茉莉花官吏伝9 虎穴に入らずんば同盟を得ず /石田リンネ



茉莉花官吏伝 九 虎穴に入らずんば同盟を得ず (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK⭐︎WALKER】

1巻の感想はこちらから

評価:★★★★
2020年11月刊。
叉羅国編クライマックス。
ラーナシュの訪問から始まった一連の騒動の最後を飾る茉莉花の活躍がとても良かったです。
Izumiさんのイラストもどんどん魅力的になっていくなぁ。

☆あらすじ☆
茉莉花vs珀陽!? コミカライズも絶好調! 立身出世物語第9弾!
分裂の危機にある叉羅国が他国に攻め込まれた!
急ぎ帰国命令の出た茉莉花に、ラーナシュは白楼国の皇帝・珀陽の力を借りたいと頼む。
だが、旨みのない同盟は結べないと珀陽はきっぱり拒否。
文官と個人の間で揺れ動く茉莉花の心を見抜いた珀陽は『ラーナシュと暁月の違い』の話を茉莉花にしたあと「私を、文官として負かしてみてくれ」と告げ!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回、盛りだくさんでしたね!

叉羅国から一旦帰国した茉莉花を待っていたのは、叉羅国を援助するか否かを賭けた珀陽との対決
主人公VS皇帝の構図、めっちゃ熱い…!と思ったんですが、珀陽の手のひらのうえだったので茉莉花もまだまだです。
そりゃあすぐにこのラスボスっぽいヒーローと対等に戦えないよね。間違えた。「イイ性格をした」ヒーローでした。

 

それはさておき、今回で叉羅国編も終結。
全てが解決できたわけではないけれど、今の茉莉花にできることは全てやり切った結末はとてもスッキリしました。
そしてラストシーンがとても良かった〜!
インド映画だ!とニヤニヤしたくなる豪華絢爛、歌って踊るクライマックス。
様々な形で異文化交流をしてきた茉莉花の仕事納めとして素敵なシーンだったと思います。
その様子を手紙にしたためて珀陽に嫌がらせしたラーナシュもまた「いい性格」してますよね。

 

茉莉花と珀陽の関係も、表にこそ出せないけど、ゆっくり密やかに絆を積み重ねている様子。
帯飾りの交換のくだり、すごく可愛かったです。
情緒が割とクールな茉莉花がたまに乙女っぽい頑張りを見せてくれると、なんだか普段の数倍ときめきが起こる気がします。手を握ったところも可愛かったしなぁ。

 

さて、またも皇帝の無茶振りに見事応えて手柄を獲得した茉莉花。
順調に立身出世を進めていますが、ここにきてその活躍ぶりが嫌な雰囲気を帯びてきました。
戦争か?反戦か?
次の展開も楽しみです。

 

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