死の森の魔女は愛を知らない /浅名ゆうな



死の森の魔女は愛を知らない (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★
2021年2月刊。
心に傷を持つ引きこもりの魔女が、厄介な生まれの王兄に出会うことから始まるファンタジー。
厭世的な魔女が人と関わって感情を揺らす姿が印象的でした。
あと飯テロ気味でお酒を飲みたくなるお話だったかな。

☆あらすじ☆
悪名高き「死の森の魔女」。彼女は誰も愛さない。
欲深で冷酷と噂の「死の森の魔女」。正体は祖母の後を継いだ年若き魔女のリコリスだ。ある日森で暮らす彼女のもとに、毒薬を求めて王兄がやってくる。断った彼女だけれど王兄はリコリスを気に入って……?

以下、ネタバレありの感想です。

 

死の森に引きこもる、伝説の魔女の孫・リコリス
彼女の元に「禁忌の子」として隠されて育った王兄・ゼルクトラが訪れたところから物語は始まります。

 

祖母を失った事情によって王家を嫌い、幼少期の失恋のせいで人間不信気味。
そんなリコリスに舞い込むトラブルは、何の因果か王家絡みや色恋沙汰ばかり。そこに一番関わりたくなさそうだったのに可哀想。

それでもブツブツ文句を言いつつちゃんと解決してあげるリコリスのお人好しっぷりにほっこりしました。
人が良すぎて厄介な人種に気に入られちゃう不幸体質ぽいのがまたかわいい(笑)

 

ゼルクトラもなかなかの素質持ちだけど(情緒未発達ゆえの伸び代に期待できますね)、リコリスにトラウマを植え付けた幼馴染レナルドの執着はゾクっときました。ドS意地悪粘着ストーカーとか、さっさと厄払いしに行こう!って感じです。
もしもレナルドがメインヒーローのポジションにいたら私の情緒がやばかったかもしれない。私はこういう厄介男が主人公に絡む作品、とても好きなので……レナルドの出番もっと増えたら嬉しいな。

 

リコリスとゼルクトラとノアの三人組の雰囲気は好みでした。
もうずっと三人で酒盛りしてて欲しい。後半ちょっとゼルクトラの存在感が消え気味だったのがもったいなかったなぁ。王城で後始末するシーンが好きなので、ああいう感じで彼にはどんどん活躍してほしいものです。

続きが間もなく出るようなので、今後の展開に期待します。

 

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