竜騎士のお気に入り4 ふたりは旅を満喫中 /織川あさぎ



竜騎士のお気に入り: 4 ふたりは旅を満喫中【特典SS付】 (一迅社文庫アイリス)【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2018年5月刊。
海辺の街への旅行回。
メリッサから見た竜は可愛いけれど傍から見るとめちゃくちゃ怖いんだな・・・というのがよく分かる内容でした。
あと、メリッサ初めての○○が可愛かったです笑

☆あらすじ☆
「青の王竜の遺物を、捜索していただきたい」
竜が集まる辺境伯領の領主ヒューバードと婚約した侍女のメリッサ。婚約者となった彼女は、本格的に領主夫人の仕事を学びつつ、彼との結婚を強く意識するようになっていた。そんなある日、最近港町の領主に就任したヒューバードの友人の結婚祝いに向かうことに。初めての公務兼旅行を楽しみにしていたメリッサだったけれど、港町では竜にまつわる事件が待ち構えていて――。竜達にかかわることなら、ヒューバード様の婚約者として微力を尽くします!
堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジー第4弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

青の竜の鱗によって守られた港町・リッティア。
その領主夫妻の結婚を祝うため、メリッサとヒューバードは青と白を伴って仕事を兼ねた旅行に出ることになる、という第4巻。

 

海にはしゃいでたのにカナヅチ発覚でしょんぼりする青がとても可愛かった(笑)
拗ねてるよ〜〜ってメリッサにアピールする姿にキュンとします。もはや前回の親離れの話も忘却の彼方。いつまでも可愛い君でいてくれって感じだ・・・!
あと途中で棒付きキャンディ(違)ぺろぺろしてるのも最高でした。

 

一方のメリッサは領主夫人としての社交の練習もしなければならなくて。
そのお手本にできるような淑女・シャーリーとの交流はとても微笑ましいものでした。
竜が苦手だけど領主夫人としては先輩なシャーリーと、竜ならどんと来いだけど領主夫人としては不安なメリッサ。
互いの苦手を補い合える、良き友人になれるのではないでしょうか。こういう穏やかな女の子同士の友情って好きだなぁ。

 

さて、今回の本題はリッティアの街を守護していた竜の鱗の盗難騒動。
なかなかドキッとするスタートをきった事件でしたが、うーん、まぁ内容は普通かな?もう少し捻ってほしかったかも。
事件の真相は小悪党の嫌がらせみたいなものだったので、なんとも言えない肩透かし感。
いや、街崩壊の危機があったわけだから十分に大事なのだけど・・・!

 

とは言え、そのさなかに発覚したヒューバードと青の繋がりの話は面白かったです。
そういや前回冒頭でそんなこと言ってたなぁ。多色の騎士は珍しいとか何とか。
そんな回りくどいことするなら素直にメリッサと絆を結べばいいのに、とも思うけれど、そういうわけにもいかない様子。
前々から気になっていた「なぜ女性は竜と絆を結べないのか」という理由もようやく明らかになりました。
正直、普通に生態的な理由だったので4巻まで引っ張る意味はあまりなかった気がしなくもない?
でもモヤモヤしていた疑問が解消されたのでスッキリしました。

 

そして今回何よりも良かったのはヒューバードにとってメリッサがどういう存在なのかを改めて掘り下げられた点。
白とヒューバードの繋がりに対してメリッサが初めてのヤキモチを妬いたところも可愛かったのだけど、そこからのヒューバードの語りが良い。
物心つく前に白と絆を結び、あまりにも竜に近い存在になっていたヒューバード。
メリッサは人と竜との間を優しく繋ぐ存在だけど、それはヒューバードにとってもそうだったのですね。
メリッサを通して自己を認識できたっていうの、一心同体な白とはまた違った意味での唯一性を感じてときめきました。
こういうのだよ〜こういうの読みたかった!

 

ところでラストでヒューバードとメリッサがキスしてましたけど、あれ?もしや初めてか?
なんかいつも額とかだった気がするんだけど、どうだったっけ??

 

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