呪術廻戦 夜明けのいばら道 /芥見下々・北國ばらっど



呪術廻戦 夜明けのいばら道 (ジャンプジェイブックスDIGITAL)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2020年1月刊。
呪術廻戦のノベライズ、本当に良いですね。本編の補完として素晴らしい出来だと思います。
ていうか呪術廻戦のキャラとか設定って、やはりラノベ媒体との相性抜群なのでは・・・?

個人的には第一話の野薔薇と棘先輩の絡みが新鮮でめっちゃ楽しかったです。でも全部面白かった!

☆あらすじ☆
八十八橋の事件後、街で買い物をしていた釘崎は、何やら馴れ馴れしい男に声をかけられる。男は芸能プロダクションに勤めているスカウトマンらしく、釘崎をスカウトしたいと言うのだ。しかし、男の正体は「言った言葉を信じさせる」という呪言を扱う呪詛師で!? そして釘崎のピンチに駆けつけたのはこれまで接点の少なかった狗巻だった! 他にもメカ丸や真依の京都での任務や、東京校一年生がアミューズメント施設で遊び倒したり、五条・伊地知・家入の飲み会など5編を収録!

以下、ネタバレありの感想です。

 

野薔薇と棘先輩の組み合わせって珍しいな!?と思ったんだけど、サブタイのハマりぶりに謎の納得を抱いてしまいました。

相変わらず拉致られ担当の野薔薇だけど、「釘崎野薔薇」らしくやられたらやり返していくバトルがすごく楽しかったです。

ところで棘先輩、おにぎりの具って意図して使い分けてたんです??マジで???
ちょっと本編を確認しなければ・・・・・・

メモ:「おかか」「高菜」=明るい意味ではない 「しゃけ」=OK、肯定

 

そういうことするー!?
まさか本編で正体をバラしたばかりの「内通者」について、こんな早くにノベライズで取り扱うとは思わなかった。

しかしこれもまた良い補完でした。
「幸吉」として描かれる地の文と、「メカ丸」と呼ばれる彼。
その乖離こそが、彼の寂しさや憧憬だったんだろうなぁ。

京都校の面々が全ての事情を知ったときの反応が、想像するだけでも辛いんですが・・・・・・
また帰れたら、もしも会えたら、本当にどれだけ良かっただろうか。

 

五条&家入による伊地知さんを囲む飲み会。
家入さんに誘われてソワソワしちゃう苦労人な伊地知さんが可愛かったし、五条先生のうざ絡みは最高でした。

そして、伊地知さんの内面の掘り下げも完璧。
仕事中毒になるほどの負い目かぁ・・・・・・

 

第二話に続き、またも京都校のターン!
京都校の3人娘の関係って、他にはない女子っぽいノリがなんか良いですよね。ここには釘崎野薔薇も禅院真希も入れなさそう。そういう女子っぽさがある。なんかいい匂いしそう。

まぁ内容はエグいんですけど。普通に呪霊怖い話だった。
でも3人娘の通じ合った関係性と連携プレーが最高でした。

 

1年生3人組が仲良くアミューズメント施設に遊びに行く話。
キャッキャと可愛く騒いでるくせに、気が抜けた瞬間にスッと闇を挟んでくるのがたまりません。

呪術師である彼らにとって、仲間の死は覚悟すべきものだし、粛々と受け入れるべきもの。
であるからこそ、簡単に気持ちを切り替えるのが難しいのかもしれない。

友達が死んだから悲しい。実は生きていて嬉しい。
そういう単純な話だと割り切れず、複雑な気持ちを持て余す伏黒。
彼の心境がとても丁寧に掘り下げられているんですよね。これは読み応えがあった。

それに対する野薔薇ちゃんの反応も、ぶっきらぼうに見えて優しさが溢れてるところが最高に野薔薇のアネキ!!って感じでした。野薔薇ちゃん大好き。

やっぱりこの3人組ほんと良いなぁ。本編でももっと3人で行動してほしいな。

 

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「呪術廻戦 夜明けのいばら道 /芥見下々・北國ばらっど」への2件のフィードバック

  1. 棘先輩のおにぎり言語、「しゃけ=肯定」「おかか=否定」以外は芥見先生もよくわかっていないそうで……
    「めんたいこ」は強めに肯定するときや意気込むとき、「こんぶ」は何かしらに気づいたりしたときなどに使われているのでざっくりとは決まってそうですが
    細かく意味を込めすぎるとおにぎり言語まで呪言になる、とかあるんですかね?
    予想も楽しいけど答えが欲しい……!

    個人的には二話が好きでした
    好きなんですけどそれはそれとしてメカ丸がああなってほんの数カ月後にこれお出ししてくるの人の心がないですね……(苦笑)
    まあメカ三輪が供給されたからいい……のか?
    本当、戻ってくるというか、幸吉の姿で京都校に来られたらどれだけよかったか
    面白いんですけど悲しいですね

    読んでないと一部の話がわからない、必修科目というわけじゃないけど、読むとより一層呪術廻戦を楽しめる、ノベライズとしての理想の形をしていると思います

    あんまりやりすぎると核心に迫りそうですけど(特に夏油)、1巻の真人回のような敵側の話もちょっと読んでみたいですね
    花御回とか……伏黒父は蛇足ですかね?
    あと過去の五条夏油家入七海灰原の話とか

    3巻も多分出ると思うので、楽しみです!

    1. スズナリンゴさん、コメントありがとうございます。

      >棘先輩のおにぎり言語、「しゃけ=肯定」「おかか=否定」以外は芥見先生もよくわかっていないそうで……

      そうなんですね!?
      ふわっと決まっていてもおかしくなさそうだし、おにぎり言語=呪言化説も面白すぎて(未知の新言語まで生みだしてしまう棘先輩の業・・・)アリですね。

      >個人的には二話が好きでした

      メカ丸の話も最高でしたよね・・・・・・本編であんなエモい散りっぷりを描いたあとにこれを出してくるとか、完全に計算して読者の心を刺しにきてますよね。
      メカ三輪、、、あああああ、本編でもっと読みたかった・・・!
      幸吉ってみんなに呼ばれてるところが見たかったですよね。悲しい。

      >読んでないと一部の話がわからない、必修科目というわけじゃないけど、読むとより一層呪術廻戦を楽しめる、ノベライズとしての理想の形をしていると思います

      本当にそうだと思います。
      独自解釈・独自路線で突き進むでもなく、無難にまとめるわけでもなく、キャラを壊さずにうまく掘り下げてますよね。これはノベライズ担当さんの技量を感じました。
      この小説シリーズ続いてほしいですよね。
      伏黒父もありだと思いますよ!伏黒が生まれた頃の外道エピソードとかちょっと読みたいww
      五条たちの学生時代はいくらでもエピソードを作れそうだから、それも読みたいですね〜。まぁ結末を知ってるせいで心が死ぬ案件かもしれませんが。

      ジャンプ本誌も楽しいし、ノベライズも面白いし、アニメも楽しみだし、今年も呪術廻戦から目が離せませんね!

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