キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦8 /細音啓



キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 8 (富士見ファンタジア文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年12月刊。
好敵手として戦場で出会い、惹かれ合う最強同士の波乱を描くファンタジー第8弾。
物語が新たな局面へと突入しました。盛り上がってきたなぁ!

☆あらすじ☆
魔女の楽園の崩壊で、新たな始祖の血脈たちが動き出す!
魔女狩りの夜が明け、混乱の責任を問われ政権が大きく揺らぐ中、女王代理であるアリスは、シスベル奪還をイスカに託す。イスカもまた自分たちの目的のため、ヒュドラ家の研究施設『雪と太陽』への潜入を試みる!

以下、ネタバレありの感想です。

 

連れ去られたシスベルを奪還するため、皇庁に留まりアリスや燐たちと協力することになったイスカたち。
ようやく突き止めたヒュドラ家の研究施設で待っていたのは、ヒュドラが擁する女王候補・ミゼルヒビィだった―― という第9巻。

 

敵陣への潜入作戦の緊迫感が楽しい1冊だったけれど、次巻から始まる新章への準備回という印象でした。
それどころではない状態だからアリスとのラブコメは少なめ。
でも寝ぼけたアリスに押し倒されたイスカは、挿絵込みで大変おいしかったです(笑)

 

アリスとは別の形で強敵であるミゼルヒビィも面白いポジション。
「質より量」ではなく「質のある量」ってチートすぎない??
むしろ、これに単騎で実力を並べるアリスが別格なのかもしれない・・・・・・ミゼルヒビィ本人がそんなに強くないのが良いバランスですよね。

 

対してバランスブレイカーになりつつあるのが魔人サリンジャー。
「拍手と喝采で出迎えよ」ってセリフに傲岸不遜〜〜〜!ってなるんだけど、そろそろ言われなくても登場したら拍手と喝采で出迎えそうなくらい好きなキャラになってきました。

いや、だってさ、こんな天上天下唯我独尊の権化みたいな男が、「ミラが傷ついたから」って理由で堂々と自分を曲げるんですよ。
復讐なんて興味ないタイプのくせに、ミラのことを逆鱗だと表現して復讐に乗り出すんですよ!

前回も思ったけど、この関係エモすぎないか??
だんだんアリスとイスカの上位互換みたいになってない??
主人公たちのお株を根こそぎ奪ってない??
もー、サリンジャー好きすぎるんですけど!

 

イスカとアリスも頑張れ・・・・・・
皇庁と帝国の問題の渦中にある二人が、サリンジャーみたいに自由に本能のまま動くことができないのは重々承知しているけれど。

 

さて、シスベル移送によって次からは舞台を帝国に移すようです。
始祖覚醒の予兆もあるなか、物語は更に混乱を極めそうな予感。続きもとても楽しみです。

 

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。