悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします2 /浜千鳥



悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします2 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから

評価:★★★★☆
2020年6月刊。
シスコンとブラコンの相思相愛兄妹の日々を描いた悪役令嬢転生ファンタジー第2弾。
公爵家の事業運営や社交の比重が大きくなってきて、物語の面白さが加速したように感じました。
よく作り込まれた世界観がストーリーの中で活きてきた感じ。

あと公爵家の金と人と権力を豪快に駆使して様々な事業に乗り出すのが楽しいです。
その根底にある兄妹愛が全くブレないのが更に良し!

☆あらすじ☆
このお兄様の破壊力がすごい!! 元社畜アラサーの悪役令嬢も、ブラコン最大加速中!
悪役令嬢エカテリーナに転生した社畜アラサーの利奈。
ヒロインのフローラとも仲良くなり、滅亡フラグも何とか乗り越え一安心……と思いきや、今度は皇室一家が公爵邸にいらっしゃると知り大慌て!
急いで公爵邸に戻り、もてなしの準備を始めるエカテリーナ。
けれどそこには、悪役兄妹の運命をねじ曲げた亡き祖母の影が……?
忌まわしい過去なんてすべて消去! 最愛のお兄様のため、全力でおもてなしさせていただきます!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

引き続き兄妹のラブラブが止まりません。
シスコンのアレクセイはエカテリーナへの愛を垂れ流し、エカテリーナはアレクセイの愛に負けじとブラコンを極めようと奮闘。
何と戦っているのかは不明ですが、兄妹仲がよろしくてとても微笑ましいです。
近親相姦的な兄妹愛は苦手なんだけど、エカテリーナとアレクセイはそういう淫靡な感じが全然ないから平気。
孤独で不遇な過去を乗り越え、支え合う仲良し兄妹って感じで可愛いです。むしろ健気さに泣けてくるまである。

 

でもこの二人の関係って、どういう着地をするんでしょうか。
公爵としてアレクセイの結婚は避けられないだろうし、エカテリーナもいずれ誰かと結婚するって話は出てきてるし。
マジで?この兄妹の間に誰が入れるっていうんです??って感じなんだけども、2巻を読んで期待度急上昇中なのがミハイル皇子。

あの「エカテリーナは僕なんて眼中にないんですよ」って両親に愚痴るシーンの挿絵!!ちょっと不貞腐れながら観衆に手を振ってるアレ!!!

か、可愛いじゃんか・・・!アレクセイに並ぶくらいの破壊力があるのでは?
あと電子版SS『ミハイルの憂鬱』が最高だったんですよね。
こんなにときめく「皇子が恋に落ちていく話」を電子版読者にしか読ませないとか正気ですか??(WEB版にはそれっぽい話があるのかな?)

 

さて、自分の破滅と兄の過労死を避けようと頑張るエカテリーナ。
第2巻は、公爵令嬢としてのエカテリーナの活躍の場が徐々に広がっていくのを感じる内容でした。

 

皇帝の行幸を受けての領内製品の売り込みとか、プレゼントのためのガラス工房お買い上げとか、内政モノ的な楽しさが増えてきた気がします。
特にガラスペンの話が面白かったなぁ。でも試し書きで中島み●きは笑うでしょww
エカテリーナが嬉々として説明するたびに物欲が刺激されました。
思わずググって画像みて更に欲しくなったし・・・・・・まぁ万年筆すら使いこなせない人間なんですが(ダメです)

 

そのあたりも含め、エカテリーナの前世知識と、公爵家の金と人材と権力の合わせ技が非常に楽しくなってきました。
その土台として世界観の奥行きを感じさせる点も良い。この世界の歴史と文化に関する設定が凝ってるので読み応えがあります。
前巻よりもそう感じるのは、作品の舞台が学園という箱庭を飛び出したからなんでしょうか。
でも学園パート自体は継続して楽しいので、面白さ増し増しって感じです。

 

2巻がとても楽しかったから3巻はさらに楽しめそうです。
祖母の呪いから順調に脱しつつある兄妹だけど、祖母の負の遺産は他にも何か遺されているのでしょうか。
使用人の横領の件といい、なんだか不穏な前フリがあったような?
ウラジーミルについても謎が多いですし。
続きがとても楽しみです。

 

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