【おすすめ紹介】2019年版 面白かった少女小説(女性向けラノベ)20選


2019年の総まとめ!
今年読んで面白かった少女小説の中から、新作・既存作それぞれのマイベスト10を決めたいと思います。

それでは、以下をどうぞ。

2019年新作ベスト10

今年刊行された新作少女小説の中で、私が一番面白いと思った作品がこちら。

王宮騎士ハリージュから「惚れ薬をつくってほしい」と依頼された魔女のロゼ。
密かに片思いをしていたロゼにとって、彼の願いはロゼの失恋を意味するも同然で―― というラブコメディです。

叶わぬ想いだとわかっていても、捨てることもできずに持て余す初めての恋。
まるで底なし沼のような恋に沈み、常にパニック状態な魔女の可愛さに悶えてほしい。
朝起きてすぐに「今日も好きだ・・・」って呆然とするロゼを見て!

片思いの苦しさと甘酸っぱさを思いっきり堪能したい方にオススメ。
コミカルなのに切なくて、たくさん笑ってキュンとときめく良い作品だと思います。
ちなみに来年2巻が出るよ!

 

 

クラスメイトの高遠くんが異世界召喚される現場を目撃し、滑り込みで後を追った女子高生アリア。
アリアにとって高遠くんは、ずっと見守ってきた片思いの相手。
そんな高遠くんと異世界でふたり旅をすることになったアリアは、自分が彼を守らねば!と奮起するのです。

与えられたスキルが強すぎて、可憐なヒロインムーブはちょっと無理。
それでも、大好きな人のために、ゴリラ顔負けの頼もしさで冒険に挑むアリア。
能天気で恋愛脳全開なアリアのボケっぷりは勢いがあり、高遠くんとの夫婦漫才も面白すぎて吹き出し注意。
たっぷり笑えて、たくさんの元気をもらえる作品だと思います。

ちなみに書籍版の加筆エピソードが最高なんで、ぜひ書籍版を読んでください。高遠くん視点はいいぞ・・・!
WEB版は完結済みで、後日談がまた素晴らしいんですよ。ほんと好き。

 

 

人が嫌いで椅子を偏愛する椅子職人・ヴィクトールと、彼の店でアルバイトをする霊感女子高生・杏。
情緒不安定なヴィクトールに振り回されながら、お店の「お守り」役となった杏は、多発するポルターガイストや、子にまつわる様々な事件に遭遇していきます。

これは、オカルトと恋と嘘と椅子の物語。

アンティークの椅子によって起こる心霊現象の顛末は面白く、そこで語られる様々な椅子の豆知識も楽しい作品です。

オカルトに対してへっぴり腰な主人公コンビの可愛さも要注目。
結構ホラーな作品だと思うし、ラストは意外な形でゾワッと肌が粟立つので、怖がりさんは夜に読んじゃダメですよ。

 

 

ただ殺し合うために、神によって造られた勇者クレイオスと女魔王アルテミシア。
500年にわたり戦いを繰り広げてきた二人は、決着の瞬間に異世界の神に召喚される。
その新天地で共に生きるため、二人は協力して「人間」になることを目指すのです。

絶世の美女・ぽんこつ・天然素直な魔王と、無表情・巨大感情・外堀から埋める派の勇者。
最強の人外美形同士の恋を描いたラブコメです(アクションもあるよ!)
勇者の口車に乗って、なんかよく分からないうちに花嫁修業を始めることになってるアルテミシアが可愛いんです。

「恋と呼ぶにはあまりにも激しく、愛と呼ぶにはあまりにも身勝手」。
そんな二人の恋の行方が気になる方は是非どうぞ。

 

 

全編男性視点の恋を描いた女性向けラノベを探している方、是非どうぞ。

恩義ある女領主サリーナに、身も心も尽くす覚悟で傍にいる元騎士の執事・エディアルド。
前領主との約束を守り、サリーナに婿が見つかるまで不埒者を牽制する役目を負うエディアルドは、自分自身の想いは封じるつもりでいた。
当のサリーナが誰を見つめているのか、全く気づかないままに――

という、両片思いの主従ラブロマンスです。
すれちがう主従の想いが、とても甘くて切なくて可愛いのです。
執事が鈍感を発揮する裏で色々動いている女領主が面白い(そして恐ろしい)から見てほしい・・・!

 

 

女王を巡る選挙戦の中で出会った、化粧師と女王候補。そして彼女を支える一人の男。
三人の出会いは、やがて周辺諸国を巻き込む巨大な権謀術数へと繋がっていきます。
これは、動き始めた歴史を描く壮大なヒストリカル・ファンタジーです。

WEB版まで読んだから言うけど、書籍版1巻は思いきり序章なんですよ。
面白くなるのはここから!しかもこれがめっっちゃ面白いんです!

さりげなく置かれた伏線を効果的に回収していく緻密な構成が本当に凄い。
ぜひ続きも書籍化してほしいんですよね。
コミカライズがスタートしたから、そろそろ2巻発売決定の報告を聞けるかな?楽しみに待ちたいと思います。

 

 

コミュ力弱めのヒロインと、刺激が強めのヒーローの恋を描いた騎士団ラブコメ。
元引きこもりの伯爵令嬢ミュリエルが、騎士団所属の聖獣達のお世話を通し、少しずつ成長していくお仕事ファンタジーでもあります。

上司である騎士団長サイラスの溢れ出す色気にノックアウトされ、その度に必死で正気を取り戻しては仕事に励むミュリエル。
一方のサイラスは、ミュリエルを見守る優しい上司なのだけど、実は寂しがり屋なので距離感がおかしい人だったりして。

そんな天然×天然の空回りな恋模様と、彼らを囲む陽気なもふもふ達との絆が楽しい作品です。

 

 

ビーンズ文庫の新人賞受賞作。期待の新星です。

神の力を使い、人の世を瘴気から守る不老不死の姫宮・真珠。
彼女の権威に目をつけた権力者たちの争いに巻き込まれた真珠は、その波乱の運命のなかで「惹かれてはならない唯一の存在」と出会ってしまうのです。

神をも恐れぬ悪名高き王と、心に傷を隠し持つ気高き巫女。

二人の駆け引きと恋の行方にドキドキし、神話が息づく世界観に魅了される良質な和風ファンタジーでした。

150年もの間、15歳の姿で生き続けてきた真珠。
不安定な少女の幼さと、好戦的で老獪な一面を併せ持つ主人公・真珠の魅力こそ一番に推したいポイントです。

 

 

こちらもビーンズ文庫期待の新星。

領主の息子アルフレッドと、彼の護衛である少女オリビア。
それぞれ女装と男装に身を包み、貧民街に繰り出しては領地の実情を学ぶ二人は、ある陰謀に巻き込まれるなかで自分たちの距離を見つめ直すことになります。

これは心も身体も未熟な主従の成長物語であり、幼馴染の近くて遠い距離を描いたラブロマンスです。

幼い頃から隣にいるのが当たり前だったのに、それが「当たり前」ではなくなることへの焦燥と喪失感。
成長するなかで突きつけられる問題に、切なく心を揺らすオリビアの恋が描かれていきます。

親世代の恋を描いた『ルクトニア領百花繚乱円舞曲』(カクヨム)もオススメ。
この美貌で女どもを蹴散らしていくぜ!と言わんばかりの傲慢な女装少年が最高なんですよ。

 

 

革命により幽閉され、王政復古と共に再び表舞台に引きずり出された悲劇の王女を描くヒストリカル・ロマン。

長年の孤独と不遇から、愚鈍で無関心な存在に成り果てた少女アデール。
しかし彼女は、安寧とはほど遠い母国の現状を前に、少しずつ変化していきます。

王位を巡り対立する姉たちの思惑に巻き込まれ、政治の道具として利用されながらも、自分に何ができるのかを考え始めるアデール。
彼女は愚かなるドードーなのか。それとも聡明なカナリアへと変わるのか。

国と人を守るために、自分の意思で選択をしようとする王女の運命に注目したいシリーズです。間もなく2巻が発売予定!

 

 

2019年既存作ベスト10

 

贔屓目全開で言うけれど、現在刊行中の和風ファンタジーのなかで一番面白い作品だと思います。

理不尽に離縁された薬師の少女・雪緒と、彼女の元夫である狐の大妖・白月。
再婚するしないで揉める元夫婦の甘くて怖い攻防を描いた和風ファンタジーです。
1巻も2巻も文句なしの面白さなのだけど、3巻は興奮が止まらないほど凄かった。

騙し合い、化かし合う元夫婦の恋心と本音。
異類婚姻譚のおぞましさを、人でないものの恐ろしさを、キャラの魅力でくるんと可愛く包み込む。
これはそういう一筋縄ではいかない物語なのです。

 

 

数ある悪役令嬢転生ファンタジーのなかで、最もお気に入りの作品。
1月に短編集が出るんだけど、一応これで完結?なのかな?綺麗に終わっています。

全てを手に入れたい最強悪役令嬢と、全然思い通りに動いてくれない最恐魔王。
二人の波乱の恋は、国を飛び出し、次元を超越し、壮大なファンタジーへと展開していきます。

話が進むにつれてキャラの魅力が増していく、愉快で楽しい作品でした。
私はこれから「最初に読む悪役令嬢ものって何が良い?」と聞かれる度に「コレがいいよ」と答えると思う。
1月発売の短編集も楽しみです。

 

 

「ちょっと物覚えがいい」少女・茉莉花が、皇帝・珀陽との出会いによって自分の才能を開花させる立身出世物語。
「手柄とってきてね!」と平気で無茶を振ってくる皇帝の期待に全力で応え、猛スピードで出世していく女官吏の物語です。

話が進むほど茉莉花の仕事は大きくなっていくし、その経験を糧に成長していく茉莉花の変化が楽しくて仕方ありません。
徐々に恋愛面の甘さもでてきたし、2020年も引き続き楽しませてくれること間違いなしのシリーズです。

 

 

「茉莉花官吏伝」の姉妹シリーズ。
純粋な好みだけで言うと、私はこちらの方が好きだったりして。

帝位簒奪の惨劇に居合わせ、「丁度いいから」という理由で皇后に選ばれた少女・莉杏。
夫となった皇帝・暁月に恋をした莉杏は、やがて皇后としての才覚を発揮していきます。

愛嬌たっぷりに振る舞いながら、そんな「子どもらしさ」すら計算に入れる莉杏。
恋に浮かれる少女の顔と理知的な皇后の顔。そんな莉杏の二面性にワクワクが止まらない作品です。

暁月との夫婦関係も素敵なんですよね。
おままごとみたいな可愛い距離感なのに、心の奥に燃える真剣さが良いんだ・・・・・・

 

 

皆の憧れの騎士団副長シメオンと、なぜか婚約することになった伯爵令嬢マリエル・クララック。
覆面作家という秘密を持つマリエルは、政略結婚だし別に恋をしなくても現状に満足していたが、どうも彼の様子はおかしくて―― というラブコメディ。

往年のコバルト文庫を思い出す、貴族ミステリーとしても楽しい作品です。
欲望に忠実で度々暴走するマイペースなマリエルと、彼女に振り回されるう真面目なシメオン。
そんな二人が、様々な事件に巻き込まれながら、協力して問題を解決していく姿が描かれていきます。

特に女の趣味がちょっと風変わりだったがために、苦労を一身に背負うことになったシメオンの受難っぷりは見ものですよ!

 

 

人見知りな「氷の貴公子」が指輪を投げたら、刺繍大好き令嬢に当たってしまった。なので彼女と婚約します! という行き当たりばったりな偽装婚約から始まったラブコメ・ファンタジー。
刺繍と魔術の物語でもあり、最近ではどんどん話が壮大になって読み応えを増しています。めっちゃ面白い。

そして糖分補給ラノベとしても非常に優秀。
2020年もド甘い少女小説が読みたくなったらコレを読むでしょう。今後の展開も楽しみです。

 

 

間もなくアニメがスタートする、現在の少女小説・女性向けラノベ界隈における代表作。
破滅フラグ回避を目指す悪役令嬢カタリナと、彼女の愉快な仲間たちの日常や冒険を描くファンタジーです。
ひたすらコメディで押す作品だし、うまくいけばかなり面白いアニメになるのでは??

ちなみに今年ようやく最新巻まで追いつけたんだけど、巻を重ねるごとに小説として磨かれていくように感じました。
1巻の視点重複がキツかったひとも、続きを読んだら印象が変わるかも?

 

 

勇者と一緒に魔王を討伐した最強魔法使い、の「婚約者」の物語。
といっても婚約者だったのは最初の頃だけですが。

様々な難題に直面し、それを共に乗り越えるたびに絆を深めていくフィリミナとエディ。
優しく穏やかで、滾々として尽きることのない夫婦の愛を描いたファンタジーです。

この作品、精神的年上女房のツンデレ夫に対する柔らかい眼差しがとても素敵なんですよね。包容力とはまさにこれ。

 

 

前世に読んだ少女漫画のおデブな悪役令嬢に転生してしまったブリトニー。
破滅の未来を回避するため、ダイエットしようと決意したブリトニーの奮闘は、やがて彼女に対する周囲の目や環境を変えていくのです。

ダイエットしてはリバウンドし、またダイエットしてはリバウンドし――
ブリトニーの躍動感ある体重変動はストーリーともシンクロし、山あり谷ありの魅力的な物語を演出していきます。

婚約者リカルドとの可愛い恋模様も楽しいんですよ。
ちなみにリカルドが最も輝くのはブリトニーが丸い時である。

 

 

過去視の魔法によって、自分がアニメの「らすぼす」に転生したことを知った魔女のソニア。
その知識によって破滅を難なく回避したソニアは、密かに狙っていた「不憫な当て馬キャラ」である騎士のヴィルを賠償金代わりに手に入れるのです。

報われぬ恋を抱えた不幸体質の男を、ドロドロに甘やかして自分に依存させたい魔女。
そんな魔女の誘惑に必死で抗いつつ、嫌悪感と安寧の間で心を揺らす従者となった男。

そんな主従の攻防を描いたラブコメディです。
当て馬純情男を妖艶にタラシ込む魔女のやり口が楽しい。捻じ曲がった最高の性癖だと思います。

ちなみに本作は2019年刊行の作品ではないのだけど、私が今年読んで面白かったのでここに入れました。

 

 

以上、2019年のマイベスト20作でした。
来年も良い少女小説と出会えますように!

当ブログのオールタイム・ベストはこちらから。

当ブログで紹介した少女小説の一覧はこちらから

 

2019年に書いた少女小説関連のまとめ記事はこちらから。





 

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