転生先が少女漫画の白豚令嬢だった3 /桜あげは



転生先が少女漫画の白豚令嬢だった3【電子特典付き】 (ビーズログ文庫)【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年4月刊。
少女漫画の悪役令嬢(の取り巻き)に転生したぽっちゃり体質お嬢様の破滅回避奮闘ラブコメ第3弾。
繰り返されるダイエットとリバウンド。それでもコツコツ頑張る姿に好感をもてるヒロインです。
そして彼女を支える元婚約者のいじらしさよ・・・・・・支える(物理)のは大変だからね・・・・・・

☆あらすじ☆
累計5500万PV超&コミカライズ絶好調のダイエットラブコメ★ついに最大の処刑フラグ降臨!?
少女漫画の白豚令嬢に転生しながら、再びダイエットに成功し堅実に暮らすブリトニー。しかし社交界デビューの場で、自身を処刑に導く諸悪の根源ヒロイン・メリル(超美少女)と遭遇! 彼女と距離を置こうとするも、リカルドと親しくする様子を見てモヤモヤが止まらない。そんな折、リュゼから突然「僕と婚約してみないかい?」とプロポーズされて!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

ついに少女漫画のヒロイン・メリルが登場。
いよいよ本編スタートです。果たしてブリトニーは破滅を回避できるのかーー

このメリル、「あぁ、女に嫌われるタイプの無邪気美人・・・」という、※イメージです  を凝り固めた感じでした。
正論(?)をぽいぽいぶつけては嫌われ、人のコンプレックスをほじくっては嫌われ・・・・・・

 

こういう「叩かれるために存在する愚かなキャラクター」みたいな子を殴り飛ばす話は苦手なのだけど、本作はそのへんのバランス感覚が個人的に丁度良かった。
摩擦を経て少しずつ馴染んでいく過程の描き方が良かったからかな。
「あの子は世間知らずだから思い知らせてやろう!」みたいな話じゃないので・・・・・・
いや、令嬢によるいじめっぽい集団クレームとかメリルの暴走でブリトニーが大けがするとかいう展開もあったんだけど、紆余曲折を経てラストで共闘をみせる二人がとても良かったんです。
未だにノーラが燻ってるのが気になるけれど(このノーラのメリルに対するコンプレックス、あまりにも共感が深すぎて動揺した)(誰かに肯定されないと自分で自分を肯定できないっていうアレ)(わかる)(それができるヤツに言われたくないよね)

 

さて、少女漫画の本編がスタートする一方、ブリトニー周りにも色々と動きが。
ついにリュゼお兄様が三角関係に本格参戦!
リュゼの気持ちって恋愛感情的にはどこまで本気なんだ?と疑問だったのだけど、割と本気だったんですね。
ぽっちゃりモードのブリトニーを膝に乗っけるあたりで本気度を感じる、という謎理屈には笑ったけど。
ときめきシーンなのに「汗にまみれた脂肪の塊である私を抱き締めた」っていう描写のせいでときめけばいいのか「臭いが・・・」と思えばいいのか混乱し、感性が迷子になりました。

 

なんだろう。

 

やせたブリトニーの方が可愛いんだけど、男性陣が輝くのってぽっちゃりモードの時じゃない?
ブリトニーを助けるために彼女を担ごうとするリカルドとか、悲壮感ゆえに愛情を感じますもんね。すごい。
「ブリトニーは歩けないから、お、俺が運ぶ!」ってセリフ、涙がでるほどいじらしい。「リカルドには荷が重すぎるよ!」っていうブリトニーの返しも秀逸すぎて笑う。

 

リュゼ本格参戦でブリトニーとリカルドの再婚約がどうなることかとドキドキしていたのだけど、なるように収まって良かったです。
リュゼの引き際が見事で格好良かった。恋敵の就職もあっせんするとか聖人か?幸せになっておくれ。

 

恋愛面は一段落ついたのであとは処刑回避だけなんですが、ここにきて「第二部」という嫌なフラグが立ったような?
今回出てきた南の国の転生王子、絶対あれは腹黒でしょ。何か企んでるでしょ。

 

ブリトニーの波乱はまだまだ続きそうな予感。
次巻もとても楽しみです。

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