幼なじみが絶対に負けないラブコメ2 /二丸修一



幼なじみが絶対に負けないラブコメ2 (電撃文庫)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから

評価:★★★☆☆
2019年10月刊。
あ、なんか私が好きな感じの方向に入ってきた気がする??
何らかの目標に向かって皆で団結して走り出す青春ものって良いよね。
読み口も相変わらず軽快で、すごくスラスラと一気に読めました。
しかしこれ「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」としては、面白いんだけど、面白いんだけど、「嘘つき・・・!」という気持ちが膨れ上がるばかりだ(面白いんだけど!)(ギリィッ)

☆あらすじ☆
幼なじみはやっぱり負けない!? まだまだ続く予測不能なヒロインレース!
幼なじみの黒羽に告白し、見事玉砕した俺。死にたい。フラれるってこんなに辛かったのか……っていうか、あそこまでいったら普通OKするだろ! 笑顔で「ヤダ!」ってなんだよ! マジで女子の気持ちわかんねー。でもまてよ、白草は俺のことが好きなんだよな……今ならイケる……?のか……いやいやいや、ダメでしょ。もしまたフラれたらと思うと怖すぎるし。
そんなモヤモヤ爆発の俺のもとに、子役時代の後輩にして理想の妹、桃坂真理愛が襲来! 玄関開けたら1秒で「おかえりなさいお兄ちゃん!!」っていったいどこのラブコメだよ!?
末晴に芸能界復帰の話が持ち上がり、ヒロインたちの思惑が交差する、先の読めないヒロインレース第2弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

世紀の告白大失敗。百万回振られた男。
末晴が負った心の傷は深く、それはもう黒羽への恐怖で先祖返りするレベルだった―― という哀れみを誘うスタートを切る第2巻。

 

「みんな負ける」から「絶対に負けない」とかふざけんな!
というかヒロイン全部「幼なじみ」だから、誰が本命になっても「幼なじみは絶対に負けない」とか騙された!

などなど、1巻は「ずるい!」という気持ちが強くかったのだけど、2巻はある程度「本作はそういうものだ」という気持ちになれたので、1巻よりは素直にラブコメを楽しめたと・・・・・・

 

言いたくない!(楽しかったけど!)

だって増えてるし!幼なじみ増えてるし!!!

 

とんだ幼なじみの安売り大バーゲンセールだよ。幼なじみは一家に一台にしよう・・・・・・

まぁモモ自体は前巻ラストで登場していたので、こういう流れになることは分かっていましたが。
黒羽の妹たち(幼なじみの妹は幼なじみ)がどどんと登場したから、一気に増えた感すごいのでしょう。

 

でも「妹系幼なじみヒロイン」としてのモモはすごく魅力的でした。
モモは掘り下げもいいんだよなぁ。不遇な環境に置かれて心が荒んでいたところに、その闇を切り裂くように飛び込んできた末晴の言葉がヒーローすぎる。あれは格好よかった。
失望することを恐れるほどの「憧れの存在」になるのもわかる。
本音をカッコで閉じまくる性格の悪さも好きです。近くに寄りたくない感じがいいぞ〜〜笑

 

しかし、肝心の黒羽の掘り下げは圧倒的に足りないのに、他の女の子を先に掘り下げるんですね。
これはもう意図的なのかな。
黒羽、恋心ゆえに軍師級に頭がまわるっていうキャラ付けは好きだけど(でも記憶喪失の詐病は頭良いって言えるのか?笑)、相変わらずその原点や背景がよく分からないんですよね。
というか、冒頭でちらっと描かれた小学校時代の写真が気になるんですが??今後掘り下げる予定はある感じなのかな。
キャラは可愛いから早く掘り下げがほしいなぁ。

 

一方、前巻では不憫すぎて推しになりそうだった白草は、今回は出番が多かった割に前巻よりも「サブヒロイン」っぽい印象を受けました。
活躍はしていたけど、結局モモと黒羽が良いところを掻っ攫ってるから・・・・・・
白草、モモや黒羽に比べて腹芸ができないし素直すぎて負けそう。てかなんか本当に負けヒロインっぽい立ち位置にいない?
おいおい、幼なじみは負けないんじゃなかったのか。

 

でも強いからと言って恋に勝てるとは限らないんだよ、という言葉を信じたいと思います。
その通りだ。白草はここから逆転するんだ。きっとそう。そうだといいな。

 

色々書いたけれど、2巻の内容は個人的に1巻よりも楽しかったです。

末晴の芸能界復帰話が持ち上がり、それを中心に行われる駆け引き。
芸能事務所社長というその道のプロを相手に、CM勝負をすることになった高校生たち。
難敵を前に主人公たちが協力して立ち向かい、ひらめきを武器に絶対的不利を覆す。

こういうお話は大好きです。
まぁルール違反ギリギリっぽい感じは気になったけど(仕掛け的に難しかったんだろうけど、CM制作過程ももっと詳しく描いてほしかったな)

 

今回はざっくりとした方向性を示された感じだけど、「群青同盟」がどんな活動をしていくのか楽しみです。
哲彦と末晴の悪友コンビがどんどん好きになっているのも大きいなぁ。彼らが何を見せてくれるのか期待!

 

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