エルフ公爵は呪われ令嬢をイヤイヤ娶る /江本マシメサ



エルフ公爵は呪われ令嬢をイヤイヤ娶る【特典SS付】 (アイリスNEO)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年9月刊。
猫好きエルフと猫化する令嬢の契約結婚を描いたラブファンタジー。
このカップル、需要と供給がハマりすぎでは?
割と珍しい男性主人公の女性向けラノベで、次第に猫が好きなのか嫁が好きなのか混乱していくエルフ公爵の懊悩が楽しい作品でした。
ヒロインの抱える事情をミステリーっぽく暴いていくストーリーも面白かったです。
が、途中で終わってる・・・!続きはいつですか!

☆あらすじ☆
大の女性嫌いである美貌のエルフ公爵ハイドランジア。数ある縁組みの話を回避するため、彼は十年前に「娘との婚約を引き換えに、禁書を読ませてほしい」という取引をした魔法使いの娘を名前だけの妻とすることに決めた。ところが、娘――ヴィオレットは異性に触れられると猫の姿となってしまうことが判明。生意気で気が強い妻は気に食わないが、金の毛並みの美猫姿はもだえるほどに愛らしいなんて!
大の猫好き公爵の苦悩の日々が今、始まる!! エルフ公爵と呪われ令嬢の新婚ラブ。

以下、ネタバレありの感想です。

 

エルフの末裔である公爵ハイドランジアは、自身を巡る結婚騒ぎにうんざりし、形だけの妻を娶ることを決める。
その相手は、十年前に気まぐれで取引をしたノースポール伯爵家の令嬢・ヴィオレット
しかし、会いに行った彼女は異性に触れられると猫に変わる呪いを抱えていた。しかも伯爵家は悪徳商人によって貧困に陥っている。
問題だらけの縁組だったものの、ハイドランジアは内心ウキウキだった。なぜなら彼は大の猫好きだったのだ―― というストーリー。

 

なるほど、これはお猫さまの奴隷(ただし猫には嫌われている)であるエルフが、お猫さまの嫁をもらうラブコメ・・・!
人間の美女には興味がなく冷徹なハイドランジアも、猫を前には思わず頬が緩んでしまうのです。
ヴィオレット(人間)の扱いは雑なのに、ヴィオレット(猫)にはデレデレと可愛い可愛いって悶てる姿に笑いました。落差!

 

そのデレデレがだんだんヴィオレット(猫)だけではなくヴィオレット(人間)にも及んでいき、自分が可愛いと思っているのは猫なのかヴィオレットなのか???と困惑していくエルフ男。この変化が実に楽しかったです。
男の部下に無理やり猫のモノマネさせて「可愛くない!」って嘆くシーンとか思わず吹きました。理不尽すぎる上司のパワハラがここに!

 

憧れの猫との生活をこっそり満喫しつつ、なんだか嫁のことが気になってくるハイドランジア。
一方で、彼はノースポール伯爵家とヴィオレットに隠された真実に少しずつ迫っていきます。

 

なぜヴィオレットの父は死んだのか?
なぜヴィオレットに猫の呪いがかけられたのか?
なぜノースポール伯爵家は悪徳商人に狙われているのか?

 

不可解な点と点が次第につながっていき、徐々に全体像が見えてくるストーリーは、ミステリ的な面白さがあってワクワクしました。
ハイドランジアの推測も二転三転していくので、いったいどんな事実が隠されていくのか簡単に見えてこないんです。
猫と妻に悶える姿は笑えるのに、有能エルフとしてクールに事件を探るハイドランジアはとても格好良かった。

 

そんな彼がラストでたどり着く真実は衝撃だったのだけど、、、んん???
終わってないよね????

 

一応、父親の死の真相も、猫化の呪いの原因も、悪徳商人の狙いも明らかになるのだけど、肝心の決着がついていない。というか、明らかになった真実も全てではなさそう。
これは続きがあるってことですね。と思ってWEB版のぞいたら普通にたくさん続きがありました。しかも結構長いな!?

 

どこで続きを読むべきか。とりあえず書籍版で2巻を待ちたいと思います。

 

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