竜騎士のお気に入り3 侍女はしばらく帰省中 /織川あさぎ



竜騎士のお気に入り3 侍女はしばらく帰省中 (一迅社文庫アイリス)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2019年8月刊。
メリッサ里帰り回。
相変わらず竜が可愛い。人間の揉め事とか完全にスルーする感じも良い。
その人間の揉め事は少し予定調和なところが気になったかな・・・・・・

☆あらすじ☆
「一度、一緒に王都へ行かないか」
王城の侍女見習いから竜が集まる辺境伯領の侍女になったメリッサ。彼女は辺境伯領では、元竜騎士隊長の辺境伯ヒューバードの婚約者として扱われるようになったものの、国には認められていなかった。そこで、彼と正式に婚約するため、王都へと旅立つことに。両親へ挨拶をすませ、国に婚約を認めてもらうだけの帰郷。それだけのはずが、思わぬ事態に巻き込まれて――。どんなことが起こっても、ずっとヒューバード様と竜達と一緒に過ごすために、頑張らせていただきます!
堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジー第3弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

ずいぶんと大きくなった青の竜の独り立ちを促し、また、王都の両親に婚約の許しを得るため、久しぶりの王都行きが決まったメリッサ。
力いっぱいグズる青の竜をなんとか宥める一方、王竜の代理親となったメリッサの身柄を狙って国家間の政治的駆け引きも動き出しーー という第3巻。

 

ヒューバードの母方の親戚が「王竜に気に入られた女性の婚姻の話は国家間で扱うべき」的な話を持ち出したときは面白くなってきたぁ〜!とワクワクしました。

ただ、うーん、正直その期待に応えてくれる内容だったかというと微妙なところ。

竜騎士の存在で制空権を握られていると言っていたように、王竜を手に入れられるか否かでパワーバランスがかなり変化するわけですよね。
本気で「青はメリッサに従う」という認識でメリッサに粉をかけていたなら、もう少し上手くやった方が良かったのでは・・・と思ってしまう。
あんなバカ正直に敵フィールドど真ん中(王城)で待ち伏せてプロポーズとか、竜がヤダって言わなくても国に潰されそう。メリッサの存在が重要なのはイヴァルト側も同じなのだし、青連れて他所へ行かれたらめちゃめちゃ困るわけだし(実証済み)
ううむ・・・・・・従兄さん、いったい何がしたかったのか・・・・・・
むしろ本人も言ってるように、諸外国からちょっかい出される前に準備しとけよ〜という親切心からの言動だったと言われる方がしっくりきます。
おかげでメリッサとヒューバードの結婚話が国の手厚いサポートを受けられることになったのだし。準王族となったメリッサにそう簡単に手は出せないでしょうから。
でも彼の扱いは最後まで小物の敵キャラなんだよなぁ。

この辺の話は、メリッサが泣くほど追い詰められているようには思えなかったところが残念でした。

 

まぁでもそんなことは些細なことなんです。青がNOと言えばNOなんだから。
人間の都合なんてどうでも良いんだ。それが竜。格好いい。
青も白も人間の都合おかまいなしに好き勝手するけれど、そこにちゃんと人への親しみが見えるから竜は愛されるんだろうな。

 

さて、今回いちばん面白かったポイントは、なんといってもメリッサ父の反応でしょう。
もうめっちゃ笑った。
「第四厨房防衛指揮官です」(キリッ) → 「オスカー様に呼び出されたし・・・(๑˘・з・˘)」 の高低差は笑うしかないでしょ。
イラストは渋くて格好いいオジサマなのになぁー!!残念なパパ、とても好きです笑

 

余談ですが、かなりの時間をかけて親交を深めていくという竜と竜騎士の設定が明らかになるほど、ヒューバードと即決で絆を結び、メリッサを即決で嫁に決めた白の即断っぷりに笑ってしまいます。これは本当に規格外な話だったのねw

 

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