茉莉花官吏伝7 恋と嫉妬は虎よりも猛し /石田リンネ



茉莉花官吏伝 七 恋と嫉妬は虎よりも猛し (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年10月刊。
デート回!?デート回だ!茉莉花官吏伝でデート回!!(興奮)
珀陽すら眉をひそめるような問題が新たに起こる一方で、茉莉花と珀陽の関係が大きく動いた第7巻でした。
このシリーズで甘い展開がくるとテンションが跳ね上がりますね!

☆あらすじ☆
茉莉花と珀陽が手つなぎデート!? 立身出世物語、ときめき加速の第七弾!
珀陽に想いを告げられた茉莉花は、珀陽にとあるお願いをされた結果、二人で夜市に出かけることに!!
精いっぱいのおしゃれをして、まるで恋人のように珀陽と過ごす茉莉花だが、そこで探しものをしているわけありの異国人と出会う。
たちまち“皇帝”の顔に戻った珀陽から、茉莉花は「できる限りこの人に力を貸してあげてほしい」と密かに依頼され……!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

珀陽の告白を受けた茉莉花。
自分もまた珀陽を想っている。まるで恋物語のような展開に驚く茉莉花の答えは、はっきりとした「NO」だった。

 

あーーー!

 

だろうなって少し思ってた!

 

超がつく現実主義で自己評価が下方にバグってる茉莉花なので、身分違いの恋を前にノリノリでOKする訳がないんですよね。そんな夢見がちな子じゃない。
いつだって茉莉花は自分のできること、受け入れられることを一つずつ確認していく慎重派。これは無理だと思うことは、たとえ心が望んでいても選択できないのです。
でも茉莉花が珀陽を拒絶する理由がやたら丁寧に説明されていて、それがまた自分自身に現実を言って聞かせてる感が強くて切なくなる。確かにそうなんだけど・・・・・・そうなんだけどさぁ〜〜〜!(悶)って。

 

しかしそこで引かないのが珀陽という男。

というかそこで引かないのか、珀陽サマ。

絶対に諦めない不屈の根性に笑ってしまいました。
そして相変わらずヌルっと要求を通してくる人ですね。告白を断ったはずなのにデートすることになってるのは笑ったw

 

でもデートの準備のために必死でリサーチに駆け回る茉莉花はとても可愛くて、本作らしからぬ甘酸っぱい青春ムーブが最高でした。
いやぁ、ほんとラブコメしてて面白かった。一番笑ったのは「この人でなし!人殺し!」ってセリフです。春雪くんの優秀すぎる危機回避能力、とても好き。

 

肝心のデート本番は、なんというか、珀陽さまめちゃくそタラシ男だなって・・・・・・
なんかすごい勢いでタラシ込んでるなって・・・・・・
もはや歴戦のナンパ男のようでした。慣れすぎてて笑うww

 

さて、そんな感じでデート回な内容だったのだけど、今回の本題はそこではなく。

デート中に飛び込んできた叉羅国の青年・ラーナシュ
何かを探している迷子を前に、なぜか身分を隠して茉莉花が世話するように命じる「皇帝」珀陽。

ラナーシュは何を探しているのか。
彼はどんな目的で白楼国にやってきたのか。

ラナーシュ登場以降はいつも通りの茉莉花官吏伝で、国を支える官吏の一人として立ち回る茉莉花の活躍をドキドキしながら楽しめました。
まぁなんか告白→デート→偽装婚約者→嫉妬!!って感じで、いつもの1000000倍くらい甘いんじゃないかって感じでしたけどね。えっ、これ、茉莉花官吏伝だよな??こんなの動揺するじゃんもっとやってください。

 

ラナーシュが持ち込んできた問題は、新たな課題を茉莉花へ与えます。
この新展開はまだまだ動き出したばかり。どんな形で転んでいくのか楽しみです。

 

ところで。

茉莉花を諦めるつもりがない上に十年計画(!)まで立てている珀陽の言う「仕込み」って何でしょう?
普通に考えれば、珀陽みたいな政治的に微妙な立場にある人が、たとえ退位後だとしても平民の茉莉花と結婚するなんて難しすぎる。
秘密の恋人関係にならまだしも、茉莉花の望みはあくまでも「結婚」ですから。
だから彼女は無理だと思って告白を断ったのだし、言ってることはその通りだと私も思った。

でも珀陽にはこれを覆す秘策があるらしい?
セリフから察するに、茉莉花の「官吏」としての出世がその鍵を握ってる?

とりあえず、どこまでも用意周到な珀陽に笑った第7巻でした。
茉莉花も厄介な御仁に目をつけられたものだなぁ。
でも頑張った人には頑張ったぶんだけ幸せになってほしいので、二人が正々堂々と幸せを勝ち取れると良いなと思います。

 

次回はまたも白楼国を飛び出し、混乱渦巻く叉羅国へ。
珀陽や子星すら困った顔をみせる難題を、茉莉花はどうやってクリアするのでしょうか。
続きもとても楽しみです。

 

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