にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者3 /香月航



にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者3 (一迅社文庫アイリス)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2018年6月刊。
元野生児・現淑女修行中の貧乏伯爵令嬢と、厄介な体質持ちの王太子の王宮ラブコメ第3弾。
小姑襲来で、いよいよリネットの実家の話となりました。
兄登場時は思いっきり笑ったのに、最後はなんかもう感動してしまった・・・・・・
今回も面白かったです。

☆あらすじ☆
ワケあり王太子殿下アイザックと相思相愛になった貧乏伯爵家の令嬢リネット。婚約式の準備も着々と進められ、後はリネットの父からの婚約承諾書が届けばすぐにでも婚約できるはずだったのだけれど……。父から「人違いではありませんか」という返信が届いただけではなく、王都へ来た兄からも反対されて!? 何で女装姿の兄さんに殿下との婚約を全面否定されなきゃいけないの!
兄さんより私の方が淑女だって見せつけて、殿下との婚約を勝ち取ってみせます!!
ワケあり王太子殿下と貧乏令嬢の王宮ラブコメディ第3弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

強力な後ろ盾も手に入れ、さぁ婚約だ!となったところで待ったをかけたのはリネットの実家・アディンセル伯爵家。
人違いではないか?という父の返信に憤慨するリネット。更には兄が女装して園遊会に現れ、結婚は認めないと宣言してしまう。
どうにかして兄を説得しようと、リネットは頭を悩ませることになるのです。

 

まず最初の登場人物紹介でギョッとしたよね・・・!
カラーイラストのリネットの隣の美女は誰?と思ったら兄だった!!とか、どういう状況なのか分からなすぎて笑うでしょ!

 

父はすっとぼけた返事を王太子に送りつけ、兄は女装して園遊会に忍び込み、更には王太子相手に威嚇しまくるという・・・・・・
リネットの心痛を察するに余りあります。
事実だけ並べると「いやぁこのお家を王家と縁付かせるのはちょっとぉ・・・」となってもおかしくない気がする。
むしろ王宮側の人々が全く動じないのがすごいのかも?
リネット、かなり愛されてますからね。素直な良い子だから可愛がりたくなるのもわかる。あと、大事な人のために本気で怒ったり泣いたりできる子って良い。

 

で、そんな兄登場から色々と騒動が起こるのが今回のお話だったのだけど、ようやくリネットの身体能力の秘密が明らかに。
どこの部族の出身だよとか思ってたけど、そうかぁ、その筋の人だったんですね。納得納得。

 

女装兄登場にはだいぶ笑ったけれど、終わってみれば感動的な家族ドラマを堪能していました。
お兄ちゃんが女装似合ってた理由、これは泣く・・・・・・変態おやじから嫌な目にあってたかもしれないけど、そういうのを妹の前ではおくびにも出さないできたんだろうな。たった3つしか違わないのに。そりゃ変な虫がついたら威嚇もするよ!

 

ところで、現在の「梟」は技術だけ継承してきたってことなんでしょうか。
今は諜報専門らしいけれど、伯爵領の困窮具合をみるに傭兵稼業的な感じで食べてたわけではないようだし。
リネットを守るための取引材料に使ったのが関の山といったところ?
その一方で王家を見守り続けていたらしいけれど、無給な上に認知もされてなかったとか・・・・・・忠義だなぁ。
まぁ前巻までの一連の魔術騒動では役に立たなかったわけだけど。アレはイレギュラーだから仕方ないのか。

 

なにげにリネットの嫁入り道具(?)ができたわけで、一段と頼もしいヒロインになってきた感があります。

毎度最終回みたいな収まりの良さなんだけど、次はどんな話になるのでしょうか。楽しみです。

 

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