魔法世界の受付嬢になりたいです1 /まこ



魔法世界の受付嬢になりたいです 1 (アリアンローズ)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2018年10月刊。
受付嬢に憧れる少女が、魔法学校で自分を鍛えつつ、夢を叶えようと奮闘する物語。
最初の魔法学校パートは思ったより圧縮展開なんですね。楽しかったからじっくり読みたかった・・・・・・
でも就職してからが本番のようだし、お仕事ものとして面白くなりそうな感じ。

あとこれケンカップルものだと聞いていたのですが・・・・・・いいね!!すごく良い!!!
なんかこう、じわじわと心に効いてくる感じ。
同じ土俵で殴り合っていた子ども同士が、年頃の少年少女になって、やがて大人に変わりゆくような――

まだまだ序の口っぽいけれど、要所要所でロマンチックが大爆発。とても楽しかったです。

☆あらすじ☆
魔法が日常にあふれるこの世界で、幼い頃からナナリーが憧れる職業。それは魔導所の『受付のお姉さん』!
超一流の魔法使いでないとなれないのだ、と両親に諭され魔法学校に入学するも、周りは王子をはじめ貴族の子女だらけ。「庶民の意地を見せて、一番になってやる!」と決意したものの、隣の席の公爵子息・ロックマンと毎度競い合っていた。
卒業後――努力の末にナナリーは見事念願の『受付嬢』に!
使い魔のララと優しい先輩達と共に依頼をこなす楽しい毎日。だけどこれは嵐の前の静けさだった!? そのうえ、ロックマンとの腐れ縁は就職しても途切れず……!?
前向き女子の、ほのぼの異世界おしごとファンタジー、ここに開幕!

以下、ネタバレありの感想です。

 

魔物退治などの仕事を破魔士たちにあっせんする魔導所の受付嬢に憧れる少女・ナナリー
受付嬢になるために魔法学校へ入学したナナリーは、そこで相性最悪のライバルや、たくさんの友人と出会い、切磋琢磨しながら成長していく――

という魔法学校モノみたいな雰囲気で始まる本作。
でも6年間あるはずの魔法学校パートはかなりの速度で進んでいきます。
本当にすごく早かった。12歳の子どもがみるみるうちに成長していった。

魔法世界と冠するだけあり、生活に密着した魔法の使い方が面白いし、それを学ぶ魔法学校の日々も楽しそうで良かったのになぁ。
馬車の馬に紙を食べさせて空を飛んだり、治癒魔法があるから試験が身を削るようなハードなやつだったり。
もう少しじっくり読みたかった気がします。身分差のある友人たちとの掛け合いも楽しかったので・・・!

 

ただ、本作は受付嬢になってからの話が本番。
魔導所でのお仕事は学園生活とは違った面白さがあったので、今後はそちらに集中して楽しんでいきたいと思います。
ハーレに就職したからといって、ナナリーが憧れる「受付嬢」になったわけではないですからね。
彼女の夢はまだ叶っていないのです。楽しみ。
あと、ハーレの仕事ってデスクワークだけじゃなく、下見などの冒険要素もあるようなので、そのへんも期待していたり。
せっかくの魔法世界、派手な魔法でわちゃわちゃと騒いでほしいものです。

 

さて、幼い頃からの夢に向かって突き進むナナリーですが、彼女には眼の上のたんこぶみたいな存在がいて、その男こそ公爵子息であるロックマン

このナナリーとロックマンの距離感と関係、すごく良かったです。

忌々しい天敵へ闘志をメラメラと燃やすナナリー。そんな彼女の負けず嫌いな思考回路が楽しくて楽しくて。
ロックマンへのライバル心が彼女をどんどん優秀な存在へと成長させていくので、そのへんも読んでいて痛快でした。

 

正直言うと、最初の方は殴り合い蹴り合うような関係にギョッとしたんですけどね。大怪我するような喧嘩もしてたらしいし。魔法使い怖い。
でも二人が成長するにつれて物理的な喧嘩は減り、なんだかそれを寂しく感じたりもして。
そういう形で「もう子どもじゃないんだな・・・」意識させてくるの、なんか良い。ちょっと幼馴染感ある(12歳スタートだしね)
学園パートの駆け足を寂しく思っていたけれど、ナナリーとロックマンの距離感の変遷を描く上ではかなり有効な構成だった気がします。

 

まぁ手が出る喧嘩が減ったとはいえ、口が減るわけじゃないんですけど。というか手が出ないわけじゃないし魔法は普通に出る。

 

そういうケンカップルの相方であるロックマン。
こいつはやばいですね。やばい感じがある。
どこらへんから、どんな感じでナナリーを意識しているのか、いまいち掴めない青年なんですけど。
卒業パーティーでの空中ダンスとか、仮面舞踏会での豚紳士とか、大事なところで着実に爆弾を投下していく男なんですよ・・・!
豚紳士の正体とか完全に騙されたし、あのへんなんかもう素直じゃなかった!?めっちゃ素直だったよね!?(幻覚か!?)

しかし「ドーラン王国魔術労働法第三条と第十七条、貴族法第三十条に続く第三十一条」ってなんだろう。暗号かな?

 

ロックマンのやばみが増していくなか、巻末の番外編がさらにやばくて。
そうか、なるほど、4年生の時点では・・・!
絶対に自分の心を語りたくない鋼の精神が可愛すぎてゴロゴロしてしまいました(笑)

 

どうなるのかなぁ、この二人。
続きを読むのが楽しみです。

 

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「魔法世界の受付嬢になりたいです1 /まこ」への6件のフィードバック

  1. 以前この作品をオススメした者です。
    二人の絶妙な関係素晴らしいですよね!
    頑張る女の子と実は愛が重い男の子とても良いですよね…
    なろうでは、書籍では載ってない別視点での話が本編内や番外編として載ってますのでもしよければ読んでみて下さい。別視点からみた二人の関係もまた違って素晴らしいので…

    1. huhuさん、コメントありがとうございます。

      その節はオススメありがとうございました!
      メンチきるような険悪さなのに、なぜか外野から仲良しに見える距離感が最高です。
      ナナリーの向上心もロックマンの巨大感情も大好物なやつでした!

      なろうでは色々と補完があるんですね!?
      情報ありがとうございます。見に行きます!!楽しみです〜〜(*^^*)

  2. 匿名希望のブログ愛読者です。このシリーズ、たしかなろうの連載では学園編もけっこう長く書かれていた記憶が。多分書籍化にあたって端折られたのでは。
    恋愛ジャンルだったので延々違う話が続いて嘘つかれた感があったのですが、学生生活のあれこれが読みたい人にはちょうどいいかまです。

    1. コメントありがとうございます。

      ブログを読んでいただけて嬉しいですー!これからもよろしくお願いします(^^)

      えっ、学園編って端折られてるんですか??
      それはぜひ読んで確かめてみねば・・・。情報ありがとうございます!

  3. 返信ありがとうございます。
    番外編や別視点のお話は本編内と人物紹介の所にありますので…ぜひ…
    同作者の「隅でいいです。〜」も関係性は違います(ケンカップルではない)が目標に向かって頑張る女の子と愛が重い男の物語ですので…よければ…

    1. なろう版を最初からしっかり読んでみる必要がありそうですね!了解です。
      「隅でいいです。」も以前オススメされたやつですよね。もちろんです!読んでみますね!(^o^)

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