魔法使いの婚約者10 マスカレードで見つけてくれますか? /中村朱里



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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2020年5月刊。
安定して面白いなぁ。
無愛想なツンデレ魔法使いと、彼の妻になった転生令嬢の恋を描いたファンタジー第10巻。
いや、もはやツンデレではなかったか・・・・・・ツンは完全にお亡くなりになりました。
家族が増えて家族愛ものに移行するかと思いきや、夫婦仲のお熱はどこまでも上昇できるようです。

☆あらすじ☆
五年に一度の精霊達と楽しむ特別な七日間である≪祝宴≫。その日を王宮筆頭魔法使いで最強の旦那様であるエディや、双子達とともに参加することをフィリミナは心待ちにしていたのだが……。≪祝宴≫の初日。その想いは一瞬で砕け散った。それは、愛する双子とともに王都中の子供達が精霊界に攫われてしまったからで――。
「小説家になろう」でも大人気シリーズ、待望の書籍完全書き下ろし10弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

人間の世界と精霊の世界の境界が曖昧になるプリマ・マテリアの祝宴。
人々が仮装して舞踏会を楽しむお祭りだったはずが、突如王国中の子どもたちが消えてしまうという事件が勃発。
フィリミナの大切な双子もいなくなったことから、フィリミナとエディは子どもたちを取り戻すため精霊界に乗り込むのだが―― というストーリー。

 

ハロウィン×チェンジリングみたいな話でした。

仮装の祭なので、フィリミナもエディもずっと仮装してるんだけど、サカノ景子先生のイラストがめっちゃ眼福。
最初に10巻表紙をみたときは「なんでエディは白無垢着てるの??」と疑問だったんだけど、本当に白無垢だったので更にびっくり。
イラストだと下半身がよくわからないんだけど、上が白無垢で下が普通の着物みたいになってるのかな。おしゃれ〜(電子版SSのテンション高いエディに笑った)
フィリミナの衣装も彼女らしからぬセクシー路線で素敵でした。
最初気づかなかったんだけど、表紙はちゃんとスリットとガーターも描いてあるんですね!ひゃ〜〜〜可愛い!!

 

いつもとは違う装いで挑む今回の冒険。
1歳半の双子が行方不明という緊迫の状態で、手を取り合って精霊たちとの駆け引きを行うフィリミナとエディ。
まぁ子どもが攫われてるのにイチャイチャしすぎでは???と首をかしげるシーンも多々あったんだけど(平常運転ではあるが)、精霊界の冒険自体はとても面白かったです。
精霊の世界、めちゃめちゃ人間くさくてガッカリしてるフィリミナに笑う。

 

今回のサブタイが回収されるシーンも素敵でした。
そういう解決策があるなら一生懸命に名前と顔を隠してたのは何だったんだと思わなくもないが、あれくらいの危機を経ないと思いきれない裏技だったのかな?とひとりで納得。

 

あと、助っ人精霊の炎獅子公ヴァル様が良キャラだったな〜。
契約を結んだってことは今後も登場するのかな。どういう姿で出てくるんだろうか。

 

さて、今回の事件は解決したものの、何やら新たなトラブルの序章っぽいオチ。
裏がありそうな精霊王とか、沈黙したままの女神様とか、ここから更に大きな問題が起こるんだろうか。

楽しみに続きを待ちたいと思います。

 

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「魔法使いの婚約者10 マスカレードで見つけてくれますか? /中村朱里」への4件のフィードバック

  1. 初めまして。
    読書をここ数ヶ月で始めたのですが、本を読む際にいつも参考にしています。

    図々しいお願いになってしまうのですが…神話などをモチーフにした小説でおすすめなものありましたら教えて頂きたいです。
    自分でも色々探してみたのですがなかなかよいものがなく悩んでおりました。

    1. ずぅさん、コメントありがとうございます。

      はじめまして!参考にしていただけて嬉しいです。光栄です・・・!

      >神話などをモチーフにした小説でおすすめなものありましたら教えて頂きたいです。

      神話モチーフ!良いですね!!
      既読の作品もあるかもしれませんが、私が好きな神話モチーフの作品を列挙していきますね。

      日本神話をモチーフにした作品だと、

      烏に単は似合わない』(阿部智里著)、
      『勾玉シリーズ』(荻原規子著)、
      神ノ恋ウタ』(石和仙衣著)、
      雲神様の箱』(円堂豆子著)、

      あたりが好きです。

      あとは、(モチーフと言うには独自要素が強いのですが)日本神話の世界観に近い和風ファンタジーとして
      かくりよ神獣紀』(糸森環著)、
      『花神遊戯伝』、
      神招きの庭』(奥乃桜子著)

      なども良いですよ。

      特に『かくりよ神獣紀』は当ブログでゴリ推し中なので、よろしければ是非!笑
      どれか迷った際は『烏に単は似合わない』から始まる八咫烏シリーズが一番オススメです。一般的にも人気作なので、この中では入手しやすい方だと思います。

      他に、神話ではなく民話をモチーフにした作品だと

      お狐様の異類婚姻譚』(糸森環著)、
      ぬばたまおろち、しらたまおろち』(白鷺あおい著)、
      『RDG』(荻原規子著)、
      雨の日も神様と相撲を』(城平京著)

      も好きです。

      神話が日本神話に限らないのであれば、中国神話をモデルにした『天外遊戯』(ミズサワヒロ著)も面白いですよ!

      ブログに1巻の感想を書いている作品はリンクもつけておきますね。少しでも参考になれたら良いのですが。
      ずぅさんに良い出会いがありますように(*^^*)

  2. 返信嬉しいです(´;ω;`)
    しかも、こんなに沢山丁寧にまとめていただいて…お時間とらせてしまったのではないでしょうか。感動です。
    早速買いに行ってみます!
    ありがとうございました(´;ω;`)!

    特にかくりよの宿飯に興味をもった方におすすめをまとめたページはすごく参考になって、浅草鬼嫁シリーズやぼんくら陰陽師などいい作品に出会えて本当に感謝です。
    綺麗にまとめてあって感想も丁寧、更新もまめでしたのでよく遊びに来ていたのです。

    これからも応援しています!
    頑張ってください(^^)

    1. いえいえ!
      どの程度の神話モチーフが良いのかなぁ(紹介したい作品の中には日本神話っぽいオリジナル神話とかもあるので…笑)、とか、あれも読んでほしいしコレも好きなんだよな〜、とか、オススメしたい作品を考えるのが楽しかったので、私こそ聞いていただけて嬉しかったです。

      富士見L文庫のオススメ記事を読んでくださったんですね。ありがとうございます!
      浅草鬼嫁もぼんくら陰陽師も好きな作品なので気に入っていただけて嬉しいです。

      ブログを褒めていただけて恐縮ですしやる気が出ます!
      更新がんばっていきますので、これからもよろしくお願いします(人´∀`o)

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