わたしの幸せな結婚3 /顎木あくみ



わたしの幸せな結婚 三 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから

評価:★★★★☆
2020年2月刊。
嫁姑戦争(?)勃発の第3巻。
異能バトル要素のある和風ファンタジーとしても色々と動きがありました。
鬼引きだから早く続きください!

☆あらすじ☆
旦那さまのご両親に、はじめてのご挨拶。
清霞を信じると決めて、少しだけ強くなった美世。清霞の父から誘われて彼の両親が暮らす別荘を訪ねる。けれど義母となる芙由は、激しく美世を拒絶する。心配する清霞に、美世は一人で頑張りたいと伝えるけれど——?

以下、ネタバレありの感想です。

 

清霞の父・久堂正清が突如現れたことから、前当主夫妻が住む別邸へ招待された美世。
しかし清霞の母・芙由に激しく拒絶され、美世はなんとか義母と打ち解けようと努力するが―― という第3巻。

 

きたぞ、嫁姑戦争だ!

 

美世の出自をチクチクと腐し、使用人のお仕着せを押し付けて仕事をさせ、その仕事ぶりを嫌味たらしく採点する・・・・・・王道というかベタというか「嫁姑といったらこういうやつでしょ」と思い浮かぶ通りの光景がひろがっていました。

 

一方の美世は既にある程度心が強くなっているわけだし、そもそも痛みに鈍感になるのが得意な子(それもどうなんだ)
全力で毛を逆立てて拒否反応を示す芙由に比べると、美寿の方は割と余裕をもって立ち向かっていた印象でした。
いやまぁしょんぼりはしてるんだけど、美世はしょんぼりしてるのがデフォなところがあるので平常運転というか。
それでも、過保護しそうな清霞をやんわりと押し留め、自分で頑張ると宣言する姿は「強くなったよなぁ」と感じるんですよね。
少しずつだけど、確実に変化して成長している。そういうところが好ましい主人公です。

 

そんな感じでベタに嫁姑戦争をやっていたのだけど、村で起こった異能事件をきっかけに関係改善へと向かう展開は本作らしさがあって面白かったです。
芙由さん、「異能の名家の元女主人」として「次期女主人」たる美世を認めたっていう雰囲気なのが良いですよね。
口下手でコミュ障な美世が姑を口説き落とせるわけがないのにどうするんだ?と思っていただけに、非常時での対応という切り口から二人の関係を変化させていくのは説得力がある。あのシーンの毅然とした美世は格好良かったですしね!
あと、互いに託し合う信頼関係を夫婦と呼ぶの好き。そのあり方を親世代に認められるのも良き良き。

 

まだ結婚前ではあるものの、「夫婦」として順調に絆を育んでいる清霞と美世。
今回は大きな変化がきましたね!清霞自覚!そしてキス!!
ど、ど、ど、どういう意味・・・?????とテンパる美世が可愛かった〜〜笑
美世の方は情緒の成長がのんびり進行なのでアレですが、でもそろそろ彼女も変わってくるかな。楽しみです。

 

さて、色々と家庭内の関係が動いた3巻ですが、家庭の外も大きく変動が起きています。

不穏な動きをみせる「異能心教」と、祖師・甘水直。
美世の母と因縁のある男らしいですが、最後のセリフってどういうこと??

斎森の父とは実は血がつながっていなかった?
それとも母のストーカーがこじらせまくって父親に名乗りでちゃった?

なんだその地獄の二択。美世の明日はどっちだ!
続きがとても楽しみです。

 

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