86―エイティシックス― Ep.8 ガンスモーク・オン・ザ・ウォーター /安里アサト



86―エイティシックス―Ep.8 ―ガンスモーク・オン・ザ・ウォーター― (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2020年5月刊。
今回は海上戦。
意外と早く辿り着いてしまった海で、迷子のような顔するエイティシックスたちに切なくなってしまったり・・・・・・

☆あらすじ☆
そして再び、戦いは残酷に全てを奪い——アニメ化決定の人気作、新章開幕!
〈レギオン〉完全停止の可能性。
終わらぬはずの、戦争の終わり。
それは人類の悲願。明日への希望。
しかし、戦士たちは——戦いが終わった先、戦場で死ぬ定めだった「エイティシックス」は、どこへゆくのか。
〈シリン〉との出会いで、死を恐れぬことの不気味を知った彼らは、閉じていた未来への眼を、無理矢理に開かされた。
ある者は、愛する人を見つけた。
ある者は、世界を見て夢を描いた。
だが……、それが出来ぬ者は。
温かい希望の光が、彼らの鉄の意志と結束を歪め、そして。
ついに、過去最悪の犠牲を生む。
平穏を許さぬ、新章開幕のEp.8!
“辿り着いた海は、彼らに血を求めた。”

以下、ネタバレありの感想です。

 

このシリーズは本当にラブコメとシリアスの温度差がひどい!(それが良い)

 

仲間たちに生あたたかく見守られるシンとレーナのラブコメ模様。
全てが筒抜けという、プライバシーなど知ったこっちゃないわ早よくっつけ状態だ。笑いが止まらんな!
そして絶賛逃亡中のレーナとふてくされるシンが可愛すぎな〜〜〜
この二人のラブコメをレギオンも一緒にウォッチすれば世界が平和になるのでは???平和になればいいのに。。。

 

ところで途中のシンの逆襲が最高すぎませんか。
あのエロスーツ/セクハラスーツ/ド変態スーツがついにバレてからの・・・!仕返し!!
レーナの可愛らしいキスとは打って変わり、獰猛と渇望が入り混じるキスとかセクシーすぎる。
めっちゃラブコメしてくるじゃん。キュンキュンさせよってからに!

 

そんなラブコメで息抜きしつつも、今回は二度目の大攻勢を食い止めるための海上戦。
意外と早く約束の海にたどりついたのは驚いたけど、海は海でも全然平和っぽくなくて、底なしの暗闇をまとっているのがこのシリーズらしいな、と。
原生海獣(クジラ)と戦うレグキード征海船団国群と共闘することになるのだけど、・・・・・・クジラ???なんか私が知ってるクジラとだいぶ違うんだが?????ビーム吐いたぞ?????(もう出ないよ!だから設定も説明しないよ!ってそんな殺生な)

 

そして今回のメインキャラクターはセオ。
シンやライデンが「戦争が終わった先」を見つけ始めていくなかで、未だ戦場以外に居場所を見つけることができないセオたち。

戦うことだけが誇りだと叫ぶエイティシックスは、戦いが終わったらどうすればいいのか。
その誇りすら、奪われ得るものだと知って、まるで迷子のように立ち尽くすセオ。

そんな彼が、海の上の戦闘で何を思い、何を見つけるのか、が描かれていくのだけど・・・・・・

 

・・・・・・もうさぁ。

 

勘弁してくれよぅ・・・・・・

 

いや、あらすじの「過去最悪の犠牲」からはもっと酷い結末を予想していたんだけど、じゃあこれがマシな結末なのかと言うと・・・・・・

 

全てを奪われても自分に恥じないように生きようと決意したセオだけに、命さえ取り留めたなら再起は可能かもしれない。
でもさ、全てが唐突すぎるんだよなぁ。戦うか否かを自分で選ぶ余裕さえくれない。
最後に残った誇りすら奪われるかもしれないけれど、それでも戦隊長に報いる生き方をしようと、そんな風にようやく思い直した直後に本当にあっさり奪うやつがあるか!!!わーーん!!!!

 

戦えないと悟りながら見た戦場の景色があんなに美しいのはなぜだろうか。もう届かないから?
美しい風景描写がなぜだか寂しい。郷愁を誘うような・・・・・・それはもう戻れないからだろうか。

 

セオはこれからどうするんでしょうか。どうなるのかな。
セオがこうなった後のクレアも心配。彼女も未だ取り残されてる側の人間だからね。

続きが早く読みたいです。

 

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