陛下、心の声がだだ漏れです! /シロヒ



陛下、心の声がだだ漏れです! (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★
2021年3月刊。
素直に感情を出せない皇帝と、そんな彼の心の声が聞こえる皇妃。
政略結婚で結ばれた二人のちょっとズレた甘々ラブコメです。
陛下の(心の中だけの)溺愛と、それに翻弄されてあわあわする主人公の掛け合いが可愛かったと思います。
でも、途中の展開に少し引っかかりを覚えてしまったかな。

☆あらすじ☆
強面陛下の超甘々な心の声が聴こえてきて……もう恥ずか死にそう~><;
他人の心の声が聴こえてしまう小国の姫ツィツィーは、冷酷無比と恐れられる皇帝・ガイゼルの下に嫁ぐことに。
ところが――『女神がいる……』『どうしてこんな完璧な美しさなんだ』『可愛さで憤死するしかないだろ』
と冷たい態度とは裏腹に、ツィツィーをベタ褒めする心の声が聴こえてきて……!?
政略結婚から始まる赤面必至の超甘々ラブコメ!

以下、ネタバレありの感想です。

 

人の心の声を聞く異能を持つことから母国で冷遇されていた末姫ツィツィーは、人質同然の政略結婚により大国の皇帝・ガイゼルに嫁ぐことになる。
心の中ではツィツィーを溺愛しているくせに、氷のような冷たい態度をとるカイゼル。
そんな彼の矛盾した態度にツィツィーは振り回される日々を送ることになるのです。

 

エスパー美少女と溺愛強面男のラブコメです。
序盤のガイゼルは本当に口数が少ないのに心の声は雄弁で、うっかり心の声の方に返事しなかったツィツィーはとてもすごいです。たまに失敗していたけど、これだけ怒涛のごとく心の声が流れてくる中では大したものだ!笑

 

何も知らなければ冷たく無愛想で怖い皇帝陛下でも、脳内花畑を知るツィツィーにとっては不器用で可愛い恋する青年な訳で。
そこから生まれるツィツィーの余裕によって(と言っても常に愛の言葉に顔真っ赤ではあるが)、徐々にガイゼルの表面的な氷が溶けていくのが味わい深くて良かったです。エスパーラブコメの醍醐味ですよね。

 

そんな感じでラブコメとしては面白かったのだけど、途中の展開は正直しっくりこなかったかなぁ。
基盤が整っていない新米皇帝が単騎で皇妃を追いかけて、連れ帰る途中に謀反が起こって、そのまま田舎で3か月も潜伏っていうのは、なんというか、ちょっと間抜けではないか…?
ヴァンが迎えに来るまで情報収集すらせずに潜伏してたのは、本気でツィツィーがいればもういいやって気分だったんでしょうか。
そもそもツィツィーのために皇帝になった人がだから、ある意味一貫してるのかもしれない。

 

そういえば、ツィツィーの読心能力については最後まで知らないってことで良いんですかね?
心が読まれてるってわかった瞬間のガイゼルの反応が見たかったな……続きを読めばそういう展開もあるんでしょうか。

 

ツィツィーの読心能力、体全体でアンテナを立てなきゃいけないのが可愛くて面白かったです。
皇帝夫婦の武器として使える能力だし、このまま能力が減衰していくのはもったいないなぁ。

 

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。