こちら黒宮警備、オカルト対策班 /八巻にのは



こちら黒宮警備、オカルト対策班 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2020年6月刊。
オカルト専門の警備員が様々な幽霊案件に挑むお仕事もの。
お金に困っている女子大生が、高待遇な仕事内容に釣られ、無愛想な上司とともに幽霊を浄化していく物語です。
おばけに悲鳴をあげつつも、バイトで培った多種多様なスキルを発揮する主人公の活躍ぶりが良かった。
あと、ホラー×ラブコメ×お仕事FTということで、前作の『こちらは、国内ワケアリ旅行代理店です。』が好きだったので新作も読んだのだけど、前作読者へのファンサービスもありました。嬉しい。
・・・・・・前作はもう続きが出ないのでしょうか?
それなら絶対にこちらの新作はシリーズ化してほしい!!

☆あらすじ☆
【御曹司だけど無感情な上司とともに、あなたを悪霊から守ります!?】
有望な柔道選手だったが、不幸が重なり引退した凛子(りんこ)。堅実な道が一番だ!と、就活とバイトの日々を送っていた。おかげで色々な職業知識は豊かになったけれど、やっぱり優良企業に就職したい!!
そんなとき無表情な御曹司・七々瀬(ななせ)と出会い、警備会社にスカウトされる。幸運と思いきや、配属先は悪霊対策をこなす班だった!
凛子は怯えながらも、持ち前の機転と柔道技で悪霊の成仏に一役買う。さらに、七々瀬が感情を失ってさえ悪霊浄化に打ち込む事情を知り――。過去の自分に重なる彼のため、凛子は現場で奮闘する。

以下、ネタバレありの感想です。

 

とにかく男運がないのだから、自分とお金だけを頼りにしなさいという亡き祖母の言いつけを心にとめて生きてきた女子大生・真藤凛子
直感でダメ男を見抜く力を持つものの、顔の良い男たちに散々な目にあわされ続けた結果、凛子はイケメン恐怖症となっていた。

そんな凛子の前に現れたイケメン・黒宮七々瀬
警備会社のオカルト対策部署に所属する黒宮にスカウトされた凛子は、様々な恐怖の現場に連れ回されることになるのです。

 

前作に引き続き、ホラーテイストのお仕事モノ。
前作が大好きだったので続刊がないのを悲しく思っていたんだけど、なんと本作は世界観が繋がっていました!やったね!
まぁ実際そういう感じを期待して買ったんだけど(笑)
でも予想以上にがっつりと美紀と白江さんが登場したので嬉しかったです。
あの二人は未だにああいう感じなんだなって知れてほっこり。
初恋こじらせウーマンと毒舌鬼畜ツンデレ男の間にたいした進展がないようで何よりです(?)でも進展があるところまで読みたいよう〜〜〜〜〜!

 

さて、本作は、イケメンと幽霊に怯える柔道女子と、表情筋と愛想が死んでる系のイケメンの組み合わせ。
凛子、「イケメンが苦手だから近寄るな」って相手に直接言うのは失礼すぎやしないか・・・?思わずにいられないんだけど、ビクビクしながら黒宮さんとの距離をはかっていくところは可愛かったです。イケメン恐怖症も理由があってのことだしね・・・・・・
一方の黒宮さんは配慮と愛想が下手で分かりにくいけれど良い人。配慮と愛想のなさもどんどん改善されていくし、言われたことを素直に受け取る性格が可愛い。
いやぁ、白江さんに比べれば天使のようでは?黒と白が逆なのでは??

 

お仕事モノとしても面白かったです。幽霊と警護ものって相性いいな。
ドラマ的な部分は前作の方が良く出来たようにも思うけれど、武闘派&職歴豊富な凛子の多様な活躍ぶりがとても楽しかったです。だいたい何でもできるのすごくない??スーパー派遣か??

あと、凛子のダメ男センサー設定でちょくちょく笑いを取りに来るところも好き。
白江さんにダメ男センサーがビンビン反応してるシーンでもうダメでした。それ、前作のヒーローなんだが?

 

このシリーズ、続いてほしいなぁ。
黒宮さんの想いが凛子に伝わるところまで読みたいです。
絶対記憶能力と死者の記憶を読み取る力の相性が最悪すぎてアイデンティティを見失いがちという事情の重さと、ひっそり応援し続けた熱烈ファンという健気さの組み合わせが良すぎて。

でも凛子のイケメン恐怖症の克服が大変そうでなぁ・・・・・・

『だから恋にも気をつけなさい。真藤家の女は男と恋に人生を狂わせる運命なの』

個人的に、この祖母の予言がとても楽しみなんですよ。
この巻だけだと凛子に恋心的なものは芽生えていないので、そこまで辿り着けなかったのが惜しまれます。
続刊があればぜひ人生が狂うほどの恋をみせてほしい。いや、狂うのはダメなんだけども(笑)

 

それに続刊があれば白江・美紀カップルの恋も描かれるかもしれないし???そこもかなーり読みたいし????

 

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