シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの! /旭蓑雄



シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの! (電撃文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年10月刊。
完全ストレスフリーで癒やしに特化した甘々ラブコメは良いものですね・・・!
もはや狂気を感じるレベルの社畜と、突然現れてグイグイ甘やかしてくる美少女のお話。
世話焼きヒロインの健気で必死な甘やかしがとても可愛かったです。
でも対する主人公の頭はおかしい。すごく、すごく、おかしい。

☆あらすじ☆
家に帰れば、君がいる。忙しすぎる貴方を癒やす、押しかけ甘々コメディ。
お隣に引っ越してきたシノさんは、なぜだか知らないがワーカホリックな俺の世話を焼こうとしてくる。部屋に押しかけてきては温かくて美味しいごはんの用意、汚れ一つ見逃さない掃除洗濯。あまつさえ、膝枕に添い寝まで……。
「あの、シノさん、そろそろパソコンを返して欲しいんですが」
「家で仕事なんてしちゃ駄〜目。拓務は何もしなくていいの! 私にだらしなく甘えて快楽を貪っていればいいんだから」
とにかく仕事がしたい俺にとっては厄介者でしかなかった。だけど最近、シノさんの待つアパートに帰ることを、どこか楽しみにしている自分もいて……。
仕事がしたい天然社畜と、甘やかしたい彼女の甘々攻防コメディ。

以下、ネタバレありの感想です。

 

何が何でも仕事がしたい、労働こそが生きる喜び、むしろ他に何も興味が持てない――という社畜の中の社畜・堂道拓務
そんなワーカホリック過労死一直線の拓務の前に現れたのは、隣に引っ越してきたという謎の女・シノ

なんやかんや理由をつけて拓務の世話を焼き、必死に彼を甘やかして堕落させようとするシノに拓務はペースを乱されていくのです。

 

これね、もうほんと、夢と希望と愛が詰まっていて、そこがとても良かった
私もシノさんに甘やかされたいです。ご飯作ってもらって掃除してもらって膝枕で3秒で落としてほしい。拓務が羨ましすぎて転がる・・・!

シノさんの、ちょっと背伸びして必死になってる感じが更に可愛くて良きなんですよねぇ。
というかその道のスペシャリストっぽい顔してたくせに初任務だったのか!笑

 

そんなシノの正体と目的は中盤で明らかになるのだけど、なんだろう、甘やかしラブコメだったはずが社畜VS社畜の仁義なき戦いに見えてきたんですけど。
それもこれも「仕事」に執着する拓務の異常なメンタリティのせい。
この人のクソポジティブ社畜魂は本当に狂気を感じました。
悪魔とか出てくる話なのに結局拓務が一番頭おかしい人だったなぁ。
ブラック企業に心をやられた人なのかと思いきや、過去の話とか聞くに、これは恐らく天性の・・・・・・

 

そんな拓務が相手だけに、シノの甘やかしはなかなかうまくいかない。
それでも少しずつ心の壁を削り取っていく様子が底なしに甘くて癒やされました。
トドメは二人の本当の馴れ初めこういうエピソード大好きです。
思えば冒頭のあれが示唆的だったんですね。仕事中毒男ならではのフラグ立てだ。
シノさん、最初から落ちてたんじゃん〜〜って思うと、一連の甘やかしを思い出してニヤニヤが止まらなくなりますねっ!

 

ところで、これって前作と繋がりがあるっぽいです?
前作読んでないんだよなぁ。せっかくだし読むかーと思ったら既に買ってありました。いつの間に?
自分の蔵書管理の杜撰さに死にたくなったので近いうちに読もうと思います。

 

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