☆
ヴァージニアは第二王女だ。しかし、母親違いの姉に目の敵にされ、姉のさしむける暗殺者の追跡を逃れながら、数々の国を渡り歩いてきた彼女についた愛称は漂流王女!
数年前、ようやく田舎町に落ち着いたが、そこへ突然、青年王カルロス三世がやってくる。目的は、求婚!!お互いの抱える事情を理解し合ったふたりは、友情結婚を謳歌することにしたのだが・・・・・・!?

以下、ネタバレありの感想です。

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