わたしの知らない、先輩の100コのこと1 /兎谷あおい



わたしの知らない、先輩の100コのこと1 (MF文庫J)【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2019年8月刊。
真面目な先輩と小悪魔な後輩の一問一答な日々を描く青春ラブコメディ。
二人のなにげない日々の積み重ねが描かれていくのだけど、1冊の小説としては盛り上がりに欠けるかな。
ただ、質問を交わして互いを少しずつ知っていく、その「過程」を楽しむ二人のイチャイチャは可愛くて良かったと思います。

☆あらすじ☆
わたし、せんぱいのこと知りたいです。1日1問ずつ――教えてくれますか?
“最寄り駅が同じ”以外接点がなく、毎朝顔を合わせるだけだった先輩と後輩。そんな二人がある日、約束を交わしました。その内容は『1日1問だけ、どんな質問にも絶対正直に答える』というもの。
「わたしはせんぱいのことが知りたいですし、せんぱいも知らないことを知るのが好き。だからお互い、1日1問ずつ──100コの質問をできることにしましょう」
これは、1日1問ずつお互いの距離を縮めていく、二人のお話――早く付き合っちゃえよ!と思わず言いたくなる、Web発のイチャイチャ青春ラブコメ、待望の書籍化でお届けしちゃいます!

以下、ネタバレありの感想です。

 

毎朝、通学電車の中で顔を合わせるものの、相手の名前すら知らない関係だった井口慶太米山真春
しかし、真春のちょっとした誘導に乗り、二人は1日1問ずつ質問をかわし合うという約束をすることに。
そうして一問一答形式(すぐ崩れるけど)で取り留めのない会話を繰り広げる「せんぱい」と「後輩ちゃん」の日々がスタートするのです。

 

知り合いというには甘酸っぱく、友だちというには形式ばっていて、恋人と言うまでは踏み出せない慶太と真春。
そんな二人の関係がとても可愛い作品でした。
質問の使い方が面白いんですよね。
必ず答えなければいけない「今日の一問」と、そうでない雑談の中での質問。
性質の異なる2種類の質問を吟味しつつ、その中でちょっとした駆け引きがあったりして。
恋の駆け引きをメインで楽しむにはパンチが足りないんだけど、イチャイチャの一環としてなら美味しい味付けだったと思います。

 

まぁ内容はちょっと薄いんだけど・・・・・・
個人的には、もう少し起伏というか起承転結的なまとまりがあった方が読み応えを感じられたかも。

 

途中で後輩ちゃんと良い雰囲気になったことがあるとか言う男が登場したときは、何が起こるのかとワクワクしたんだけど、たいして何もなくて拍子抜けしたり。
てか今の状態の先輩をすごいとか言える程度の「いい感じ」ってなに??なんなの??それくらいの関係で元彼っぽい雰囲気だしてるのなんで??困惑

 

後輩ちゃんが飽きっぽいって話も特に何にも繋がらなかったしなぁ。
ただ、これは後々の展開で何かあるのかもしれないけど。

 

電車の中で質問しながらイチャイチャする話としては可愛くて良いんだけど、この調子で続くのでしょうか。
正直、ちょっと飽きそうなので変化がほしいところ。
というわけで最後の校則を変えようとする展開には大いに期待しています。
あの展開好き。一問一答の儀式を律儀に継続してる二人らしく、ちょっとズレた真面目具合がとても良い。

 

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