王女殿下はお怒りのようです3 暗躍せし影 /八ツ橋皓



王女殿下はお怒りのようです 3.暗躍せし影 (オーバーラップ文庫)【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年10月刊。
面白かった!
転生した1000年後の世界に忍び寄る陰謀の気配。
そこにレティシエルの運命も絡み始めてきました。これは楽しくなってきた・・・!
前世の記憶を取り戻す前の「失われた記憶」も謎めいた形で蘇りつつあり、こちらはどういう展開になるのか想像もつきません。
続きがとても楽しみです。

☆あらすじ☆
最強王女VS邪悪なる意志
フィリアレギス公爵家との縁を切り、自由を謳歌するレティシエルの元に、公爵家の長女・サリーニャが訪れる。
公爵家の忌み子である『ドロッセル』を嫌っていたサリーニャの思惑が読めず困惑するレティシエル。
その裏では、クリスタがレティシエルの学友・ジークへと近づいており……?
違和感を拭えないまま始まった学園の課外授業の真っ最中、人々を誘拐する謎の集団にジークとヒルメスが捕まってしまう。
友人を狙われ怒るレティシエルは集団を制圧するも、敵の未知の力は不穏な匂いを感じさせ……?
レティシエルを取り巻き暗躍する影と、蘇り始める『ドロッセル』の記憶。転生した王女殿下を待ち受ける新たな謎とは――!

以下、ネタバレありの感想です。

 

双子の精霊王が調べる「黒い霧」。
それに襲われた?取り憑かれた?吐き出した??第一王子は、未だに快復することなく寝込んでいるーー

なにやら意味深なオープニングをみせた第3巻は、1000年後の世界で密かに動き始める陰謀を描いていきます。

 

仲間たちと共に学園生活を送るレティシエル。
しかし姉サリーニャによる干渉や、課外活動で起こった大事件、そして謎の組織による襲撃と、レティシエルの日々は平穏から急速に遠ざかっていくようでした。

 

前巻は日常が多めだったけれど、今回はピンチが山盛りでしたね!
些細なものから重大な案件まで、ピンチの種類もよりどりみどり。
あまりにも色々ありすぎて姉妹の嫌がらせとかどうでもよく感じてしまいそう。でもこの人達も何か重大な秘密を抱えているようで、目が離せなくて困ります。
ジークに嫌がらせしたり、学園祭の展示にケチつけたりとか、やってることはセコいのにね。
裏で得体の知れない相手とつながっているものだから・・・・・・
しかしこれ、色々明らかになったあとは公爵家がお取り潰しになるのでは??

 

姉妹といえば、クリスタは本当にロシュフォードを大事にしていたんですね。
てっきり嫌いな姉の鼻をあかすために婚約者を奪ったのかと・・・・・・穿ちすぎた?
この子、レティシエルの憎悪が深すぎて逆に愛を感じるレベルなので、あんまり嫌いになれないんですよねぇ。自滅しそうだけど。いやもうほぼ自滅してるけれど。
でもサリーニャと違って本当にやばいところには足を踏み入れてない気もするし。どうなるんだろ。

 

ところで、不可解な暗躍を続けるジャグドーたちは何者なのでしょうか。
てかジャグドーとつるんでいる謎の少年が最後にこぼしたセリフが衝撃的すぎて・・・!
これもまた転生ものの醍醐味ですね。ずばり前世からの因縁!

 

また、話が進むにつれて、ますます気になるのは「ドロッセル」のこと。
この子は本当にどんな子だったんだろう。1巻で少し語られていたけれど、あれが全てではないようだし。
ワガママお嬢様であり、孤独な少女。
一方で、貧民街からルヴィクを拾ったり、謎の白ローブに襲われたこともある。
失われた彼女の記憶に何が隠されているのか、とても気になります。

 

ドロッセルの記憶は、人格的な意味でも重要な問題になっているんですよね。
今のところ、レティシエルはドロッセルの記憶を他人事のように受け取っているけれど、彼女たちを同一人物としてみていいのか分からず、それが少し不安だったり。
レティシエルも懸念していたけれど、ドロッセルの記憶が戻ったら何が起こるんでしょう・・・・・・

 

うーん、謎が山積みだ!
続きが気になって仕方ありません。4巻はいつだろう。

 

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