おいしいベランダ。 8番線ホームのベンチとサイダー /竹岡葉月



おいしいベランダ。 8番線ホームのベンチとサイダー (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2020年2月刊。
神戸編スタート!
関東から関西へエリアが移動したことで、登場する食の雰囲気にも変化がでてきました。
食文化の違いってだいぶ面食らいますよね。あって当然のものが存在しない衝撃・・・・・・
就活本番でまもりのメンタルもやばやば状態。
今回もとても面白かったです。

☆あらすじ☆
プロポーズからの神戸編スタート! しかし関西でまもりの就活は逆境に!?
大学生の栗坂まもりと、お隣に住む亜潟葉二は恋人から婚約者に! 葉二からのプロポーズを受け入れ、卒業後はまもりも神戸で暮らすと決めたのだ。
次は結婚挨拶にお互いの実家へ。さっそく栗坂家を訪ねて、年末には亜潟家へ向かう……って、行動が早いですね葉二さん!
同時に、まもりは二人の暮らしと目指す仕事の両方を叶えるため、関西で再び就職活動に挑むことに。
神戸のおいしい食材と料理で、気合いは充分——と思いきや、亜潟家での結婚挨拶にも、就活戦線にも異状が発生!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

ついに婚約したまもりと亜潟さん。
まずはそれぞれの実家に挨拶・・・・・・という段での亜潟ママ家出に笑っちゃいました(いやその前にまもりの大仏火傷で笑ってたか)
自分の子供が一番良くわからんと嘆く元教師とか、なんだか不憫だったけど、お父さんの血が濃いんだろうなぁというのはすごく伝わってきました(笑)
でも皆いい人ですよね。兄嫁さんに「まずはそれを言うべきだった」で亜潟ママの好感度爆上げ。これは嫁姑問題の発生率ゼロですよ。

 

そんな通過儀礼を経てからスタートした神戸編。

 

まもりが就活に苦労するのは、ある程度予想していたことではあったものの、あれはメンタルが死ぬよなぁ。
まもりが追い詰められていく一方で、亜潟さんは大人の余裕全開だったのが印象的でした。
婚約にこぎつけたことでかなり安定しましたよね、この人。
あとがきでは「言動がかなりおめでたい人」と切り捨ててあったけど、まぁ、そういうのがバランサーになる時も、ある、気が、する・・・?(同棲は逃げ場がないというのもその通りだと思うし)(そもそも一人暮らしじゃない限り家が逃げ場にならないことは割とある)

 

まもりの就活の行方も気がかりだったのだけど、それ以上に気を引いたのが関西の食卓事情。
スーパーで「あれがない!」となるシーンは遠方への引っ越しあるあるではないでしょうか。
引っ越してはじめて「あれはローカル食材(食品)だったの!?」と知ることの衝撃。
そしてスーパーに見慣れぬものがたくさん並んでる違和感。ちょっとワクワクして楽しいやつですね。
あと、すき焼きの作り方とかも面白かったです。肉は最初に焼くものです。

 

そんな感じでカルチャーショックだったり、就活地獄だったりと、なかなかに大変な出足となった神戸編。
「神戸編」とわざわざ新章をアピールするということは、まだまだシリーズは続くのでしょうか。
まもり社会人編?いや次巻はまだ大学生かな。遠距離恋愛はどれくらい続くのか。

 

色々と気になりますが、続きも楽しみです。
しかし志織さんの出番が減るのは寂しいなぁ。漫画だったら同じ顔使って別人扱い、みたいな新キャラが出てきたけども!

 

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