サイレント・ウィッチ2 沈黙の魔女の隠しごと /依空まつり



サイレント・ウィッチ II 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

1巻の感想はこちらから

評価:★★★★
2021年10月刊。
小動物のハートをもつ最強の魔女が、学園に潜入してこっそり王子を護衛するファンタジー第2弾。
今回も面白かったです。圧倒的な実力に反して弱々しすぎる性格が、学園生活を通して少しずつ変化しているのを感じます。
果たしてそれは彼女にとって良い変化なのか。
そんなことを考えてしまう第2巻でした。

☆あらすじ☆
魔力測定&恩師の赴任――最強の魔女、正体バレの危機に思わず失神!?
〈沈黙の魔女〉モニカは第二王子を狙う敵を極秘裏に“処理”。生徒会会計にも抜擢され、護衛任務は順調……かに思えた。
しかし正体バレの危機が次々襲来!? かつての恩師が赴任してきたり、七賢人になるほどの魔力量なのに魔力測定に巻き込まれたり、普通の学園生活に最強の魔女は失神寸前!
皆には簡単な社交ダンスやお茶会だって、モニカには精いっぱい。それなのに、第二王子にも次なる危機が迫り――?
無詠唱の魔女の極秘任務、メンタルが試される第二幕!
【1巻連続緊急重版、魔女ファンタジーの新定番! WEB版よりも過酷な試練が引きこもり天才魔女を襲う!】

以下、ネタバレありの感想です。

 

生徒会メンバーにも少しだけ慣れてきて、友達と過ごす学園生活を楽しめるようにもなってきたモニカ。
年頃の女の子らしい日々をほんのりと満喫する姿が微笑ましくて撫でたくなります。
特にラナとの関係は初めてのお友達感があって可愛い。ラナの方も不器用にモニカと接する姿が健気で、初々しい少女たちの青春シーンがとても素敵でした。
お茶会の授業の件とか本当によかったな〜(そんなほっこりエピソードの後に地獄のお茶会が開催されたのは衝撃だったけど)

 

そういう女子の友情とは少し違う関係かもしれないですが、イザベルは1巻に引き続きとても魅力的ですね。
崇拝し敬愛するモニカのために「悪役令嬢」に徹するイザベルの意趣返しが最高でした。
ライバルがライバルを敵から庇う展開好きなんですよねぇ。イザベルは演技だけど。でもこの堂々たる悪役令嬢ムーブがたまらん!

 

さて、そんなモニカの世界が、新たな登場人物登場でまた少し広がっていくのが今回のお話。
転入生グレン、気さくな貴族令嬢ケイシー、クセ者美少女クローディア。
また一段と賑やかになったなぁ〜と彼らの交流を楽しく見守って……いたのに!
第二王子暗殺未遂事件の顛末で色々と考えてしまいました。
モニカの人間不信が解消されることは喜ばしいことだけど、仲の良い周囲に重大な隠し事をしている彼女は、これから何度、今回みたいに泣きじゃくることになるのかなって。
やっぱり性格が潜入捜査向きじゃないんだよな……しかし仕事の面ではズバ抜けて有能なんだよな……難儀な。そこがモニカの魅力ですけども。

 

泣いたり笑ったり傷ついたり立ち直ったりしながらモニカは成長していくんでしょうね。ううむ。最強主人公モノなのに傷つきやすい青春がパーフェクトに私好みすぎる。最高です。

 

今回ちょっぴり恋愛の話が出てきたけれど、人間不信が改善しつつあるモニカもいつか誰かに恋をするのでしょうか。その場合、お相手は誰になるのかな。
「沈黙の魔女」に対するオタクっぽさを全面に出してきたフェリクス王子が、名前が同じモニカを「沈黙の魔女」候補として考えてないのが微妙に笑うんですが(あれだけ目にかけてるのに同一人物とは思わないんだ?沈黙の魔女が王子の中で至高の存在になってる?正体を知ったときの反応が楽しみすぎるな!)、ラブコメは期待して良いのか否か……

 

シリルもモニカとの絡みが多いですよねぇ。
倒れたモニカを抱えて行こうとして途中で力尽きた話が大好きです。めちゃめちゃキュンとした。非力!可愛すぎる(笑)
シリルの気持ちは気になるものの、彼がモニカと絡むと背後にフェリクス王子が立っているイメージが焼き付いてるんですが。シリル、うしろうしろー!

 

カプ厨だからすぐ恋愛要素を気にしてしまう。すみません。
でも王位継承をめぐる政争の行方からも目が離せません。
王子たちをめぐる貴族間の派閥絡みがかなり面白くなってきました。
傀儡でも王になろうとするフェリクス王子の心の中はどうなってるんだろう?

続きがとても楽しみです!

 

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