紅霞後宮物語 第零幕 四、星降る夜に見た未来 /雪村花菜



紅霞後宮物語 第零幕 四、星降る夜に見た未来 (富士見L文庫)【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年11月刊。
じわじわと本編開始時に近づいている前日譚シリーズ第4弾。
文林の厄介者扱い、あまりにも妥当すぎて、しみじみと頷くしかありません。

☆あらすじ☆
彼女は、やがて高き御位にのぼるだろう――
幼き日、老婆から告げられた小玉の未来。それは着実に現実のものになっていると兄嫁は感じていた。しかし、予言には出てこなかった男・周文林の存在が気にかかる。この男が、小玉を不幸にするのではないか――?

以下、ネタバレありの感想です。

 

小玉の甥っ子・丙が王都に来ることになった経緯の話。
元婚約者のあまりにもあんまりな求婚と、それに対する周囲の「こんなにお前のことを想ってるんだから!」という同調圧力、まぁきつい。わぁきつい。思うのは自由だが言ってはならぬことってたくさんありますよね。
恋心を押し付けるやつは創作物では大好きだけど、如何せん本作は割とこういうのリアルかつドライに描かれるのでとてもきつい。
クソ縁が切れてよかったね!と素直にスッキリしました。

 

そんな今回の重要人物だったのは小玉の幼馴染にして従姉にして義姉である三娘
あんな予言をされて扱いに困る気持ち、なんとなく察するものがあります。
自分がそれを本人に言うこと、予言に反する行動をとること、その影響の有無を考えると口に出すのに迷うよ。仕方ない。
でも彼女が本気で(遺言に残してでも)文林を遠ざけていたら今頃どうなっていたのでしょうか。
高き御位についた小玉は、あまり幸せそうには見えないんだよな・・・・・・
むしろ現在進行形かつ全速力で幸せからバイバイしてるような・・・・・・
あの本編の状態から小玉次第で幸せを手に入れることって可能なんでしょうか。それって幸せか?

 

さて、表紙では清喜が初登場。
彼が小玉にくっついて宦官になった理由のひとつに「恋人も死んだし」っていうのが最初から提示されていたと思うのだけど、その恋人の正体にびっくり。
これ、ははーん復卿のことだな!と事前に当てた人いる?
いたら素晴らしい洞察力だと思います。本編で何も書いてなかったよね?
私は呑気に「そういや清喜の死んだ恋人っていつ出てくるんだ?」とか思ってたよ。

 

しかし清喜が復卿を好きになった理由があまりにも彼らしくて、さすが小玉の狂信者だと感心してしまいました。やはりこいつは怖いやつ。でもその愛は切ないくらい一途だったのが何とも・・・・・・

 

本編では既に死んでるわけなので、正体バレと同時にそうなることも予想して然るべしというか。つらい。
でもラストで文林を責めてたのはどういうことなのでしょうか?
小玉を狙った内通者の罠だったようだけども??

紅霞後宮物語 第零幕 四、星降る夜に見た未来 (富士見L文庫)

紅霞後宮物語 第零幕 四、星降る夜に見た未来 (富士見L文庫)

雪村花菜
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