やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中4 /永瀬さらさ



やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中4 (角川ビーンズ文庫) 【Amazon】【BOOK☆WALKER】

シリーズ第1巻の感想はこちらから

評価:★★★★☆
2022年4月刊。
面白かった!
うれし恥ずかし嫁の実家にご挨拶!からの仁義なき夫婦喧嘩の幕開けです。
この夫婦の絆はジルの忍耐力と筋力にかかりすぎではないですか??そこが好きですけども!

☆あらすじ☆
6年前に時が戻ったジルは、ラーヴェ帝国皇帝ハディスと、結婚の許しを得にクレイトス王国へ向かう。だが真の目的は――未来の開戦を避ける和平交渉!
そんな王国で待ち構えていたのは、前世の首謀者で元婚約者のジェラルド王子。意外にも和平に乗り気で喜ぶジルに、納得しないハディスは婚約破棄を突きつけて!?
「もう君は竜妃じゃない」「いい度胸だ、あの馬鹿夫!」
今世の恋は絶対諦めないから――最強令嬢、人生やり直し!

以下、ネタバレありの感想です。

 

結婚の許しを得るため、ジルの実家であるサーヴェル辺境伯家を訪れた竜帝夫妻。
しかし、そこで待っていたのは実家と夫の間で揺れるジルと、彼女を切り捨てるハディスの夫婦喧嘩だった。

 

というわけで、またもハディスがこじらせました。
いつもこじらせてるんだけど、今回は(元)ホームグラウンドにいるせいでジルも不安定でドキドキハラハラさせられました。

 

仮想敵国となった実家への里帰り、というシチュエーション自体がへんてこすぎて面白いんですよね。
よく考えればやばい行動なのに、冒頭のジルとハディスのイチャイチャサバイバルが面白すぎて上手くやばさを隠されてしまった。わかっていたはずなのに、わかっていなかった。そのせいで後半戦からの怒涛の展開に動揺と興奮が止まりませんでした。たのしい!

 

でも家族と夫の板挟みにされるジルはかわいそうだったな。人生やり直し中とはいえ、実年齢もハディスより年下の少女なんだから、ハディスはもうちょい手心加えてやればいいのにさ。ほんと信用してないんだなぁ。
あと自分が傷つけられるのは恐れくせに先手で傷つけにいくの、まじで、まじで、こいつ!!!!ってなりました。ジルは殴ってよし。

 

ただ、途中で明らかになった歴代の竜帝の所業が酷すぎて、ハディスは割とマシなのでは??となるのが罠すぎました。錯覚。エプロンの可愛さは最強なのか。
歴代の竜帝、ジルはフォローしてたし、何やら事情があったようですが、それにしたって、ねぇ?
竜妃たちがブチギレて呪うのも仕方ないっていうか。それでも女神に全ての感情を明け渡さなかったところが「竜妃」をまっとうしていて格好良かったのですが、いや、でも、あれは呪うよね????実はしょんぼりしてたって言い訳になるか?????
でも絆されるんだろうなー!だってハディスの先祖だから!説得力すごい!!

 

女神と竜神の確執が気になって仕方ないのですが、そろそろポンコツのラーヴェに色々と思い出していただきたいものですね。何されてるんだ、まじで。

 

さて、少しずつ改善してるとはいえ、人間不信はそう簡単に治せないとわかった今回のハディス。
歩み寄っては遠ざかり、また歩み寄っては遠ざかりながら、それでも歩み寄り続けることで二人の関係は築かれていくんでしょうね。主にジルの努力で。

そうやって努力して、関係を保つのだ。
恋が燃え上がりすぎないように、冷えすぎないように、きちんとふたりで温める。
悲しい形にだけは変わってしまわないように。

ここのジルの静かなモノローグが好きです。
彼女の強靭で優しい精神力はとても心地よい。今回も素敵でした。次回も楽しみです。

 

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