転生先が少女漫画の白豚令嬢だった4 /桜あげは



転生先が少女漫画の白豚令嬢だった 4 (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年11月刊。
本編を読んでから表紙を見返して笑いました。
ダイエットとリバウンドを繰り返し、大好きな婚約者とともに幸せな未来へ邁進する伯爵令嬢の物語第4弾。
今回も面白かったです。
良い感じに終わっているけれど、これはもしや波乱の幕開けなのでは?

☆あらすじ☆
累計7000万PV超の人気作!! 未来を知る新たな転生者、登場!?
ようやくリカルドとの婚約を認められ、心も体重も安定してきたブリトニー。これで白豚令嬢の汚名返上かと思った矢先、亡命中の北の王女と遭遇する。自ら「転生者」を名乗る彼女は、前世でブリトニーが読んだ少女漫画には続編があり、このままでは北の国との全面戦争は避けられないと忠告してきて!? ダイエットは成功したけど、まだまだ前途多難みたいです!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

痩せた状態をキープしつつ、リカルドやリュゼと共に領地経営に励むブリトニー。
今回はブリトニーと仲良しな「悪役」仲間のアンジェラとノーラ、そしてデブ専王太子マーロウの恋の行方を描きつつ、一方で「少女漫画の続編」という気になるワードが飛び出す新展開な第4巻でした。

 

ブリトニーの前に現れた、自らも「転生者」を名乗る北の王女ヴィーカ
今まで散々ブリトニーたちを苦境にたたせた彼女が言うには、例の少女漫画にはブリトニーも知らない続編があるのだと言う。

果たして、ヴィーカを迂闊に信用して良いものか。
彼女の言う「続編」の中で起こる戦争のこと、ヴィーカやルーカスが渦中に立つ北の国の王位継承争い、そして「少女漫画」でなぜブリトニーは悪役に割り振られたのかーー様々な疑問が次々に浮かんでくるなかで、ブリトニーは必死に事態の打開を模索するのです。

 

このヴィーカをめぐる一連のストーリー、とても面白かったです。
同郷の「転生者」とか、どれだけ怪しくても信じてみたくなる心境になるのは何なんでしょうね。
しかも少女漫画では「悪役」ポジだったとか、逆に違うのでは?本人の言うように破滅フラグを回避しようとする「悪役令嬢」でしかないのでは?とか思っちゃう。
一方のルーカスは怪しんでもおかしくない位置にいるし(普段が良い人くさい上にリカルドの友達だから)、さぁこれは真相はどっちだ!?とワクワクしながら読みました。

 

そしてその結末にほえーっと納得。
いや、「トラックで死亡事故」とか出てきたときに「あっ!?」とか思ったんですけどね。なんてお約束な転生チケット。
それでもヴィーカの正体は意外性があって面白かったです。神様云々言っていたけれど、むしろこのひとが神様じゃん。
自分が作り出した世界、生み出したキャラクター。そんなものに自分自身が飲み込まれていく感覚ってどんなものだろうか。
むしろ逆に万能感に浸るものであってもおかしくないのでは?
ラストで大人しく捕まっていたけれど、うーん、ここで終わるようなキャラクターだろうか?

 

それはさておき、今回の波乱なストーリーの中でも揺るがない絆を示した悪役三人組の友情はとても気持ちよかったです。
アンジェラは幸せになれそうだけど、ノーラはどうなるんだろコレ?フラグが立ったのか??
プロットを壊して悪役三人娘全員が幸せをつかめると良いのですが。ノーラが一番大変そうなんだよなぁ。
ブリトニーのクソ父も最悪だったけれど、ノーラのクソ父も同じくらい最悪だったし、今後は家族に恵まれてほしいです。弟がいい子なのが救いだ。

 

色々あったけれど、ブリトニーは今回もなんとか破滅フラグを回避。
そして見事にリバウンド。
少しずつ少しずつ増えていく数字の「やっぱりか」感。
ブリトニー、いつの間にか食べ物が消えてる・・・と毎回言ってるけどいい加減に認めろ!笑
リカルドは痩せても太っても関係なく好きとか言うけど(仮婚約状態に戻ってからリカルドの余裕がすごい)、そういう優しさはダイエッターの敵でしょ・・・!
痩せることだけが幸せじゃないという話が出ていたけれど、痩せたいって思う人は痩せたほうが幸せになれるんだし、やはりダイエットは継続ですよね。

 

ところで今回の表紙ではリカルドがブリトニーをお姫様だっこをしているけれど、真相は逆という。
17歳の男性をお姫様だっこして別室まで運ぶの逞しすぎでは??
お姫様だっこは不安定な体勢だから、歩くどころか立つのすら超キツいよね??すごいなブリトニー!

 

今回のノーラ&アンジェラ救出シーンといい、ブリトニーのヒーロー化が止まらない。とても良いと思います。

 

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