ティアムーン帝国物語2 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ /餅月望



ティアムーン帝国物語2~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~【Amazon】 【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから

評価:★★★★☆
2019年11月刊。
ギロチン処刑から一転、人生のやり直しチャンスを与えられた帝国の姫君の成功物語第2弾。
他国の事情にノープランで首を突っ込むことになったミーアは、果たして皆の期待に見事応えることができるのか。

今回も面白かったです。ミーア姫のぽんこつ可愛さと周囲の盲目にめちゃんこ笑う。
もはや高評価と好意が高止まりしてるんだけど、一方で、その期待に応えられなかったらどうなっちゃうの?というハラハラもあって。
あくまでコメディ的なドキドキなんだけどね。でもなんか緊張しちゃうんだよな〜笑

とても楽しかったです。
ここで第一部完か。続きも読んでいきましょう。

☆あらすじ☆
「――来てますわ、波が!」
処刑台から12歳に逆転転生【タイムリープ】した元わがまま姫ミーアは、調子に乗っていた。かつての記憶と周囲の深読みで、飢饉時の小麦確保や内戦回避に成功し、ついに前世の日記帳ごと「処刑」の二文字が消えたからだ。だが、呪縛から解き放たれて小躍りする彼女の下に、凶報が舞い込む。想い人である王子アベルの国で革命が勃発したというのだ。危険を冒して救助に向かうべきか、我が身の保身か……? 変わり始める未来を前に、彼女が下す「最初の選択」とは? ポンコツ姫よ行け、 ギロチン回避のその先へ!運命に抗う一世一代の歴史改変ファンタジー第2巻!
書き下ろし中編&巻末おまけ「ミーアの有頂天日記帳」&巻末にコミカライズ試し読みを豪華収録!

以下、ネタバレありの感想です。

 

未来で革命の火種となった少数民族弾圧を上手く回避して安心したのも束の間、アベル王子の国・レムノ王国で革命が勃発したと聞かされたミーア。
彼女はアベル王子を救うため、仲間たちと共にレムノ王国に乗り込むという初めての「選択」をすることになるのです。

 

ギロチンの恐怖をあおる日記帳が早々に消えて驚いたのだけど、この第一部で当初の破滅は完全回避になるんですね(今後の破滅は知らないけどな・・・!)
ミーアの中で甘酸っぱく積み重なるアベル王子への想いとか、
ミーアに対して過大評価を積み上げてきた周囲の信頼とか、
そのすべてが集団幻覚というわけでもないミーア自身の努力とか、

このシリーズで面白いと感じた部分が全て詰まった2巻でした。

 

やっぱりミーアのキャラクターが良いよなぁ。
紛れもなくポンコツだし、すぐ調子乗るし、小心者だけど、彼女に「この人を見ていたい」と思わせる魅力があるのがすごくわかる。
そうして「見た」結果、勝手に存在しない思惑を読みとる周囲には笑うんですけどね。
でも最初に彼らの心を掴むのはミーアの言葉と行動なんだよ。それが先なんだ。
たとえ自分ファーストな打算があったとしても、彼女自身の善性が込められているのも真実で、そういうのがきっと相手にも伝わるんだろうなぁと思うのです(これもまたミーアに対する過大評価であることは否めない笑)

 

番外編での断罪王シオンとルードヴィッヒとの会話を見て、それを更に強く感じました。
正真正銘のダメ姫だったミーアの努力を、ルードヴィッヒだけはちゃんと認めていた。なんだか無性に感動しました。
いや、王族としてはダメダメなんだけどね。
でもミーアに心酔していた訳じゃないルードヴィッヒがミーアの忠臣でいた理由が、ミーアの心根に惹かれたからだっていうのが良すぎて。
ミーアの魅力は周囲が勝手に勘違いしたものではなくて、彼女そのものにあることの証左ですよね。。。

 

しまった、しんみりとした感想になってしまった。
これは勘違いコメディなので、そういうしんみりとした部分は隠し味だと思うんです。
基本的にはミーアのポンコツと周囲の盲目的高評価に笑えるコメディなんですから。今回もずっとニヤニヤしてたし!
でもその隠し味がホント上手く効いてるんだよなぁ・・・・・・

 

さてさて。

 

第一部が完結し、ミーアは無事にギロチン回避。
まだ両思い半歩手前の相手と、8人の子供が生まれることまで確定したミーアの未来。
順風満帆じゃん!綺麗に終わったな!
てかむしろ3巻以降どう続けるんだ??と思ってあらすじだけ確認したんだけど・・・・・・3巻めっちゃ面白そう!!
続きを読むの楽しみです。

 

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