妹さえいればいい。13 /平坂読



妹さえいればいい。13 (ガガガ文庫)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2019年9月刊。
とても綺麗に終わったので完結巻かと思ってしまいました。次が最終巻とのこと。
伊月と並ぶ「もうひとりの主人公」として、京がフィナーレへ連れて行ってくれるようです。

☆あらすじ☆
そして、新しい日常が始まる。
冬が終わり、季節は春。主人公達はそれぞれ、新しい一歩を踏み出していた。新シリーズを発表した不破春斗。出版社ブランチヒルに入社し、ついにプロの編集者となった白川京。大学のTRPGサークルでオタサーの姫と化した羽島千尋。そして10万文字のラブレターによって何かを掴んだ伊月は、今度こそ本物の主人公になるべく精力的に小説を書き続けていた。ゲームして旅行して酒を飲み、仕事して、恋をする。同じようで変わりゆく、新しい日常が幕を開けた。大人気青春ラブコメ群像劇、いよいよ最終章――前編!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

色々と環境が変化した伊月たち。
伊月自身は前巻で大きな成長を遂げており、「妹さえいればいい。」というタイトルが完全に詐欺となってしまいました。
実妹への愛情は(気持ち悪いほど)滾らせているようだけど、あくまで兄バカの範疇。
むしろそれに関しては千尋のほうがやばい・・・・・・というか限定しなくても千尋がやばい・・・・・・どうしちゃったんだよちーちゃん変態兼女豹みたいになってるよ・・・!
あと兄妹そろって妹になにしてんの!?物心つく前に黒歴史プレゼントするのはやめて!笑

 

変態兄妹はさておき、今回の主役は京。
伊月のラブレターに感銘を受け、自分も「主人公」になりたいと思う京は、ブランチヒルで新米編集者として奮闘するのです。

京ちゃんのポジションほんと良いですよね。ヒロインというより主人公という趣。
悩んで、迷って、それでも進んで。これまでの経験を次の飛躍への糧にして。
そうして彼女だけの道を切り開いていく姿がとても格好いい。
京は春斗を選んだけれど、伊月が京の心の大事な部分に居続けるのは変わらないんだろうなぁ。
仕事のパートナーとなり、将来の名コンビが約束されているのもあるけれど、それ以前に京を導いたのは伊月だから。こればっかりはね、春斗は敵わないよね・・・・・・

 

ていうか春斗さん、あの告白シーンは笑ったんだけど!
「俺はヤリチン王子じゃなくて人畜無害だから付け入ることができない」とかグダグダ言ってたけど、結局は京ちゃんが弱ってるところに告白畳み掛けてるような・・・!?
いや、そういう情けないところも好きなんですけど。でも笑う。あのグダグダ感が良い。おめでとう!

 

少しずつ変わっていく日々を送りつつ、それぞれが収まるべきところに収まった13巻。
残す最終巻は何が描かれるのでしょうか。3年後かぁ。伊月と那由多は結婚して子どもでもいるのだろうか。京と伊月はどんな作品を生んでいるのだろうか。
クライマックスを楽しみに待ちたいと思います。

 

余談:「妹さえいればいい。THE MOVIE 妹・オブ・ザ・デッド」

ひどいwwwwwwwwwwwwwwwwwww
一番笑ったのは最後に出てきた二人の年齢でした。誰得!?

 

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「妹さえいればいい。13 /平坂読」への2件のフィードバック

  1. 千尋、オタサーの姫になったり、京と春斗の関係の変化知ったうえで諦めずにぐいぐい来るし、ここに来て一体どうしちゃったの。。。と思うような変貌ぶりですね(苦笑)全体からするといい感じにまとまりつつある中で、少し心配なネタが残ってしまいました。どうしてこうなった感。ぷりけつさん目を覚まさせてあげて(違

    1. よっちさん、コメントありがとうございます。

      そうなんですよ・・・!千尋、色々と振り切れすぎてて、なんでこうなっちゃったのか!!
      ぷりけつさん、今回出てこなかったので最終巻に何か大きく動いてほしいですよね。
      じゃないと、京ちゃんと春斗が良い感じになってる横で一人メラメラ燃えてる、ちょっとアレな子に・・・・・・
      本人はとても楽しそうですが、見ていてなんだか辛いので、彼女にも幸せになってほしいです・・・・・・

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