ファイフステル・サーガ4 再臨の魔王と女神の巫女 /師走トオル



ファイフステル・サーガ4 再臨の魔王と女神の巫女 (ファンタジア文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年9月刊。
2年後の魔王再臨を前に、団結を目指して奔走する戦記ファンタジー第4弾。
今回はずっと人類最強切り込み隊長のターン。ほんとめちゃめちゃ良いキャラしてますね、このお兄さん。

☆あらすじ☆
女神の巫女は国の救い手となり得るか——
コルネリウスに届いた縁談のため、内乱中のヴィエレヒト司教領を訪れたカレルたちは、婚約者である少女ヘンリエッテと出会う。わずか十一歳ながら大司教になりたいという彼女は驚くべき秘密を抱えていて……。

以下、ネタバレありの感想です。

灰エルフの脅威にさらされるなか、ヴィエレヒト司教領では大司教と反対勢力の内乱が起こる。
その政争の渦中にいるのは前大司教の娘・ヘンリエッタ
司教領の問題を解決するため、カレルはヘンリエッタを支援することを決めるのです。

 

そういうわけで今回の舞台はヴィエレヒト司教領。
オルタナ教の信者に支えられた宗教国家でありながら、とても俗っぽい政争で五芒国の足をひっぱるおじさんたちに天誅を食らわせに行く話でした(ザックリ)

 

今回の見どころはやはりコルネリウス隊長の掘り下げでしょう。
カレルに不安視されていた子供好き設定の真相が明らかになりました。子ども好きというより、子どもは守らねばならないという使命感に突き動かされているような感じにも見える。
魔物退治のバーサーカーになった原因も考えると、ほっこりするというより闇が深い案件・・・・・・

 

そんなコルネリウスと政略上の婚約者関係となったヘンリエッタ。
ぞくぞくと五芒国側の重要戦力が集まってきている感じですが、でも女神の託宣はふわっとしてるし、そんなに都合が良いものでもなさそうなのが気になるところ。
彼女はこれからの戦いでどうやって活躍するんだろう?
司教領は彼女のもとで団結しそうですが、予知夢の聖女や魔王の右腕に比べると有用性がちょっと謎かも??
それでも予言のような形で方針は示してくれるようだから、あとはヘンリエッタの才覚次第なのでしょう。
年に似合わない聡明さを持つ彼女の今後の活躍が楽しみです。

 

今回の争乱の中で芽生えていくコルネリウスとヘンリエッタの絆も良かった。
これは良いおにロリ。今はまだコルネリウスによって守られるヘンリエッタが、いつかコルネリウスを守れる存在に育ったら胸アツだよな〜。

 

しかし、そこまで読めるのだろうか。
あとがきによると5巻以降の続刊はピンチのままだそう。
3巻発売時に結構話題になっていたのになぁ・・・・・・私もそれがきっかけで読んだのだし。

 

イチ読者としては大人しく待つしかありません。
次はどんな展開になるのでしょうか。
「浮気はダメよ」という約束を信じて待つ嫁(もしや妊娠中?)の前に新たな嫁を連れて帰るのか・・・!

 

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「ファイフステル・サーガ4 再臨の魔王と女神の巫女 /師走トオル」への6件のフィードバック

  1. コルネリウス子供好き隊長大活躍でしたねw
    しかし嫁を連れて行かなくて良かった…みたいなことを言ってたけど、妊娠の気配のことなのかと思ったら、そっちの意味合いもあったかみたいな(苦笑)冗談で盛大なフラグを立ててしまった嫁…いや、個人的に幼馴染わりと好きなんですけど、どうなんでしょう。彼女、カレルが結婚した時にも内心いろいろ思うところあったんじゃないかと感じてたんですが。ギリギリ許容範囲?

    1. よっちさん、コメントありがとうございます。

      コルネリウス・ロリ疑惑・隊長、大活躍でしたね!笑

      うう、私は妊娠フラグだけであってほしかった・・・!
      幼馴染ヒロインは好きですが、それ以上にカップルは一対一であってほしい派なので、、、

      でも世界観と展開的に一夫多妻展開もきそうですよね(しょんぼり)

      1. 「子供好き」とだけ聞くとほっこりで癒されるイメージを抱くんですが、あれ、その、ちょっと闇がにじみ出て……。
        まあその闇っぽい部分もまた魅力のひとつなんだろうなあとは思いますけどね笑
        おにロリって普段はそんなにピンと来ないってこともあるんですが、コルネリウスとヘンリエッタはもっと見ていたいと思うんですよねー、不思議です。

        続刊は、うーん……、富士見ほどのレーベルになると打ち切りラインも高いでしょうしねえ……、とりあえず紙の書籍の売上がもっと増えるよう、できるだけ布教していくしかなさそうですね。
        やっぱりまだ電子は続刊の判断基準には使われないことが多いので……。
        Twitterとかで根気強くすすめてみようかなあと思います。師走先生なら次回作もきっと面白い作品に仕上げてくれるとは思うんですが、ファイフステルサーガももっと読んでいたいので!

        富士見はラインナップが毎月安定していて追いかけるのが楽しいですねー
        今月もたくさん好きな作品が出ますし(ロクでなし追想日記最新巻にアサシンズプライド最新巻にゲーマーズ最終巻に……)
        特にゲーマーズ最終巻! 上半期から延期が続き、ようやく供給されるということで召されそうなくらい嬉しいです
        前巻がラブコメとして最高すぎたんですが、最終巻はいつも通りのコメディになるとのことで、楽しみで仕方ないです
        ただ既存作品が安定しすぎている分、新作が入り込める隙があまりなさそうなのはいいところでも悪いところでもあるのかなーとちょっと思ったりしますね
        ジャンプとかだとよくある現象なんですけど(今のジャンプは割とそういう状況(中堅~準看板作品がめちゃくちゃ安定しているので新作がすごくアンケ取りづらい))、ラノベでもあるんですね
        ファイフステルサーガにはこの現象に負けずに頑張ってほしいですね!

        1. スズナリンゴさん、コメントありがとうございます。

          >「子供好き」とだけ聞くとほっこりで癒されるイメージを抱くんですが、あれ、その、ちょっと闇がにじみ出て……。

          滲み出てましたよね、闇が。
          ロリコン疑惑は払拭できたのに、闇が深すぎて逆に問題物件化しているような気がしないでも???
          でもヘンリエッタはしっかり者なので良いカップリングだと思います〜!私もこの二人の行く末をもっと見守りたいです。

          >続刊は、うーん……、富士見ほどのレーベルになると打ち切りラインも高いでしょうしねえ……、

          富士見は特に打ち切りラインが高いようなイメージが。
          電子書籍の売上はカウントされないと聞くと肩身が狭いのですが、どうにか打開策を見つけてほしいですよね。
          でも電子版で売れてる作品は紙でも売れてるものと聞いたのに、本当に不思議な現象が起きているんですね・・・

          >富士見はラインナップが毎月安定していて追いかけるのが楽しいですねー

          実は私、あまり最近のファンタジア作品を追えてなくて・・・!
          色んなシリーズの新刊が出る度に焦ります〜〜早く読まねば!とりあえずゲーマーズのラストは早めに見届けたいです!!

          出版業界はどこも厳しいようですし、新作に対して続刊のハードルが高くなるのは仕方ないのかも知れませんね。
          ファイフステルは5巻もやはり厳しいようですが、固定ファンも多そうだし、そのへんを加味してもらいたいものですが。どうなることやら。
          頑張って欲しいですよね・・・!

  2. 最近のファンタジア文庫は魅力的なヒロインがたくさん出てくる作品が多いので、みかこさん的には「キミと僕の最後の戦場~」みたいにヒロインと一対一みたいな展開になるのか、その辺見極めが難しいかもですねー。

    ちなみにとある作家さんに聞いた話によると、某ラノベレーベルだと初刷部数の65%くらいが続刊ノルマらしいですね。とはいえ電撃やファンタジア文庫とかMF文庫Jあたりなんかは紙の初刷のベースが相対的に高いので、他レーベルより続刊ノルマも厳しいのかもしれないです(ファンタジア文庫は電子書籍の数字もカウントしていると書いてました)。

    あと紙の販売部数は次巻の初刷部数になるので、その辺初刷がガンガン減っていくと、続巻は出せるけど著者さん的には正直新作出した方が印税の実入り良いんじゃね?というところも地味にじわじわ来てるんだろうと推測します…もちろん愛されている作品だというのは著者さん自身も認識しているとは思いますけど。

    1. >最近のファンタジア文庫は魅力的なヒロインがたくさん出てくる作品が多いので

      そう、なん、です、よ・・・!
      私としては、ラストで一人に決めてくれるなら、途中までヒロインたくさん出して激しく競ってくれるのは全然良いんですよ。
      でもファンタジーだとハーレムエンドとか重婚展開が普通にあるので、、、というかむしろ最近増えてません??

      >某ラノベレーベルだと初刷部数の65%くらいが続刊ノルマらしいですね。

      65%・・・・・・店頭にも通販サイトにもない作品とか、どうやって消化するんでしょうね・・・・・・

      作家さんも実入りが良いほうがモチベにもつながるでしょうし、愛だけではどうにもならないこともありますよね。
      ギリギリのラインで粘っている様子のファイフステルは特に判断が難しそう。面白い作品だし、どうにか火が付くと良いのですが。

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