悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました8 /永瀬さらさ



悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました8 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

1巻の感想はこちらから

評価:★★★★
2020年9月刊。
我が道をいきラスボスをたらし込んだ悪役令嬢物語の本編完結巻。
前巻で完結したと思い込んでいたのですが、後書きに「本編が完結した後の劇場版のつもりで全編、書き下ろしました。」とあって納得しました。まさしくそんな感じの内容だと思います。
ちょっと未来を先取りしていて面白かったです。

☆あらすじ☆
「クロード様を父上と呼んだわね?」息子だと名乗る謎の少年に突如、エルメイア皇国が占拠された――実は乙女ゲームには子世代を描く続編があり、アイリーンが破滅ルートを回避したために、未来の息子が破滅する運命に変わっていた!? 「正しい未来」を求めて盛大な親子喧嘩と、最後の聖剣争いが勃発!
皆まとめて幸せなベストエンドに向かって……悪役令嬢は駆け抜けます!
見届けよ、完全書き下ろしのシリーズ最終巻!

以下、ネタバレありの感想です。

 

突如現れた息子(仮)に国を制圧され、なんとか国外に逃げることができたアイリーンとクロード。
これまでアイリーンがねじ曲げてきた運命のツケを払う形で、アイリーンは未来から来た息子シャルルと「5」のラスボス・エヴァレと対決することになるのです。

 

その過程の女学校潜入シーンにめちゃめちゃ笑いました。
先生呼びを強制するクロード、ほんと破廉恥ですね!笑
国の一大事に皇帝夫妻が厳粛な女学校で内緒の禁断愛ごっことは。さすが魔王夫妻。やることが悪辣だ!笑笑

 

それはさておき。

 

アイリーンVSリリアのリターンマッチは非常に熱くて良かったです。
この二人の容赦ないのに信頼がある距離感すごく好き。
リリアは自分の人生を生きると決めてからセドリックに対して罪悪感をほんのちょっぴり抱いているところが切なくて、さらに魅力的なキャラクターになった気がします。ちゃんと人としてのセドリックを愛してるんだなぁと感じてホッとしたところもあったり。

 

次世代編の先取りみたいな内容も面白かったです。
シャルルの片想いが可愛すぎたな。好きな人を想って身を引こうとして焦って空回りっていう、あの可愛さは誰似なんだろう??父にも母にも似てなくない??祖父似??兄姉は親そっくりみたいですが。

 

シャルルの片想いのせいで振り回されたエステラは母親似って感じですよね。そして父親のバアルが今回ずっと発狂気味で笑いました。
生まれる前から嫁に出した気分、可哀想すぎてずっとお腹痛かったです。きっと恨みが骨髄に染み渡り、忘れても覚えていることでしょう。素振りしながら。

 

今回もとても面白かったです。
ヒロインではだめで、悪役令嬢だけがラスボスを救えるっていうのが本作を象徴していて、それを再確認できた楽しさもありました。
次は外伝的な短編集になるのかな?

 

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