Cocoon2 蠱惑の焔 /夏原エヰジ



Cocoon2 蠱惑の焔【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年11月刊。
鬼を倒す最強花魁の活躍を描く吉原時代劇ファンタジー第2弾。
吉原遊女の悲惨さも、鬼退治バトルの厨二感も、なんだか1巻よりパワーアップしているように感じました。
めちゃくちゃ設定盛ってるけれど、正直こういうの大好きだ。

☆あらすじ☆
「Cocoon」シリーズ2作目!
最高級遊女・花魁でありながら、夜になれば鬼退治に奔走する瑠璃。人ならざる彼女の孤独を唯一理解してくれていた朋輩・津笠が鬼になり、瑠璃に斬られてから1年が経った。時間は流れたが、瑠璃の心の傷は癒えない。そんな中、五人衆の一人・錠吉が不自然に瑠璃を避け始め……。

以下、ネタバレありの感想です。

 

未だ、津笠の死から上手く立ち直れていない瑠璃。
そんな瑠璃に対して、なぜか距離をとりはじめた錠吉。
日常が元通りにいかない中、吉原では「四君子」と呼ばれるトップ花魁の失踪と、黒雲とは異なる謎の退魔組織の暗躍が目につきはじめるーー というシリーズ第2弾。

 

この物語を紹介するときに瑠璃のことを「鬼狩りの花魁」と呼ぶのは正しくないのだな、と知りました。
彼女たちはあくまで鬼を「退治」する者であって、鬼を「狩る」者ではないのですね。そこはきちんと区別するべきなんだなって(退治の方が救済のニュアンスが強いのか?正直よくわからない区別だけども)

 

で、今回「鬼狩り」の組織として登場したのが謎の男率いる「鳩飼い」
彼らの登場により、1巻で特に触れられなかった「なぜ妓楼である黒羽屋が鬼退治をしているのか」という点が謎として浮き彫りにされるのです。

 

と言っても、まだまだ疑問を投げられただけで、謎のままなのですが。
瑠璃が使役する「楢紅」の正体にも何やら関わってくるのかな?
「鳩飼い」を率いる(?)男の正体や狙いも気になりますしね。
まさかあのおじさんが本物の敵とは思わなかったけど、それにしたってどういう繋がりで「彼」が瑠璃の前に敵として現れたのか気になるところです。

 

しかし、、瑠璃の正体が千両役者というアレは納得と同時に「盛ったな!」感があって少し笑ってしまいました。
伝説の龍の魂を宿した別の龍の生まれ変わりで、吉原随一の花魁で、鬼退治の組織の首領で、過去は芝居の世界で千両役者と褒めそやされた男装の麗人・・・・・・これはまだきっと何かあるはず。ラノベ好きの心をツンツンする何かが・・・!

 

冗談はさておき、現在の瑠璃は龍を制御しきれない状態にあるので、ここからどう立て直していくのか楽しみです。
最後まで吉原花魁として生きるのかも気になるし。
まぁ性病とは無縁らしいのでしばらくは大丈夫なのでしょうけど(雛鶴の話は瘡病が治るわけないじゃん!ってドキドキしてたら案の定・・・・・・やっぱり遊郭は怖いところだわ)

 

かなり引きの強いラストだったので3巻が楽しみです。来年の2月かー。

Cocoon2 蠱惑の焔

Cocoon2 蠱惑の焔

夏原 エヰジ
1,485円(08/11 13:50時点)
発売日: 2019/11/20
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