にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者4 /香月航



にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者4 (一迅社文庫アイリス)【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2019年1月刊。
貧乏伯爵令嬢と厄介体質王太子の王宮ラブコメ第4弾。
女装兄に続いて男装王女襲来です。たしかに性別が行方不明。
なにげに前回で決まった兄のポジションが好きだったりして。アクションシーンにワクワクしたし、兄妹の連携プレーも増えてほしいなぁと思いました。

☆あらすじ☆
ワケあり王太子殿下アイザックとの婚約式を迎え、ついに婚約者となった貧乏伯爵令嬢リネット。あとは、貴族に向けてお披露目をすれば結婚まで一直線と思っていたのだけれど……。突然隣国のソニア王女がアイザックに婚約を申し込みにきたせいで、お披露目は台無しになってしまって!? カッコイイ男装の麗人になれる自分なら、男好きの殿下に相応しいってどういうことですか!
変な誤解をしている王女様に、殿下の婚約者の座を譲ったりなんてしませんから!!
ワケあり王太子殿下と貧乏令嬢の王宮ラブコメディ第4弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

アイザックとリネットの婚約式がさっさと執り行われた一方、隣国マクファーレン王国の第一王女・ソニアが使節団と共に襲来。
アイザックに婚約を申し込みにきたという彼女には事情があって・・・・・・というストーリー。

 

新キャラの男装王女ソニア、カラーイラストのノリノリっぷりに笑いました。
いいのか?その手に持ってるもの、色々といいのか???
あと、後ろにいるアイザック殿下が人を○しそうな目をしているんだけど・・・!

 

さて、ソニア王女によって、またもリネットは婚約に危機感を抱くことに。
男装癖はともかく、為政者としてはアイザックに並び立てる器を持ったソニア王女。
そんな彼女との差に不安がるシーンはよかったのだけど、それ自体は先送り程度であまり掘り下げられなかったのは少し残念でした。
せっかく問題提起したんだから具体的にどうするのか、という話まで持っていってほしかったなぁ。
ただ、食うにも困る貧乏伯爵家の出で、現状マナーの勉強でいっぱいいっぱいなリネットにすぐさま政治に触れろとか言うのは無理なのかも・・・?
どう考えても準備期間が足りないですよね。だいたい殿下のせい。

 

そのへんの引っ掛かりはあったものの、物語自体はテンポよい進行で楽しかったです。

 

特に今回はグレアムのキャラがますます光っていました。
諜報と護衛と小舅を両立できる便利なポジション。
女装も継続とのことで、存在感があってキャラが生き生きしているんですよねぇ。好きだなぁ、お兄さん。

 

アクションシーンではグレアムとリネットの息ぴったりな連携がとても楽しかった!
対魔術師戦が苦手な兄のためにリネットが敵の懐に飛び込んで魔術を無力化、それを兄が勢いよく吹っ飛ばす。
役割分担がはっきりしてるコンビプレー、大好物すぎてもっと見たいです。
こういうのってアイザックには出来ないんですよね。ひとりで十分だから。チートすぎるから。
チートを主にストーキング方向に発揮しているのは別として(ネックレスといい指輪といい肝心の機能を黙ったまま渡すなよ〜)

 

そういえば兄キャラをとられたレナルドとはどうなるのか思ってたけど、グレアムまで「レナルドお義兄様」とか呼んでて笑った。三兄妹化してる!

 

そんな主要キャラたちに負けず劣らず目立っていたソニアも面白い人でした。
なかなか大変な環境にいるようだけど、ポジティブナルシストっぷりはどこまで本音なのかな。
無理に明るく振る舞っていたところはあるようだけど、全部が全部演技ではないのだろうし。
邪魔な政敵は退けることができたけれど、魔術アレルギーの問題は解決しないままだし、これは「体質」として頑張って付き合っていくしかないのか。魔術当たり前の世界では大変ですよね・・・・・・

 

なにはともあれマクファーレンの問題は無事にクリア。
いよいよ次は結婚式でしょうか?
それとも小姑たちの妨害虚しく、お式をすっ飛ばして新婚状態がスタートするのか・・・?(書類にサインするときは中身にちゃんと目を通そうね!震)

 

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