マリエル・クララックの求愛 /桃春花



マリエル・クララックの求愛【特典SS付】 (アイリスNEO)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻までの感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年11月刊。
萌えを追求し暴走癖のある覆面作家と、その変な生態にうっかり惚れてしまった騎士のラブコメ第6弾。
今回は、ついにあの不憫属性王子様のターン!
マリエルの親友の腐女子を相手に、懸命に自分を売り込んだシーンにめちゃくちゃ笑いました。それでいいのか王子様!
マリエルとジュリエンヌの自然体な友情もよかった。交わす言葉のひとつひとつに絆を感じるふたりでした。

☆あらすじ☆
地味と平凡が売りのマリエルの旦那様は、名門伯爵家嫡男にして近衛騎士団副団長シメオン。本宅で甘い新婚生活をはじめた矢先、王太子の求婚騒動が勃発。マリエルまで王宮へ召し出され、王妃の侍女をすることに。身分違いの恋を応援していたはずだったのに、気付けば暗殺事件にまで巻き込まれ――!?
旦那様とその周りに萌える娘の物語第六弾、オール書き下ろしで登場。

以下、ネタバレありの感想です。

 

伯爵家の夫人として社交界で大注目のマリエル。
この注目度は生存率が下がる・・・!と戦々恐々としているマリエルのもとに、ある日、親友のジュリエンヌが飛び込んできます。
そこから始まるのは、ジュリエンヌと王太子セヴランの恋の決着。

両親にやや問題ありの貧乏男爵家の令嬢と、世継ぎの君である優秀な王子の恋は、果たして周囲に認められるのか。

持ち前の好奇心も取材欲求も今回は抑え、マリエルは心配げなまなざしで親友の恋を見守ることになるのです。

 

いや、本当に今回のマリエルは抑え気味でしたね。
王妃付きの女官として出仕していることもあるけれど、あまり勝手な行動は(彼女比で)していなかった。
自分の行動がジュリエンヌやシメオンの評判に直結することをよく理解しているし、暴走癖はあっても暗愚なヒロインではないですからね。

 

と、そういう風に思うのも本当だけど、今回のマリエルをみた感じ、もうひとつブレーキ要素がありますよね??

シメオン様、マリエルのハンドルさばきが上達してない???

あれ?シメオン様、ここまで大人の余裕を感じる人だったっけ・・・?

少しびっくりしたんですが、よく考えたらシメオンさまは大人のやり方でマリエルを黙らせているんで、なるほどこれは結婚したことによる大きな変化なんだなって納得しました。
このやり方が使えなかった今まではさぞもどかしかったでしょうね!笑

他にも、ジュリエンヌが心配で仕事を抜け出してきたマリエルに、彼女がビビるほどの塩対応で追い返したりしていたし、対応が色々とこなれてきましたよね。
しかも叱ったあとにご機嫌をとるため夜中に現れるところまでセット。ぬかりがないな・・・腹黒っぽいぞ・・・!笑

 

そんな新婚夫婦の攻守逆転はさておき。

 

今回の本題はジュリエンヌとセブラン王子の恋。

序盤のプロポーズシーンからめっちゃ笑いました。
腐女子の趣味を理解するために考え、考え、考え抜いたあげくに百合の扉を開いたの???
えっすごい・・・と素で思ったし、「ちょっと、ときめいた」でもうダメでした。
マリエルとジュリエンヌ、王子様をなんて深い沼に落としちゃったの・・・・・・責任とりなさいよ!笑

 

趣味が合ったのは良いことですが、ここでの本題は王太子妃として認められるのか否か

舞台を王宮にうつしてからの、シンデレラストーリーと王宮ミステリー風味な物語はとても面白かったです。
そして色々と問題が解決し「ハッピーエンドばんざーい」と思ってからの急転直下な展開はもっと面白かったです。
今回はこれで終わりかな?と気を抜いた瞬間だっただけに、すごく驚いた。まさかもう一山くるとは。

王宮仕事ではおとなしめだったマリエルも、最後は主人公らしく大活躍。
うっかり一人落としてしまったけれど、それはシメオン様がささっと対処していたので問題ないでしょう。
モテない嫁はモテたときに大変なことになるからね。粘着質男を落とす確率が高いもんね。シメオン様が筆頭だけども!

 

なにやら不穏な世界情勢が気になりますが、そのへんは次巻以降になるかな?
コソ泥氏の再登場もあるのでしょうか。

続きも楽しみです!

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